[ParentsCar-02] NISSAN CARAVAN

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写真は父と幼少のみぎりの自分である。父は起業して少しした頃で、この車は仕事の機材車として乗っていたものだった。
ただ、自営業なのをいいことに、ちょこちょこいじっていた。

いじっていたのは、たまの休日に車中泊のお出かけをするためだった。その時に快適に過ごせるよう、内装をデコレートしたり、テレビなどの機材を設置したり、カーテンを準備したりと言ったことをやって、キャンピングカーと言えば大げさだが、車内で家族4人がそれなりに快適に過ごせるよう工夫をしていた。
まぁ、そのついでに外装もステッカーチューニングをしたり、ちょこちょこペンキで塗装したり、なんてこともやっていたが。

幼子だった当時、このお出かけに連れて行ってもらうことが何よりうれしかった。
多分、今もって車いじりに邁進したり、車中泊で家族旅行に出かけたりしているのは、この時の経験が元になっているのではないかと思う。

ある年の冬に、お袋が実家で年を越すために岩手に帰省していた。父は仕事があったので少し遅れて1人で合流することになったのだが、丁度その日に岩手では珍しいドカ雪が降った。

そして翌日到着した父はこの車で来たのだが、タイヤを見るとチェーンを履いていない。なんと命知らずな。。。
岩手の親族一同からも、死ぬ気か、とか、馬鹿だねぇ、とか、散々失笑されていた。