メンテナンス2 ~スパークプラグの交換~
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ということで、翌日。
雨の予報が出ていましたが、幸い天気は晴れ。
んが、中国大陸から黄砂飛来で、辺りはもやがかかっているようです。
そして花粉も盛大に飛んでいるようで、朝からクシャミが止りません。。。
でも明日には車を預けないといけないので、重い腰を上げて作業を開始することにしました。
まずは一番てこずりそうなスパークプラグの交換から行うことにしたのですが。。。
原付はプラグ交換は実は初めての体験で、エンジンをいじくり倒せるほどの知識が無いので、ずっと尻ごんでいたのですが、ネットに詳しい情報が出ていたので、意を決してやってみることにした訳です。
前日のうちに手順を頭に叩き込んでイメージトレーニングしてから望んだわけですが、心配だったのが工具の不足。
という事で、まずは工具の確認からする事に。
プラグを保持できるプラグレンチなる工具がいるとの事で、工具箱を探すと、ソケットはあったのですが、磁石やゴムが付いていないもので、プラグを全く保持してくれないものだったので、工具の調達から。
近所のオートバックスに行ってみると、プラグレンチが全く売っていません。。。
#何屋なんだよ!
でも、ワゴンセールでいくつか掘り出し物を見つけたので、ゲット。
これはまた別の機会に。
で、今度は近所のドイトに行ってみると、こちらにはパーツが潤沢に揃っていました。
16mmのマグネットつきプラグレンチと3本セットのエクステンションバーを購入。
プラグレンチは1,980円、エクステンションバーは980円。。。
プラグレンチ高すぎ。。。
原付のラチェットは首振りの機能がない安物なのですが、このエクステンションバーは差込が2段階あって、一段目で止めると首振り、奥まで押し込むと、固定となるスグレモノ(?)です。
まぁ、普通の首振りラチェットに比べれば可動範囲はささやかなもので、気持ちの問題ですけどね。。。
でもこの3本セットが後で大いに役立ちました。
店の駐車場の奥の方がガラガラに空いていたので、そこで作業させてもらう事にしました。
また工具の不足が出た時にすぐ対応できますからねw
ということで早速作業開始。
まずはエンジンのヘッドカバーを外します。
奥二つ、手前二つの10mmのネジで留まっています。
これを外すとカバーが外れるわけですが、下のイグニッションコイルを留めているネジとカバーを留めているネジが共締めのようになっていて、カバーを外すときに2番目のネジは一緒に外れてしまいました。
また、4番目のネジはうまく分離してくれたのですが、他のと違って、ヘッドが長いので、普通のソケットでは外せそうにありません。
一緒に外れてくれた方が良かったか。。。
10mmのディープソケットは持っていないので、ここはメガネレンチで外すことに。
まずは作業しやすそうな4番目のプラグから。
イグニッションコイルを留めているネジを外し、電源のプラグを抜くとコイルが上に引き抜けます。
エンジンが若干後ろに傾いているので、引き抜く時は上部をうまく傾けながら抜かないとなりません。
ということで、抜けたイグニッションコイル。
次はプラグ本体なのですが、上から覗いてもプラグの様子は全く見えません。
ということで、先ほど購入したエクステンションバーで深さの調査をすると、丁度真ん中のバーの長さが丁度よかったので、これにラチェット本体とディープソケットを接続して、ゆっくりと、下まで降ろします。
ソケットと噛み合ったことを確認して、回していくと無事プラグを取り出すことが出来ました。
とりあえずお約束の新旧比較。
古い方は程よく焼けて狐色になっていて、プラグ先端も若干角が取れて丸くなり始めています。
今回買ったプラグは、デンソーのイリジウムパワーVK20というものです。
イリジウムシリーズはタフとパワーとレーシングの三種類があって、レーシングは競技等で使うようなものらしく、またタフというほど耐久性重視でもないので、真ん中?のパワーを選択した次第。
ちなみに1個1500円でした。
箱を開けてみると、イリジウムプラグはやたらと先端が細いですね。
火花は一点から飛ぶらしいので、このくらいの細さの方が安定するのかな?
まずはラチェットのエクステンションバーから先を分離して、ソケットに新品を取り付けた後、手でねじ込んで行きます。
手締めで回らなくなるまで締めてからあとどのくらい回すかを決めるからだそうです。
ということで回らなくなったところで、ラチェット本体を取り付けて、締め込みをするのですが、本来はトルクレンチを用いて指定したトルクで締め込みを行うらしいのですが、普通のラチェットである程度感覚で締め込みしても大丈夫らしいです。
メーカーホームページにも締め込み量の情報が出ていました。
ちなみにここで強く締め付け過ぎると破損してしまうらしく、破損してしまうと素人にはどうにもならず、修理に出さないとならなくなるらしいので、一番緊張する場面です。
この車の場合、締め込みは、手で回せなくなってから1/4~1/3回転程度との事です。
ゆっくりと、慎重に締め込みを行い、無事完了。
で、新品のプラグの場合は、ここで、一旦緩めて、再度手締めをした上で、再締め込みをしなくてはならないそうです。
その通りに作業したあと、イグニッションコイルを戻して一旦エンジンを点火してみることに。
無事にエンジンがかかり一安心。
ここまで来ると、後は同じ作業を3回繰り返すだけなので、気分的にかなり楽になります。
最後の1本目のイグニッションコイルが上のブレーキオイルのリザーブタンクの配管に当たってうまく抜けず、一瞬うろたえましたが、配管の隙間をくぐらせるように引き抜くと無事抜けました。
全て完了したら逆の手順でヘッドカバーを取り付けて作業完了。
この後、各フィルターの交換を行ったのですが、その辺は次のページで。
で、帰り道少し車を走らせてすぐに気が付いたのが、エンジンの吹け上がりが以前と比べてかなりスムーズになった感触がありました。
普通にアクセルを踏み込むと、今までよりも若干低い回転数でシフトチェンジをしていくようになり、エンジン音はだいぶ静かになったような感じがしました。
高速でアクセルを吹かすと、吹け上がりがかなり軽くなったような印象もあり、錯覚も有るような気がしますが、精神的な満足感はかなり高いものです。
#まぁ、エンジンオイル、ミッションオイルをほぼ同時に交換しているので、相乗効果があったからかもしれませんが。。。w