[RVR-02] いじりれき 1999/07

前回の記事に書いたとおり、ブルーバードの後釜探しを父に協力してもらったところ、見つけたという連絡があって、見に行った時の写真である。青とか黒のハイラックスやテラノに乗りたいと思っていた人間が、これを見てどんな気分になったか想像していただきたい。
色は褪せてるし、車内も汚れている。オヤジ、人の話ちゃんと聞いてた?と思った。乗れればいいってものじゃないのだ。
だが、結局この車を買ったのは前述のとおり。

ということで納車された。店の方である程度綺麗にしてくれていたが、自分的にはもう一声手を加えたいと思った。どうせやるなら自分の気が済むまでやってやろうと、徹底的やってみることにした。
まずは窓。全体的に曇って薄汚れていたので、油膜取りで徹底的に油膜を剥がした。これで新車のような透明渡の高いガラスに生まれ変わった。
それからボディの清掃。細かいところまでブラシをしっかりかけて汚れを洗い流して、それからワックスで念入りに磨きこむ。するとこれも新車の時はこんな色だったんだろうな、という深い緑色が復活。周りが映り込むほどツヤツヤになった。やればできるじゃないw
ワックスをふき取る時、雑巾が緑色に染まってしまい焦った。塗装が柔らかいようだ。あまり頻繁にやると塗装が剥がれてしまうかもしれない。
ちょっと意外だったのが、ボンネットフードとフロントガラスの間の黒い部分、プラスチック成型品だと思ったら、ボンネットフードの延長だった。当たり前のように黒色で塗装されている。この時はまだきれいだったが、手放す前には塗装が剥げて地のシルバーが見えるようになってしまった。
プラスチックパーツはクレポリメイトで拭きあげた。金属磨きはまだ知らなかったので、アニマルバーはクレンザーで磨いた。
アルミホイールは当時流行っていたスポークの多いタイプで、ここの掃除は大分苦労した。まだホイールクリーナーの存在を知らなかったので、多少汚れが残ってしまったが、まぁここは諦めた。
もちろん車内も抜かりはない。拭けるところは徹底的に水拭き。シートやマット類などもシートクリーナーでふき取る。
そうしてできあがったのが、上の写真である。購入前の姿からは想像もつかないほど綺麗に仕上がった。お前、実は結構男前だったんだな、と愛着が湧いたものだ。
この車にも当時のRV車の定番アイテムだった、いわゆる「カンガルーバー(別名:凶悪アニマルバー)」がついている。
ワイルドさを引き立てるアイテムとして、当時のRV車には当たり前のようにほぼ漏れなく装着されていた。むしろ付いていなければRV車に非ずという風潮すらあった。
もちろん自分も、RV車に乗るのにこれがなかったらカッコ悪いなぁ、くらいには思っていたのだが、オーストラリア人から「東京は街中にカンガルーがいるのかい?」と皮肉られるほど、カッコつけのためだけの装備だった。
そもそもカンガルーバーは何のためにあるの?というところを考えればわかる。文字どおりカンガルーを撥ねてしまったときに車をガードするための装備である。そんな装備で人を撥ねたらどうなるか分かるよね?ということで、RVブーム終焉と共に急速に廃れたのは周知のとおり。

RVRはスポーツギアという最高峰モデルがあったが、それはリアゲートの外側にスペアタイヤを背負っていて、いかにもRVって感じでかっこよかった。
だが、ウチの車はXというミドルレンジのグレードなので、スペアタイヤは背負っていない。じゃあどこにあるのかというと、バンパー奥のところに吊るされている。車内にすら置いてくれないというのがものすごく差別的だなと当時は思った。
まぁ、トランクを開けるときは、スペアタイヤを背負っていない方がはるかに便利だったりするのだが。というか今思えば、バンパー奥に設置できるスペースがあるわけだから、スポーツギアのスペアタイヤは完全にカッコだけであることが分かる。そういうところからもRVRの置かれたポジションが分かるような気がする。
リアのガラスはクリアである。当時はそれが普通だった。どうしてもという人はスモークフィルムなるものを貼っていたが、貼っている車は大抵疾しい車ばかりだった(偏見)。なので貼りたいと思ったこともなかったのだが、このくらいの時期にデビューした車に、プライバシーガラスと称するスモーク調のガラスが標準装備されるようになった。
街中でそういう車を見かけるようになると、自分でもだんだん車内が丸見えは恥ずかしいという感情が芽生えるようになった。だが素人がDIYすると失敗するというし、業者に頼むほどお金もかけられないし・・・。
そんなある日、カー用品店でレース状になった薄手のゴムシートのようなものが売られているのを見つけて試しに買って貼ってみた。レース状になっているので気泡に悩まされることもなく、割と綺麗に貼ることができた。スモークと比べたら微妙だが、それでも網戸が1枚あるくらいには中が見えづらくなったので気に入っていた。
車は小さいのだが、一丁前に2,000ccものエンジンを積んでいる。トルクフルで高速走行も難なくこなす快適なエンジンだった。ただし、トルクフルな分、アクセルの踏み始めを丁寧にやらないと、急加速して乗り心地が悪くなる。慣れるまでに少し時間がかかったが、慣れちゃったら運転しやすかった。
1年くらい経った頃だったか、エンジンがノッキングするようになった。最初はそれがどういう状態なのか分からず、そのまま乗っていたのだが、発車時にガコガコとエンジンが震えるようになってきたので、さすがにどこかおかしくなっているだろうと、ディーラーに持ち込んで点検してもらったら、エンジンの点火プラグに繋がるコードのうち1本が断線して点火不良になっていると説明された。
配線を交換して修理完了だったが、三菱といえばリコール隠しが代名詞になるほど、ひどいリコール隠しがあった会社だ。当時はまだリコール隠しが発覚する前だったが、これももしかしたら公表されていないリコール案件だったのかもしれない・・・。
さて、そろそろ室内のインプレもしておこう。

まずは運転席周りから。プラスチック感をあまり隠さないインパネになっている。ちょっとゴツゴツしている印象もあるが、まぁ、こんなものだと思う。
地上高はセダンとあまり変わらない程度の高さだが、座面が高いのでアップライトなシートポジションとなる。その分視界が高くなるので、短いボンネットと相まって見切りはとてもよかった。
この当時はさすがにCDを聞くことも増えてきたので、CDプレーヤ付きのオーディオを付けてもらった。常に何かしらの音楽をかけながら運転するのが常だったので、車内にはCDケースがゴロゴロしていた。
父親が再びカーTVを設置してくれた。例によってほとんど使わなかったが、北海道に行ったときに同行した後輩がネオジオを持参していて、この小さい画面に繋いで遊んでいたことを思い出す。よくこんな小さい画面でKOFとかやってたな・・・。
サンルーフが付いていたので、1人で乗っている時はほぼ開放。
そういえば、パワーウィンドウのモーターが腐っていたな。購入当初から動きがシブいなとは思っていたが、そういうものなんだろうと思ってあまり気にしていなかった。乗っているうちにどんどん動きが悪くなってきて、手放す前には開けるのに1分くらいかかる有様だった。これもまたそんなものだろうと思って直さなかったが、6年落ちの車のパワーウィンドウってそんなにヘタるものだろうか?
ミツビシの車は細かいところに気配りができてていいなと思う反面、こういう基本的なところが微妙なんだよな・・・。

リアシートはこんな感じである。シートは2人掛けになっている。大抵このクラスはリアに3人乗って5人乗りとするのだが、この車は4人乗りと明記されている。
シートがタイヤハウスにかかってしまうので、割り切って4人乗りとして、前後スライドが自由にできるようにしたようだ。このリアシートはRVRのセールスポイントのひとつである。TVCMでもバックスバーニーが足をびよーんと伸ばしているシーンが使われていた。当時の車としては、飛びぬけて足元が開放的だった。
リアゲート近くまでシートを後退させることができるようになっていたので、前席との間に1m以上のフットスペースを作ることができた。ただし、シートの座面が微妙に低く、座ると足は投げ出すような感じになる。サイドにアームレストが付いているので、割と安楽ではあったが、車が走っているときに足の裏が地面に触れていない状態というのは、踏ん張りが利かなくて何となく落ち着きが悪かった。足の裏を接地させようとすると膝が立つので、体育座りのような姿勢になってしまう。それはそれで微妙。
そこへきてご覧のとおりのラブソファーである。男は膝を立てると自然と離れてしまうので、隣に乗る人と膝がケンカしてしそうだな、と思った。
もっとも、シートアレンジ的には優秀であった。フルフラットにする時もきれいに倒せるし、椅子を前方に寄せれば割と広大なラゲッジスペースが生まれたので、変に動かないシートよりは万倍便利だった。
RVRはホワイトメーターを採用していて、文字盤もはっきりと見やすい。ただ、夜間照明は緑色の電球色だったので、そこは案外コンベンショナルだなと思った。
ある日、メーターに何に使うのか分からないボタンがあることに気付いて、試しに押してみたところ、

電球の色がオレンジに変わったwなんだこれ。
もう一度そのボタンを押したらまた緑に戻った。

遊び心だねぇw
写真が小さいのは、原本をロストしてしまったからだ。
