型式: E-JS12
ミッション: 4AT
駆動方式: FF
全長x全幅x全高(mm): 4350/1660/1330
車両重量(kg): 1280
エンジン型式: CA18E
エンジン種類: 水冷直列4気筒OHC
総排気量(cc): 1809
最高出力/回転数(ps/rpm): 115/6000
最大トルク/回転数(kg-m/rpm): 16.5/3600
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(平成2年~平成6年頃)
この車もソリッドな造形で好きな車でした。
ファミリアの調子が悪くなってきたので、それに代わる仕事用&普段乗りが欲しいと言い出し、中古屋をあちこち見て回ることになったのですが、カペラに引き続き、原付が免許を取った暁に乗れる車がよいという事で、原付の希望も聞いてもらえることになり、一緒になってあちこち探しました。
当時高校生だった原付が乗りたい車、と言えば、当然のことながらスポーツタイプなのですが、父は普通のセダンかワゴンタイプを希望していて、あれこれいいながら探したのですが、結局のところ、原付が見つけたこの車以外に二人の意見が合う中古車が見つからず、この車となりました。
(そのせいでこの車のトランクとリアシートに目一杯荷物を積んであちこち出かけていましたw)
我が家で始めてのリトラクタブルライトの車です。
スイッチにはスモールとライトの各点灯ポジションの他にヘッドライトを上下させるポジションがあり、リトラクタブルを上げた状態にして初めてライトが点灯します。
原付は昔からリトラクタブルの車にあこがれていたので、とうとう手に入ったのがうれしくて何度も遊んでしまいましたw
ある日、リトラクタブルを半目の状態で固定したまま走っている走り屋っぽい車があり、ちょっとカッコよさそうだったので我がガゼールでもやってみたくなって色々調べてみると、リトラクタブルを動作させるモーターの電源を外して、手動でライトを半分くらいまで下げて置けばよい(うろ覚えですが。。。)らしく、物は試しにやってみました。
バッテリーから電源を外し、リトラクタブルを調節していい感じに半目になったので、再度バッテリを繋いだら、スグに元に戻ってしまいました。
それで焦ってしまい壊したらまずいと思いそのまま作業は中止しました。
後になって良く考えてみたら、モーターの電源ケーブルを繋げたままだったというオチなんですけどね。
知らない事は怖い事です。。。(笑)
(リトラクタブルを開けた状態。奥には半廃車状態のファミリアが。。。)
ある年の2月ごろ、父の仕事の手伝いでこの車に乗って関越道を走行中、突然「バキッ!」という音とともに視界が真っ白になってしまいました。
父と二人何が起こったか分からないまま、よく見えないガラスを目を凝らして見ながら車を路側帯に止めました。
どうやら、前の車の踏んだ石かなんかがフロントガラスに命中して割れてしまったようです。
どうしたものかと思っていたところ、道路公団のハイウェイパトロールの人が通りかかり、どうかしたかと聞いてきました。
事情を説明すると警察に通報を入れてくれて、さらに暫く待っていたら警察も到着しました。
再度事情と状況を説明すると、交通事故の類ではないと判断したようで(こちら的には犯人を捕まえたいのですがどの車からの飛び石かも分からず。。。)、そのまま釈放となりました。
しかし、ガラスがヒビで真っ白なままなので、このままでは車を走らせることが出来ません。
この状態で自走して帰ることなど全く想像していなかったので、レッカーを呼んで欲しいとその場にいたハイウェイパトロールの人に伝えると、
「ガラス取っちゃえば運転できるよ」といいながら、ひびの入ったガラスを上から叩いて粉々にして、車内に散乱したそのガラスを今度はおもむろにほうきで掃きだしました。
外からガラスをたたき落としているので破片はシートにも散乱していて、こんなにしてどうするんだよ?と訝りながら様子を見ていたら、リアからフロアマットをはぎ取ってそれを逆さまにしてシートの上に敷いて、「この上に座っていけば大丈夫だから。」 といいました。
大丈夫だから、って。。。
そう言うならしょうがない、という事でフロントガラスが無いままの状態で再び出発。
こんな状態なので、用事はすべてキャンセル、いったん自宅に戻って仕切り直しをすることに。
しかし、今は2月。。。当然のことながらめちゃめちゃ寒いわけです。
エアコンの温度を最強に設定しても、手から足からどんどん冷えていきます。
そりゃ、時速100キロで走れば秒速27mですから、真冬の富士山に登っているような状態です。
途中サービスエリアに寄って温かい飲み物を買って、体を温めたりしながらほうほうの体で家にたどり着きました。
後日、ディーラーに修理の見積を出してもらったところ、8万円くらいかかると回答がありました(最近こんなんばっかりです。。。)
修理にお金をかけるのが惜しかったのか、他に乗れる車も有って修理するのが面倒だったのか、なかなか修理せず、窓の部分をビニールで覆って駐車場の奥のかつてのファミリアの定位置だったところに止めてそのまま放置状態となってしまいました。
(この車は上位機種になるとハイテク機能が満載になります。今見ると時代を感じる物ばかりですが(笑))
暫くして父の知人が車を探しているということでこの車を紹介すると、修理して乗りたいという事だったのであげてしまったそうです。
ガラスは知人の方が修理したようですが、暫く乗っていなかったせいか、ある日突然エンジンから煙を吐いたとかで、それから程なく処分されてしまったそうです。
カペラに引き続き原付の車になることのないまま旅立ってしまいました。。。