0167 – HP ProBook 4310S SSD換装
以前リース上がり品として回収されてきた4310Sだが、我が家で第二の人生を送り始めて早7年がたった。
とっくの前にバッテリは死んでるし、中途半端にデカいのであまり外にも持ち出していない。
その後T101HAを入手したこともあり、部屋の片隅でホコリをかぶっていることが多くなってきたが、たまにビデオをキャプチャする時やアナログの音源を取り込む時に出番があった。
だが、10年近く前の当時のミドルスペックのパソコンなので、スペック自体がもう過去の遺物になりつつある。OSもWindows7なのでサポートが切れてしまった。まぁ、順当にいけばぼちぼち廃棄となるところだが、簡単に捨ててしまうのもなんかもったいない。
と言うことで、出来る範囲で延命処置を施してみようと思った。
まずOSのバージョンアップをしなければならない。とりあえずWindows10を入れてみた。だが、動きが悪くてとても使えたものじゃない。
これはハードウェア側をどうにかしないと駄目っぽい。
とはいっても、CPUはCeleronなので換装は難しそうだ。メモリは既に4GB積まれていてこれが最大値であり、これ以上の増強は不可。となると、あとはHDDのSSD化くらいしかできることはなさそうだ。
8100SFをSSD換装したらパフォーマンスが劇的に改善されたので、このマシンでも多少の改善は期待できると思う。
と言うことでSSDを入手。8100SFの時と同じくシリコンパワーの256GBのものだ。4000円ちょっとで購入。
10年くらい前はSS2100用に買った80GBのHDDが2万円近くした。更に遡ればN505用のCFは8GBで2万円くらいした。まさに隔世の感だw
HDDは裏側のふたから簡単にアクセスできる。上の写真の右下の白いシールが貼られているところだ。HPの製品はねじがトルクスねじなので、専用の工具が必要になる。
ふたを外すと銀色のケースに包まれたHDDが取り付けられている。銀色のケースは固定されていないので、ケースごとコネクタから外して取り出し、ケースとHDDを分離。
で、代わりにSSDを取り付ければ、完了である。
外したHDDは、2.5インチ用ケースを購入して、USB経由の外付けHDDとして使うことにしよう。
つか、写真に写っている付属のビニールケースが寸法が小さくてHDDケースが入らない。どういうこっちゃ。
それからOSを入れてみた。HDDだった頃と比べればかなり高速化したことが分かる。ただ、やっぱりCPUが厳しいようで、処理で待たされることも多い。ちょっとこのまま使うにはストレスを感じてしまいそうだ。。。
結局、4310Sはこれ以上の活躍は厳しいという結論に達して、SSDは元に戻してしまった。
外したSSDはリビングで動いているもう一台の8100SFに移植することにした。
さて、これで万事休すかに見えた4310Sだが、どっこい、現在は父の元で余生を送っている。
父が若いころに撮影した写真を自分がスキャンして保管しているのだが、このところ体が弱って外出もままならなくなった父の暇つぶしアイテムとして、HDDに写真をコピーしてフォトフレーム的に使って貰うことにした。
写真は一万枚近くあるので、暇つぶしに最適だろうと思う。
元のHDDに戻して、Win10を入れているが、不要な標準搭載アプリを片っ端から消して、画面効果などを全て停めたら、ギリギリ耐えうる程度のレスポンスを得られることが出来た。
自分用のPCとしては流石に我慢ならないレベルだが、父の遅いオペレーションで使う分にはこの程度でも大丈夫だろうと思うw