オーディオプリアンプを取り付ける実験・1
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近年、同乗者からiPodや携帯電話などでMP3の再生をしたいという要望が多くなって来たのですが、AVN-7705HDの外部入力は一系統しかなく、既にワンセグチューナーが繋がっていたので、要望に答えるべくとりあえず家に転がっていたAVセレクターを使ってワンセグとそれ以外のオーディオ入力の2系統に分岐させてみたのですが、MP3や携帯電話のBlueTooth経由の出力が小さい(というか、AV入力のボリュームが小さい)ので、ナビの方で相当ボリュームを上げないと殆ど聞こえない状態でした。
音量を上げたあと別のメディアを再生する前に音量を下げるのを忘れたりすると、思いがけず爆音かます事になって心臓に悪いので間にプリアンプを挟むことにしました。
それでネットなどで調べてみたのですが、車載用のプリアンプはどれも高価で手が出ないので、楽器用のプリアンプで代用できないかなと思って探していた所見つけたのがこれ。
用途はバイク用とのことですが、そのお値段は爆安の2500円!
もちろん中華製で、果たして使いものになるのか疑問でしたが、ネットを検索してみると取り付けにチャレンジした人も居て、それなりに使えているようだったので、それならいいやと入手する事にしました。
で、到着。
まぁ、いかにも中華製っぽい外箱で、余り品質は期待できなさそうです。。。
箱を開けてみると、意外や意外、思いのほかまともなアルミ製と思われる赤いケースに収められた筐体が一つ、それから電源コードの切れ端と、小さな紙に書かれた注意書きが一枚入っていました。
前面、背面パネルにプリントされた文字や目盛りは余り綺麗ではなく、この辺は価格相応という感じです。
出力は、このままスピーカーに繋げるのが本来の使い方なので、RCA端子の出力がありません。
なので、まずはこれをRCAピンジャックに変換する必要があります。
その辺も上述の方が解決していて、スピーカーケーブルの反対側がRCAになっているケーブルというのが売られているということでそれを入手。
それとこれも上述の通り、付属の電源ケーブルは途中でぶった切られている切れ端だけなので、これは以前買って余らせていたシガーライターのソケットと接続する事にしました。
ソケットは余っていたのに肝心のギボシ端子を切らしていたので、今回は2pinのコネクタで接続してみる事にしました。
ということで、早速車に持ち込んで接続試験をしてみることに。
まずは設置場所をどこにしようかということで、あちこち置いてみたのですが、中途半端に邪魔だったり、寸法が合わず設置できなかったりとイマイチうまく行きません。。。
そうこうしている内に見つけたのがココ。
フロントの小物入れです。
しかし、ご覧のとおり、設置用の足がはみ出ています。。。
そこで、物は試しにケースをばらして中身だけを置いてみるといい感じに収まりましたが流石にむき出しで置くのはやや憚られるものがあります。
ということで、設置場所はひとまず置いておいて、先に動作確認をしてみる事にしました。
一通り配線を済ませて電源を入れてみたところ、シューッという音と共に何かが焼けるような音がしたかと思うと、次の瞬間スピーカー端子の辺りから煙と基盤が焼けるステキな匂いが漂ってきたので慌てて電源をオフに。。。
なんだよ、不良品つかまされたか!?
これだから中華製は!と悪態をついたものの、安物とは言えこのまま捨てるには忍びないので、何か解決手段が無いかと念のため配線を一から確認してみたところ、シガーソケット側のコネクタがプラスマイナス逆に接続していた事が判明。。。
悪いのは自分でした。。。
既に基盤がやられてしまっているような気もしますが、一縷の望みをかけて配線を直したあとで再度接続してみると。。。
・・・ですよね~Orz
LEDのイルミネーションは音声に反応してグラデーションするようで、音声の入力中はグラデーションし、信号が途絶えると点滅するような挙動をしているので、電源、入力端子、アンプ部分などは正常っぽいのですが、スピーカー端子からの出力だけが壊れてしまったようです。
その場ではどうにもならなさそうだったので、ひとまず中断。。。
こういうのって、暫く放置しておくとまれに直ったりする事もあるので、それに一縷の望みをかけて、自宅に戻って晩飯を済ませてから改めて自宅のポータブル電源に接続して、再度同じように配線を組んで試してみましたがやっぱりNG。。。
ただ、車内試験時と異なっていたのが、スピーカーケーブルの線を少し動かすと時よりガリが出ることでした。
よし、もう一度配線を確認しようと一旦スピーカーケーブルを抜いて、左から順に刺したその時!
あ、音出た!!
あれ、という事はやっぱり接触?
でもプラスの端子だけ繋いで音が出るというのも何だか変な感じです。。。
それの答えは、ろくすっぽ読まなかった、小さな説明書にありました。
「この機種はBTL仕様になっていますので、それぞれのプラス端子のみ接続してください。」
何だ、BTL仕様って?
と思って調べてみたらこういうことらしいです。
というか、算数がニガテなので、読んでも良く分かりませんOrz=3
要するに出力アップのためのテクニックの一つという事らしく、もう片方のケーブルも同様にプラス側のみ接続してみたところ、ちゃんと両方のスピーカーから音声が出るようになりました。
とりあえず単純な配線ミスが原因と分かって展望が開けると同時に、未だにしっくりこない設置方法について悩む事に。。。
長くなって来たので、以下続く。