ワンセグアンテナの交換と取り付け
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以前、この記事で書いたワンセグチューナーのアンテナですが、こちらにも書いたとおり一週間と経たずにサビが出始めてしまい、サビチェンジャーで延命措置を図ったのですが、なんと台座側のマグネット周りまでサビて腐ってしまい、使い物にならなくなってしまいました。
そもそも本来車両にツノを生やすのが嫌なので、出来ればアンテナも室内に設置して完結させたいのですが、室内だと受信感度が極端に悪くなって殆ど何も映らなくなってしまうので、やむを得ず車外に設置していたわけです。
が、よくよく考えてみたら、それってアースが取れていないだけじゃないのかなと思って、ちょっと実験してみることに。
アンテナのアースは磁石部分にあると考え、アースが取れる場所、ということで手っ取り早くAピラーの鉄板に付けてみることにしました。
これで映れば、室内でアースが取れる場所を考えて設置すれば使えるということになるわけですが、残念ながら受信感度は全く変わりありませんでした。。。
次に考えたのは、そもそも地上デジタル放送もアナログ放送と同じUHFアンテナで受信しているわけだから、車載のアナログアンテナがUHFを受信できればどうにか対応できるんじゃないかと言うことです。
極端な話、ピンジャック形のアンテナ端子を同軸形に変換できれば使えるんじゃないの?と簡単に考えていたのですが、調べてみたところ、従来のアナログアンテナはダイバシティ方式と呼ばれるもので、いわばアンテナを4本立てておいて、チューナー側で一番感度の良いアンテナを自動的に切り替えながら使うというイメージのシステムなのだそうです。
原付の使っているワンセグチューナーユニットは当然のことながらアンテナの自動切換えが出来ないので、仮にUHFが受信できたとしても、結局どれか一つのアンテナしか使えないということになってしまい、受信感度の面から言うとイマイチの性能しか出せないらしいです。
そんな訳なので、アナログアンテナの流用も諦めることにしました。
それでサビてしまったアンテナの代替品が無いものかと調べて、見つけたのがこれ。
シャークアンテナ
言うまでも無く、BMWなどに使われているシャークアンテナの類似品の類ですが、このアンテナはブースターを内蔵していて、ネット上でも割と良い評価が出ていたので、ぽちっと購入してみたものです。
数日後到着した商品を開けてみると、アンテナ本体はマグネットと両面テープで固定するタイプで、チューナーユニットへ接続するアンテナ線と、ブースターの電源コードが添付されていました。
アンテナの端子は現在のワンセグチューナーに接続する端子がSMAと呼ばれる同軸ケーブルの細い版のような感じの端子だったので、SMAタイプを購入しました。
電源コードは特に端子類の加工がされておらず、一般的には圧着端子などで、フロント周りの電源コードなどに接続する感じになりますが、取り回しを考えて、シガーソケットの端子をつけておくことにしました。
シガーソケットもおなじみエーモンのものを購入。
シャークアンテナの最後部からアンテナ線が出ていて、これが取り付け方によっては若干ダサい感じになってしまうのですが、ステップワゴンは幸いルーフ後端に設置してもゲートを開けた時に干渉しなかったので、あまり線を目立たないように処理することが出来ました。
位置決めはちゃんとやると少し面倒くさいのですが、丁度リアスポイラーの中央部に出っ張っている所があり、それと位置を合わせることで、センターとすることにしました。
配線加工はそれほど面倒なところも無いので省略しますが、これを助手席に設置しているチューナーに接続してあげれば作業完了です。
早速スイッチを入れてみると、期待通りそこそこのチャンネル数をスキャンしてきました。
もしかしたら今いる地域の電波強度が高いだけかもしれないので、念のため、ブースターの電源を切ってみると、それまでそれなりに鮮明に映っていた映像がいきなり途切れてしまい、また電源をONにすると映像が復旧するという挙動を見せたので、ブースターもしっかりと働いているようです。
ごついワンボックスにシャークアンテナが似合っているかどうかはともかく、目立たない感じに取り付けられたし、当面サビる心配もなさそうなので、まずは満足です。