J-PHONE SHARP J-SH08
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J-SH04はそれなりに満足して使っていたのですが、どうも折りたたみ式と比べるとバータイプの電話機は安っぽく見えるのとポケットなどの納まりが悪いと言うことで、原付も折りたたみ式の携帯電話が欲しくなってしまいました。
J-SH08でカメラの画素数が31万画素にアップしたことから買い換えました。
この当時はまだモバイルカメラ付き携帯というのは今ほど一般的ではなく、カメラ無しの機種も多かったのですが、原付的にはやっぱりカメラ付きの機種にしたかったのと、当時は日本語入力や変換の挙動がメーカーによってだいぶ違っていたのとで、無難に同じシャープ製にしておきたかったのもこの機種を選んだ理由です。
さらに、背面にも小さいながらカラー液晶が設けられ、着信時やアラーム時にアニメーションするのも興味を惹かれました。
SH04の時はカメラの脇に鏡が付いていて、それを使って自分撮りをしたのですが、この機種はこのサブディスプレイにカメラの映像を映し出すことができ、よりウマく自分撮りができるようになっていました。
しかし、正常進化モデルという位置づけのせいか、SH04ほどのインパクトは無く、機能をあれこれいじって楽しむというよりは、もっぱら通話・メールを中心とした実用的な使い方がメインでした。
画素数が向上したことでQVGA(320x240ピクセル)の写真が撮れるようになったのですが、確かにQVGAで撮影すればそれなりに見栄えのある写真になるのですが、いかんせんこの機種も外部メモリが増設できなかったことから、撮影した画像を外へ出すには相変わらずメールに添付して送信する必要がありました。
ところがそのメールには従来どおりの画像しか添付できず、メールにQVGAサイズの画像を添付したときは、相手先には4分割のメールとして送信されるようになっていました。
4分割といっても、添付データをデータ的に4つに分割するのではなく、QVGAサイズを4つに切り分けた写真をそれぞれ添付して4通のメールとして送るという独特な方式で、PCなどに送った時は添付ファイルをローカルに保存してからペイントなどで4枚の画像を合成しなければならないという何とも不便なものでした。
画像サイズこそVGAサイズにはなりましたが、その画質は相変わらずおもちゃの粋を出ず、旅行などでの記録用に使うには物足りず、結局旅行の際には、デジカメかフィルムカメラを別途持ち歩いていたので、写メールは思いのほか使いませんでした。
それからこの機種の一番ダサいところは頭の重さ。
上の写真の通り、開いた状態で台などに置くと、足(ボタン側)が持ち上がってしまいます。。。
この機種を使っている時に、J-PHONEが英Vodafoneの傘下になり、以降ボーダフォンブランドとして新機種が発売されるようになりました。
この辺りからなんとなくキャリア流浪の民になりそうな雰囲気もあったのですが、鳴り物入りで後述のV601がリリースされたことから原付も機種変更に踏み切りました。