車内静音化について考える・3 [床下ノイズの遮音]
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ということで、続き。
今回は床下からのノイズの遮音に付いてです。
今回買ったアイテムは「ひびかん象」といういかにも家庭向けなネーミングの商品。
説明を見ると、階下に対して防音効果が得られ、また断熱性があるので、部屋も暖かくなる、というようなことが書いてあります。
その説明を見る限りでは、音の発生源が自分(というかインサイド)で、他の家(というかアウトサイド)へ音が伝わるのを防止する効果があるようなので、厳密に考えると、原付が目指している静音化とは音の発生源が全く逆になってしまうのですが、特に表裏の指定も無いようですし、中から外に漏れないなら外から中も効果が出るでしょう。
また、見逃せないのが断熱効果。
言うまでもなく車中泊の多い原付にとって、冬場の車内が暖かく過ごせるのは重要なことです。
まぁ、ボディサイドのサービスホールや窓ガラスなどから抜けてくる冷気も無視できない物になると思うので、気持ちの問題になってしまうかもしれませんが。。。
という事で早速設置開始。
まずは作業の邪魔になるサードシートを取り外してしまおうと思います。
取り外しの手順についてはこちら。
取り外した後は、早速防音シートの取り付けですが、元が四畳半の正方形サイズなので、これを大体2:1の比率でカットします。
これで両方のタイヤハウスにやや掛かるくらいの幅になります。
今回はカミさんに手伝ってもらうことができました。
後ろから順に前に向かって作業していくわけですが、セカンドシートの辺りで一旦カット。
縁の要所要所にマジックテープを貼り付けて床のカーペットに固定します。
敷きながらカミさんが、「この上にいると結構暖かいね」 と感想を漏らしました。
言われてみると靴を脱いで上がっていても底冷えのような寒さを感じずに作業が出来ていることに気が付きました。
これは車中泊の時に威力を発揮してくれそうです。
セカンドシートは、外し方の資料をディーラーで貰っていたのですが、分解が面倒っぽかったのと、スライドさせながら敷けば対応できそうだったので、外さずにやります。
で、最後にフロントシート。
フロントシートに付いてはシート下の空間も貼りたかったのですが、回転機構が付いている上、純正のカーナビなどの配線があって、隙間が殆どなかったので、ここはカットすることに。。。
シートがずれると困るので、ここはマジックテープを多めに貼っておきます。
とりあえずこんな感じに仕上がりました。
外しておいたサードシートを戻した後、最後にフロアマットを戻して完了ですが、加工前に「こんなツルツルなシートを敷いたらフロアマットが滑るんじゃないか」と気になっていたのですが、思ったよりなじんだ感じなり、殆どずれなかったので、このまま行くことにします。
ということで元に戻して作業完了。
早速、近所を一周してみると、一つ前の記事に書いたドアパッキンの加工の時よりも音が小さくなったことをはっきり感じることが出来ました。
まぁ、防音素材じゃなくても一枚遮るものがあればそれだけ音は小さくなるはずなので、こんなものと言って良いのか何とも言えない感じですが、全体的に見れば静かになってきているので良しとしましょう。。。