0168 – ASUS T101HAのキーボードを叩き直す

我が家の2in1PCとして大活躍中のASUS T101HAだが、キーボードの作りがしょぼくて入力時の音がどうにも安っぽいのが気に食わない、という話を上記リンク先のエントリで書いた。

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安っぽいと言っても所詮安物だし、まぁそんなもの、と思いながら使ってきたのだが、ある日ふと神様(悪魔?)のささやきが聞こえた。

「キーボードをばらして改良を検討しなさい」

と言うことで、まず中の構造がどんなふうになっているのか見つつ、カタカタ音の発生源を探ってみることにした。

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これはキーボードを裏側から見たところ。四隅に衝撃吸収用のゴム足が付いているが、大抵ゴム足を外すとその裏にネジがある。

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ゴム足はだいたい粘着テープで貼られているだけなので、カッターなどを入れてめくりあげるように剥がすと外すことが出来る。
ここで大事なのは力のかけ方。強くても弱くても駄目である。めくりあげた状態で少し保持して、粘着テープが自然にはがれていくのを待つような感じでゆっくりと一定の力をかけ続けると、きれいに剥がせるはずだ。

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ゴム足を外したら、案の定裏側でねじ止めがされていた。そのネジを外したら、今度は上面と底面が合わさっているところを割っていく。って本当に割っちゃだめだよw

 

大抵、こういうものはプラスチックの爪によってはめ込みで固定されている。幸い、このキーボードはその爪が小さめだったので、無理に力をかけないようにちょっとずつ外していったら、パチンパチン、と小気味よく外れてくれた。

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外したところ。底面のパネルはただの蓋で特に部品は付いていなかった。

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さて、上面パネルの裏面の様子はこんな感じである。この状態で裏側(キートップがある面)に手をまわしてキーボードやタッチパッドをぱちぱち叩いてみる。
すると、写真の大部分を占める、金属パネルと、その下に位置するタッチパッドのフレームの金属が、タップするたびに接触してカチカチという音が鳴っていることが分かった。

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そこでまずはこの大きなパネルを外す。基本的にはねじ止めなので、一つ一つねじを外していけば外すことが出来る。ただし、写真中央のキーボードとタッチパッドのコントローラー基盤に繋がるリボンケーブルが邪魔になるので、これは一旦外す。

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で、その隙間に何かクッション的なものを挟んでおこうと思ったのだが、あれこれ考えた結果、これを使うことにした。
マジックテープのクッション側である。裏が粘着テープになっているので、切って貼るだけだからお手軽である。

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要所要所に貼ってみた。ちょっと肉厚な気もしたので、今後ある程度の微調整は必要になると思うが、一旦この状態で様子を見てみようと思う。

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と言うことで、元に戻して完成。
電源を入れて、文字入力やタッチパッドの操作を行ってみたところ、キーボードのカタカタ音も、タッチパッドのカチカチ音もだいぶ低減させることが出来た。

完全になくなったわけではないが、このくらいなら外で使っても恥ずかしくないレベルにはなったと思う。

ただし、タッチパットのクリアランスがちょっときつくなってしまったようで、右ボタン・左ボタンを押し込む時にやや力を入れないと押せなくなってしまった。
やはり、マジックテープではやや厚みがありすぎたようだ。この辺は気が向いたらもっと薄手のクッションテープに貼り替えたり、テープを貼る位置を変えて微調整するなどしてみたいと思う。

 

あと意外な副産物があって、タッチパッドを操作中に急にポインタが飛ぶ事象が治まった。
あれ、かなりストレスだったので、解消されたのは何よりだ。

と言うことで、ちょっとした改良だが、満足度は高いと思うので、まだこのマシンを持っているという人はぜひお試しいただきたいと思う。

Posted by gen_charly