[RVR-01] MITSUBISHI RVR
グレード | X |
型式 | E-N23W |
色 | モーゼルグリーン/グレースシルバーメタリック |
全長/全幅/全高(mm) | 4360/1695/1690 |
車両重量(kg) | 1430 |
ミッション | 4AT |
駆動方式 | 4WD |
エンジン型式 | 4G63 |
エンジン種類 | 水冷直列4気筒DOHC16バルブ |
総排気量(cc) | 1997 |
最高出力/回転数(ps/rpm) | 160/6500 |
最大トルク/回転数(kg-m/rpm) | 19.0/4750 |
年式 | 1992(平成4)年式 |
購入年 | 1998(平成10)年 |
購入時走行 | 68000km |
ブルーバードは2年乗った。自分が乗りたいと思って買った車でなかったことはリンク先の記事をご覧いただきたいが、まぁ、ぼちぼち運転も慣れてきたし、そろそろ自分が好きな車に乗りたいなと思うようになってきたので、車検を迎えるタイミングで買い替えることにした。
この当時、自分が乗りたいと思っていた車はRVだった。RVと言えばハイラックスやテラノ、ちょっと古いところでビッグホーンなどが憧れだったが、新車でそんな車が買えるような身分じゃないので、年式の古い中古でもいいと考えていた。少なくともどんなに安かろうがもうファミリーカーには乗りたくはなかった。
この当時は車選びは雑誌か店頭しかなく、今のようにインターネットで探して見に行く、という時代ではなかった。相変わらず仕事もプライベートも忙しくて、なかなか車を探しに行く時間が取れなかったので、例によって父に今考えている方針を伝えて、探すのに協力してもらうことにした。
暫くして父親から連絡があった。いいのが見つかったぞ、と声を弾ませている。そこで店に見に行ったら、そこにおいてあったのが今回紹介するRVRだった。
RVRは見た目RVっぽい車ではあるが、RV車と名乗るにはちょっと邪道な感じの車、という印象だった。
車の状態は6年落ちで走行68000Km、48万であった。年式はそれほどではないが、走行がやや多い感じである。
前の所有者は、この車をあまり大切に乗っていなかったようで、車の四隅にもれなくこすり傷がついている。子供が乗っていた車だったのか、車内もあまり綺麗ではない。
しかも色が緑である。ブルーバードもなんと表現してよいか分かりづらい青っぽいシルバー、というあまりぱっとしない色だったので、次に乗る車は青とか黒がいいな、と思っていたのだが、よりにもよって不人気色の筆頭格として名高い緑である。。。
ということで、ファーストインスピレーションは決して良いものではなかった。
だが、今の自分の財力を考えたら、価格としてはこのくらいが精いっぱい。色にこだわって程度が悪い車を選ぶより、車種にこだわって極端な低年式・多走行車を選ぶよりは、この車の方がマシなはず。そう考えてみたら、少し見方が変わった。
汚れは掃除すればいくらでもきれいにできる筈だし、バンパーの傷はどうしても気に食わなかったら、そのうち解体屋とかで綺麗なものを探して交換するのもいいだろう。
まぁ、こんなのでもRVのはしくれだし、雰囲気はそれなりにある。サンルーフもついているし、シートアレンジだって案外多彩っぽい。
点数としては60点くらいだが、そういう車を自分が気に入るようにいじっていくのも面白そうだな、と考えて結局この車を買うことにした。
乗ってみたら思った以上に扱いやすい車だった。荷物は積めるし、見晴らしがよくて見切りが良い。エンジンも余裕があって高速運転が楽ちんだった。もちろん車中泊も難なくこなせる。そうやって使っていたら、だんだん気に入ってきた。
後輩と北海道まで9日間のドライブをしてきたのは、かけがえのない思い出である。
この車は2年弱で手放すことになってしまった。車は気に入っていたのだが、父が当時流行していたステップワゴンを購入したという話を聞いて、いいなー、と思っていたところ、父が病に倒れ、運転できなくなったから手放す、という話が出たので、すかさず手を挙げて自分が譲り受ける事になった。流石に2台持ちは出来なかったので、この車は手放そうと思ったのだが、色々あって暫く手元に置いておくことになった。