最後に・・・
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突然ですが、6年乗ったスパイクを手放すことになりました。
新たにステップワゴンを購入したからなのですが、その辺のいきさつはこちらをご参照いただくとして。。。
原付としては同じ車に6年乗ったのはこれがはじめて。
色々と思い出も有りますが、惜別の意を込めてその辺を振り返ってみたいと思います。
というわけでフロントから。
上の写真が購入直後の姿。下が手放す直前の姿。
こうやって見ると、やっぱり納車直後の方が車の艶がぜんぜんありますね。。。
購入時はModuloのエアロが付いていました。
ところがこのModuloのビレッドグリル、グリル中央に付いているでっかいホンダマークが不快な共鳴音を発していたので、ホンダマークを取り外して使っていました。
無限のエアロに憧れがありましたが、そうそう手が出るものではなく、このままModuloのままで行くつもりだったのですが、こちらの記事の経緯があって思いがけず無限のフルエアロをつけることが出来ました。
オプションに有ったかどうか定かではないのですが、フロントガラスも上部が青いスモークになっているガラスに交換されています。
LEDのデイランプは当初青いものをつけていましたが、車検に適合しないとの事で、車検の度に付けたり外したりを繰り返していたのですが、だんだん面倒になり、最後の車検を通した後はホワイトLEDのデイランプに落ち着きました。
スパイクで初めてローダウンとタイヤのツライチをやりました。
車の挙動がクイックになって運転しやすくなりましたが、純正系パーツメーカーにもかかわらず車高が下がりすぎなのか、アゴが出っ張りすぎなのか、フロントのアンダースポイラーをあちこちで引っ掛けるようになってしまい、アゴに傷が付くたびにがっかりさせられ、段差の度に運転に気を使う羽目になってしまい、かなり悩まされました。。。
また、最初の頃は幅寄せしすぎてアルミを縁石によくぶつけていました。。。
次にリア周り。
フロント同様、上が納車直後、下が手放す直前のもの。
リアのグリルについては、原付の最初期型ではプラスチックのぼこぼこした成型物が取り付けられていましたが、これが洗車の時にとても洗いにくかったので、前期型MC後のメッキタイプのものに交換しました。
無限エアロ化する際もあえてここだけはそのまま残したところです。
リアワイパーはご覧の通り起き上がった状態で停止するように改造してあります。
窓の下のほうに砂埃などが溜まらないのがいいですね。
ちなみにエアロが一切ないノーマル状態のスパイクは目つきが鋭いくせに、足元はなんとなく締りのないデザインになっていて、どこかコミカルでアンバランス雰囲気で、最初からエアロ取り付けを前提にしているかのようなデザインになっていました。
ボンネットを開けると、1500cc SOHC VTECのL15Aエンジンが鎮座召しております。
重い車重の割りにそれなりに頑張ってくれるエンジンでした。
最初の頃はリッター9~11キロ位をウロウロしている感じでしたが、エンジンの当たりがよくなってきたのか、はたまたエンジンマウントブロックもどきを取り付けたせいか、13~15キロ辺りで安定するようになりました。
アーシングをしたり、エアクリーナーを交換したり、ちまちまいじりましたが、基本的にエンジンはあまり手を入れませんでしたね。。。
室内。フロントの写真。
スパイクは室内高があるので、こんな感じで上から狙った写真が撮れるのがいいところです。
徹底的に初期状態に戻した後です。
色々取り付けていた頃が懐かしいですw
室内高の割りに着座位置が低いので意外と運転しやすかったですね。
それと車内いたる所に収納が設けてあり、最初はそれが凄いとは思わなかったのですが、ステップワゴンが思いのほか収納が少なくて、スパイクに積んでいた小物を収めるところがなくなってしまい、その時初めてスパイクの収容力の大きさに驚愕した次第です。
スパイクのウリでもあった7速マニュアルモードは結局ステアリングにつけたスイッチの使い辛さがネックとなってあまり使うことはありませんでした。
こちらにも書きましたが、たかだか1500ccのエンジンでミッションを7段に分ける必要は全くなく、これについては正直5段階ぐらいで十分だったのではないかと今でも思っています。
一方、大いに役に立ったのが、ATレバーにつけられたスポーツモードボタン。
ミッションがCVTのため、どの領域でボタンを押しても大概エンジンブレーキがかかったので、かなり重宝しました。
またこのボタンをダブルクリックするように2回連続でOn/Offを行うと若干強めにエンジンブレーキがかかる裏技のようなものがあって、自分がかけたいエンジンブレーキの強さに応じてボタンを押す回数を調節できたのが面白いところでした。
メーターはホワイトメーターにレッドの照明が付いていますが、これが長距離となると意外と目が疲れることが分かり、最終的にはELメーターをつけていました。
明るさが調整できるのがメリットです。
原付の乗っていたグレードはAのLパッケージというもので、スパイクの中ではターゲットグレードとなっていたものだと思います。
基本的なグレード構成が上からW、A、Yとなっていて、それぞれにLパッケージのオプションが設定できました。
Lパッケージは、本皮ステアリングや、オートエアコン、ディスチャージヘッドランプなどの快適装備が充実していて、それでいて価格差は10万円なので、もう付ける事が前提といわんばかりのオプションです。
一つ上のWになるとリアの左側ドアが電動化されていたり、運転席シートのハイトアジャスターが付いていたりと更に充実するのですが、価格的にかなりあがってしまい、Lパッケージ付きを狙うことが出来なくなってしまうので、原付はWの装備は諦めて、AのLパッケージを選びました。
これはこれで非常に満足度の高いアイテムだったのですが、強いて言えばWについているハイトアジャスターは標準装備としていただきたかった所です。
一応、フロントシートを倒すとリアシートと繋げることが出来ます。
が、リアシートは殆ど倒せません。
この状態では原付の身長だと足を伸ばして横になれるだけのサイズがないので、あくまで休息用。
車中泊用としてはもう一工夫ほしいところですね。
特にリアシートが倒れないのは大問題です。
デミオのKarakuriシートのようなギミックを使って実現してほしかったですね。
リアシートについては何もない空間にベンチを置きました的なレイアウトになっています。
これはリアシートを畳んだ時に大きなスペースを生み出すための工夫なのだと思いますが、いくらなんでも、ちょっとリアに乗る人を虐げすぎなんじゃなかろうか、という気もします。
座面は浅く、背もたれは気持ち倒れるのみ、ろくに掴まる所もないという状態なので、商用バンのシートをいくらか豪華にした程度、という風情です。
原付はそれほどリアに人を乗せることがなかったので、あまり影響はありませんでしたが、そういう使い方をする人はモビリオに乗りなさい、ということなのかな。。。
それと、リアのウィンドウが、フラップ式なのもダメなポイントです。
フラップ式、というだけで、後席への外気の導入がうまくいかないのはもちろんのこと、リアにプライバシーガラスが設置されているので、親戚などが見送ってくれたときに、後席の人は手を振って挨拶することも出来ないのです(外からは見えないから)。
これはかなり重要な問題だと思います。
しかしながら、ツールとして使おうとすると、この車は威力を如何なく発揮します。
FIT系列の車は全てそうなのですが、シートの座面はチップアップできるようになっていてシート下空間も含めて大きなエリアを作り出すことが出来ます。
特にスパイクは全高も高いので、その空間はかなり広大なものになります。
嵩の張るものを入れたり、場合によっては洋服をたたまずに吊り下げて運んだりすることも出来ます。
さらには、窓を隠すと着替えも容易に行えるくらいの空間となります。
しいて言えば、床に設置された座席のバックルの出っ張りはどうにかして欲しい所でした。
トランクルームはこんな感じ。
Lパッケージには、リアの床面がプラスチック?の板になるオプションが付いていて、汚れてもふき取るだけで済んだのはなかなか良かったです。
ただ、細かい傷が付き始めると目立ってしまうのが若干残念なところですね。
リアは思い切ってクウォーターウィンドウをつけないデザインとしたため、その部分が丸々収納になっています。
もともとは、ここにウーファースピーカーが付いていたのですが、あまり音が良くなかった(設置場所の問題?)ので外してしまいました。
オプションで、ここを小物入れにするものも有りましたが、結局原付は取り付けずじまいでした。
でもこれだけでもかなりのものを収納することが出来、特にマニュアル関係を仕舞っておくのに便利でした。
リアスピーカーの脇のふたの部分も小物入れになっています。
また、
床面の板を持ち上げると、ここも小物入れになっていました。
この小物入れをどかすと、その下にスペアタイヤが収納されています。
奥の方に写っているオレンジ色の部品は、トランクを開けて、これを屋根として使ったような場合に物を引っ掛けられるフックが付いているのですが、あまり重いものを引っ掛けるドアが重みで閉まってしまうので、それを防ぐために、トランクのアームに取り付けてロックするための部品です。
原付は一度も使う機会がなく、ずっと定位置におかれたままでしたが。。。w
そして、リアシートをたたんだところ。
座面が足元部分にダイブダウンするので、ほぼ完全なフラット空間になります。
車中泊の時はここに布団を敷いて寝泊りしましたが、冬場は若干寒かったのが難点といえば難点でしたね。。。
うまく使えばリビングのようにも使うことが出来ます。
小さなテーブルをおいて鍋を囲ったりしたのが懐かしいですw
という事で、一通り振り返ってみましたが、車格の割りに使いでのある車でした。