2002/06/30
[RentaCar-01] SUBARU PREO
アトレーを手放して、次期マイカーとしてランサーセディアワゴンを購入したのだが、アトレーを売却するタイミングとセディアが納車されるタイミングに少しタイムラグが発生してしまい、代車が手配されるまで少し間が空いてしまった。
仕方なく代車の準備ができるまでは車なしで過ごしていたのだが、ある日、I氏の仕事場へ呼ばれたので、そこへの移動手段として借りたのがこの車だった。
I氏の事務所でダラダラと油を売っていたら、I氏がネットで販売されていたCR-Xデルソルを見に行きたいと言い出した。
電話で翌日に見学をしたい旨伝えて予約したのだが、その車が売られている場所が横浜だったので、前日のうちに近所まで移動しようという話になって、23時過ぎにI氏の事務所を出発した。
現地近くまで移動したら、そこで朝まで仮眠しよう、と言っているが、自分はある程度のプライベートスペースがないと落ち着いて眠れない。そこにいるのがI氏であるとはいえ、軽自動車にヤローが2人である。多分まともに眠れなさそうな気がした。。。
1時過ぎぐらいに横浜市内に入った。店まであと30分くらいの場所まで来たところで、空いている大きな道路沿いに路駐して、ここで朝まで仮眠することになったのだが、どうにも寝苦しい。やっぱり、目の前に人がいると落ち着かない。
多分、このまま眠れずに朝を迎えることになりそうだな、なんて思いながら目を閉じた。
15分くらいしてI氏が、なんか落ち着いて眠れん、と言ってむくっと起き上がった。I氏はどこでも眠れそうなタイプだと思っていたが、ちょっと意外。
「ちょっと一度イス起こしてくれる?」
何するんだろう?と思いながら一旦シートを起こす。そのままI氏の挙動を眺めていたら、徐にリアシートの座面を外し始めた。リアシートはフックで留められているだけらしく、グイっと持ち上げたら簡単に外れてしまった。で、外した座面をどうするのか、と思ったら、リアゲートに立てかけて車に戻って来た。雨降ったらどうするつもりだ?
座面を外したら、さっきよりフロントシートが深くリクライニング出来るようになった。これなら快適に眠れると思ったようなのだが、結局15分くらいしたら再び同じことを言って起き上がった。
それからも暫くの間、シートアレンジを変えてみたりして色々工夫したが、結局これと言った決定打がなく、最終的に下された結論は、眠くなるまで起きてよう。だった。
じゃあ、こんな頻繁に車が走る所に居ても落ち着かないので、どこか行こう、と言う話になり、向かった先は城ケ島。
店からはだいぶ離れてしまったが、周りは静かになった。そして、空は既に白み始めていた。やっぱり完徹だった。。。
夜明けが近づき、2人ともようやく眠気を催すようになったが、今欲求に任せて眠ってしまったら、きっと昼過ぎまで爆睡するだろう。それでは、わざわざ夜を徹してここまで来た意味がない、と言うことで、眠気覚ましに島の中を散策した。まぁ、おかげで眠気は幾分すっきりしたが、頭はボンヤリしている。
上の写真は、その城ケ島で徹夜明けのぼんやりした頭で撮影したものである。
その後販売店に出向いたわけだが、徹夜明けで正常な判断力をすでに失っていた2人は、結局この後デルソル買ってしまった。冷静な判断力があれば、先日書類にサインした新車の納車待ち状態で、追加で車を買うなんてことはしない。やっぱりあの時はどうかしていたのだろう。。。
その辺の経緯は上の各リンク先を参照いただきたい。
それはさておき、アトレーを購入する際に、他の車と比較しようと思って、この車のカタログも取り寄せていた。
プレオは他の車種と比べると、価格帯がお手頃で上級グレードのモデルでも割と無理なく買えるくらいの価格で販売されていた。
そのこともあって、割と最後の方まで候補として残っていた。
結局アトレーを購入した訳だが、カタログと現車で決めたようなものだったので、選考から落ちてしまった他の車も機会があれば乗ってみたいと思っていた。
今回、図らずも試乗が叶ったわけだが、乗ってみたらカタログで見たイメージと比べて全体的な作りや質感が簡素と言うかそっけないと感じで、なんか想像と違った。
実車を見ずに車を買うことはまずないと思うが、もしこの車を買っていたらがっかりしていたような気がする。
あと走っていて気になったのは、カーブでリアがゆるゆると横に流れるような感覚があったことだ。後輪が踏ん張らずどんどん外側に出て行ってしまうような感じで、高速で横浜まで走った時、首都高のカーブの通過がなんか怖かった。
個体の癖や、グレードによるところもあるとは思うが、かなり違和感があった。
そう言った意味でアトレーにしておいてよかったな、と思った。