Vodafone SHARP V601SH
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J-PHONEからVodafoneにブランドが変わり、ブランドカラーも赤へと変更されました。
Vodafoneに変わってから最初にシャープから発売された機種がこれでした。
ブランドカラーに合わせたのか、当時の携帯では珍しかった真っ赤なボディカラーが用意され、派手好きだった当時の原付は迷わず赤(ブレイズレッド)をチョイス。
また当時は珍しかった2者間完全定額の「Love定額」というプランが発表され、カミさんも旧J-PHONEの携帯電話を使っていたので、二人でプランを変更してその恩恵を存分に受けることが出来ました。
全体的にボリューミーなデザインですが、一部にアルマイト塗装?のようなつや消しメタルの塗装が施されていて、新生ボーダフォンの意気込みが感じられる、非常に質感の高いものでした。
スペック的には画面のサイズが一回り大きくなり、背面のサブディスプレイもそのまま残って、前に使っていたJ-SH08の正常進化版ともいえる内容です。
モバイルカメラは一挙に200万画素の大台に乗り、しかも携帯初のオートフォーカス機能が搭載され、また動画機能も強化されて長時間の動画撮影もできるようになりました。
さらにようやく外部メモリとしてSDカードのスロットが設けられたので、撮影した画像をすぐにPCへ取り込むことが容易になり、これは非常に使い勝手の良いものでした。
これでデジカメを持ち歩かずに済むかと大いに期待したのですが、以前の機種と比べれば雲泥の差ではあるものの、画質が相変わらずピンホールカメラレベルで、フォーカスを合わせて撮っている割には全体的に甘い写真だったのが残念なところで、やはり餅は餅屋なのか、とがっかりした思い出があります。
これは動画撮影も同様で、光の強い場所で撮影すると、すぐに飽和したり色合いが赤っぽく変色したりで、おまけ機能の域を出ないものでした。
ちなみに撮影した動画は、付属のAVケーブルを使ってテレビへ出力できるようになっていましたが、携帯を普通に構えて撮ると当然縦長の画像になってしまい、折角の大画面の一部に縦長の映像が表示される状態で、やや使いにくいものでした。
携帯を横倒しにして撮影すれば、綺麗に映し出せてよいのですが、横位置で撮影すると構えるポジション的にやや不自然な感じがあって、結局あまり使うことはありませんでした。。。
この辺の機種からmp3の再生がサポートされるようになり、携帯プレイヤーとしても使えるようになりました。
原付もオプションのハンズフリー兼用のリモコンを購入し、mp3をSDカードに入れて使っていましたが、まだ原付にとってmp3がさほど身近でなかったのもあり、CDをmp3にいちいち変換する手間を考えると面倒だったので、余り使用頻度は高くありませんでした。