0147 – DDI Pocket Kyocera PT-101

DDI Pocket Kyocera PT-101


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原付が初めて手にした携帯電話です。

高校卒業と同時に、当時親が使っていたものをそのまま借り受ける形で手に入れました。

親が当時無料で配るように売られていた携帯電話を新たに買った事からお下がり的に回ってきたものです。

当時としてもかなり古臭い設計だったと記憶していますが、いかんせん通話以外の機能は貧弱そのもの。

まだ携帯電話を使ってメッセージのやり取りをする、という概念が無かったので、当然のごとくメール機能はなし。

液晶部分は11桁くらい?の数字が表示されるだけのもので、発信した番号の確認や発信者の番号が分かるくらいの機能しかありませんでした。

電話帳機能もなく、その代わり短縮ボタンが4個割り当てられていました。

マナーモードは「なにそれ?ウマいの?」というレベルでバイブレーターもまだ付いていません。

もっとも、携帯電話にバイブレータが付くのはもう少し後になってからだったと思いますが。。。

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今ではありえないのは、携帯のボタンロック機能がハードウェアスイッチだったこと。

つまり、物理的なロックスイッチが本体脇に付いていて、そのスイッチをONにするとキーロックがかかる仕組みになっており、セキュリティ云々というよりは、あくまで誤動作防止のための機能です。

当時は携帯を悪用するという概念が無かったのかもしれません。

そう考えると平和な時代だったんだなぁ。

高々15年ちょっと前の話なのに。。。

それはさておき、当時PHSといえば、地下鉄に乗っていても電波が入る反面、高速移動する車では基地局間の切り替えが間に合わずに通話が切れてしまう電話という認識で、車の高速移動が少ない都市部で需要があったように思います。

通話の音質は携帯電話(ってPHSも携帯電話ですが。。。)よりも格段に良かったのですが、いかんせんエリアがそんなに広くなかったので、ちょっとした地方都市ですら使い物にならないものでした。

しかし、都内で利用する限りでは、今のように電車の中でしきりにマナーモードにするようアナウンスが入る時代でもなかったので、地下鉄の車内でも連絡が付くことに当時は結構メリットに感じていました。

今ではいつでも繋がってしまうというのは逃げ場なし、という意味でうっとおしいですが。。。w

というか、近頃はあまり聞かなくなりましたが、携帯電話の電磁波が心臓ペースメーカーやら脳やらに影響を与えるという話、あれは結局なんだったんですかね?

知人のお母さんがペースメーカーを入れているですが、日常的に携帯電話で通話しててもそれを医者に止められたという話は無かったようですし。。。

いつの間にか医療器具や身体への影響を与えるという主張は聞かれなくなり、代わりに他の乗客への迷惑防止というスタンスに収束して行ったのは周知の通りです。

これって結局、携帯電話が普及し始めた頃、20代前後の若者から普及したことで、公共の場所でのマナーが問題になったりしたのは確かなのですが、看過できないマナーの欠如に世間がヒステリックに反応したことと、流行に付いていけてないミドルエイジの人たちの僻みがごちゃ混ぜになって、鉄道会社がその辺ちゃんと検証しないまま先走った事が原因ではないですかね。

猫も杓子も携帯電話を持つようになった今では、ミドルエイジの人たちも当時の若い人たちと五十歩百歩レベルでマナー違反してるし、上述の通り現在はヒステリックな論調が収束してきていることがその証明になっているような気がしないでもありません。。。

もっとも、今時電車の中で延々と馬鹿話をしている人は老若男女問わず死ねと思いますが。

一年ほど使っていましたが、父が後述のデジタルホンの電話を譲ってくれたことから、解約。

Posted by gen_charly