001002 – いじりれき 2017/08-1

ということで、無事に納車された。

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まずは外観から。やっぱりなんといっても白いナンバーである。写真はナンバーを消しているのでよくわからないと思うが。
これのおかげで軽自動車っぽさがだいぶ軽減できている。ETCが使えない料金所で収集員が勘違いして普通車料金を取られてしまうという話も聞くので、通過前に料金表をちゃんとチェックしておく必要がありそうだ。

自分の車人生で初の青系統の車だ。目立つ色である。まぁ、年甲斐がないといえばそんな気もするw
最近はSUVなどで派手めな色の車も増えてきているので、そのうち目が慣れてくると思う。

一番地面に近い場所にデイランプが設けられている。が、これは運転席のスイッチでON/OFFが可能。デイランプってそういうものだっけ、と思うが。。。

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エンジンルームはこんな感じ。まぁこれといった特徴のない感じで収まっている。
S-エネチャージのモーター部分は下の方にあるので見えない。

スライドドアは助手席側のみ電動になっている。ユーティリティパッケージ装着車というオプションを選択すると運転席側も電動スライドになるが、今回購入したのは、全方位モニター付メモリーナビゲーション装着車というオプションで、全方位モニターが付く代わりに右側電動スライドドアは付けられない。これらは同時装着はできないのでやむを得ず助手席側のみで我慢した。

S-エネチャージはスズキ渾身のシステムである。もともとはアイドリングストップ時のバッテリ補助のために、減速時のエネルギーを回生に利用したものが始まりだったので、エネチャージという名前になっているが、簡単な電動アシストの機能もついている。

S-エネチャージが動作すると、インフォメーションパネルにその状態が表示されるが、加速時は表示を見なくともエンジン側の回転数が2000回転程度までしか上がっていないのに、スピードがもりもりと上がっていくというおよそ軽自動車のそれとは思えない挙動により、すぐに作動していることがわかる。

ただし、プリウスなどのハイブリッドカーと異なり、小さなリチウムイオンバッテリーに充電しているので、1回ごとの作動時間は30秒が上限になっている。まぁ、そこまでアシストし続けなくても大抵巡航速度に達するので、それでも取り立てて不満はない。アシストがオフになる瞬間に一瞬力が抜けるような感触があるが、すぐにエンジン側が回転を合わせてくるので、気になるほどの違和感はない。

ちなみに、S-エネチャージの作動条件は若干シビアなようで、エンジンが温まる前や、冬場、夏場などの極端な気温の時は動作してくれないことが結構ある。アシスト動作がなくてもターボが補ってくれるので、もたつきなどは感じられないが、回転数は1500回転くらい余分に回るのですぐに気が付く。折角快適な機能なので、もっと全域で作動してくれるとうれしい。

減速時にはかなり積極的に回生が働いている。低速になればなるほど減速感が強くなるような印象だが、15km/hを下回ったあたりで回生をやめてしまうようで、そのタイミングでブレーキの利きが変わって、ガックンという衝撃が起こるのがマイナス。

この車も最近の車の定番機能であるアイドリングストップ機能がある。他の車種と一味違うのが、電動モーターによる再始動である。
電動モーターがエンジンを回すことでエンジンを始動させているので、最初のキュキュキュ・・・という音がならずに再始動してくれる。こういう所も軽自動車らしからぬ挙動で素晴らしい。ただ、これによってエンジンの消耗がどのくらい早まるのかはよく分からない。
アイドリングストップ車全般に言えるが、再始動後にギアが噛むまで一呼吸くらいの時間が必要になる。その間にアクセルを踏むと回転数だけ上がって加速しない状態になる。
自分は、動き出す3秒前くらいにハンドルを少し動かして、意図的にエンジンを再始動させておくことで、スムーズに走り出せるようにしている。もはやクセになってしまい、アイドリングストップしない車に乗った時もハンドルをちょこっと動かしてしまう。。。w

夏場のアイドリングストップ時のエアコン停止については、結構所有者からの不満が出る部分だと思う。スペーシアも送風だけは続けるようになっている。畜冷材が通風経路の途中に取り付けられていて、幾分冷たい風を出すような工夫がされているが、流石に炎天下では焼け石に水だ。そういう時は燃費の悪化は我慢してアイドリングストップを停止してしまっている。

エンジンの音については、若干ガサツに感じる。まぁ、素直なメカの音ともいえるが。
ダイハツの軽は走り出しの時に金属音のような高音域の音がして、それよりはましな感じではあるが、ホンダの軽みたいな電気モーターのように回るエンジン音と比較するとガラガラと回っている音が入ってくる。これがガサツな感じになっている。

足回りについては、15インチホイールをはいているからか、それとも味付けなのかわからないが、かなり固い乗り心地だ。
特に後席に乗っているときに、ちょっと大き目の段差を超えたときなど、乗っている人が撥ねるんじゃないかと思うような衝撃を食らうことがあって、ジェントルさに欠ける。
スペーシアほどではないにしろ、軽自動車の全般的な傾向なので、構造上どうしてもそうなってしまうのだろうか。ふわっふわの乗り心地はそれはそれで落ち着きがないので、ある程度引き締まっていた方が良いと思うのだが、それにしてももう少し道路からの衝撃をいなしてくれるような乗り心地は実現できないものだろうか。

高速に入ると思いのほか安定して走ってくれる。トラックやバスを追い越すときでも車高の割にあまり横風に煽られないので、安心して走ることができる。加速についてもS-エネチャージのモーターアシストとターボのおかげで100km/hからの加速も思ったよりぐんぐん伸びる感じだ。
ただし、そこは軽自動車。やはりある程度以上の速度になると挙動が不安定になってくる感じがする。なので、追い越し車線を普通車に合わせて走る気にはなれない。100km/h程度でゆったりと走らせるほうが疲れないと思う。

そして、クルーズコントロール。
45Km/h以上105Km/h以内で設定可能で、自分の所有する車としては初めての装備だが、使ってみるとこれがなかなか便利で。
好みの速度に達したら、SETボタンを押下するとその速度が維持される。流石に上り坂や下り坂が続くと多少速度が上下するが、アクセルを踏まずに一定速度で走行し続けるのはこれほどまでに便利なものかと感動している。

手元のボタンでちょい増し、ちょい減らしも自由にできるので、気分は電車の運転士である(アクセルを踏んでいないから)w
もちろん混んでいる道では使いどころがないが、空いている道なら圧倒的に楽ちんである。数か月後に金沢の弟の家までドライブしたが、軽自動車に乗っていったとは思えないほど疲れもなく実に快適なドライブだった。

105Km/hまでしか設定できないので、ハイペースな運転はできないが、自分でアクセルを踏んでいないと不思議と飛ばす車には勝手に先に行ってもらいたくなる気持ちになるのが意外だった。電車で特急の通過待ちをしているときに苛立たないのと同じような感覚、と言えばニュアンスが伝わるだろうか。
また、そうやって飛ばす車をどんどん先に行かせてやると、これまた不思議と前方を走る車に邪魔されず落ち着いた気持ちをキープできるようになる。

そして、クルーズコントロールを設定するとスロットルの開閉回数が減って、かつ挙動がマイルドになるので燃費がぐんぐん伸びる。
そのうち記事にすると思うが、岩手の田舎に行くときもこの車で走っていったが、450kmあまりの道のりを無給油で、平均燃費18km/lというなかなかの好スコアたたき出した。

今後乗る車には必須の装備にしたいと思うほどの便利機能だが、エブリイやアトレーにはついていないんだよなぁ。。。装着されたらそれ一択、といってもいいくらいの装備である。恐らくその頃には前車追従なども軽自動車で標準的に装備されるようになっているかもしれない。

でも250万とかになっていたら買えないなぁ。。。

最後に、最近の車にはだいぶ標準装備的になってきたドライブアシスト機能である。スペーシアの場合はデュアルカメラブレーキサポートという名前になっている。
一般的な前方車両への接近警告や自動ブレーキ、歩行者検知、レーン逸脱警告、前車発進通知など通り一遍の機能はついている。
最初のうちはありがたいなぁ、と思っていたが、慣れてくるとだんだんうっとおしくなってくる。特に車線変更時に若干ウィンカーが遅れた時や、信号待ちで前の車が走りだした時などにちょこちょこアラームが鳴るが、夜間走行中にやられると後席で眠っている家族が起きたりする。
止めてしまいたい気もするが、夜は居眠り事故の危険性も上がる時間帯なので、稼働させておいた方が安心な気もするので、悩ましいところ。

(続く)

Posted by gen_charly