[Spada-03] いじりれき 2009/09-2
インプレッション(室内編):
続いて、室内のインプレッション。
まずはフロントから。運転席に着席するとスパイクと比べてアームレストとハンドルの位置が丁度良い。ひじを置いて運転した時に、いい感じにフィットしてとても楽だ。
インパネのパネルはスパーダ専用の黒木目調になっていてシックである。
センターにはホンダ純正のインターナビが付いているが、DVDナビなのでスパイクで使っていたナビを移植する予定。スイッチが沢山並んでいるところに時代を感じるが、タッチパネルよりは操作感が良さそうなので、若干悩む所ではあるw
メーターは自発光式になっていて、昼間でも文字盤が点灯する。初代ステップワゴンはメーターの背後から電球で照らすだけだったので、隔世の感があるw
暗い所で写すとこんな感じ。スパーダは赤系のカラーリングになっている。スパイクの真っ赤なメーターはちょっと目が痛くなったので、このくらいの程よいスポーティ感の演出で良い。
純正ナビつきなのでオーディオはCD/MDデッキが別についている。1DINサイズにコンパクトにまとめられているが、表示エリアの時計がすごく見やすい。時計のためだけにこのオーディオを維持しようかと思ったほどだ。
ちなみに、テレビとFM/AMのアンテナはセカンドシートの運転席側とサードシートの両側の窓にプリントされている。そのため外側にはアンテナなどの突起物がない。過去にも角が生えているのが好きじゃない、と書いているとおり、すっきりした外観が好みなので高評価である。
インターナビは、携帯電話のハンズフリーに対応しているので、ハンドルに音声認識兼ハンズフリー発話用のボタンが取り付けられ、
マイクは天井についている。
これは活用しようと思っていたのだが、残念なことに携帯のハンズフリーはauのCDMA OneのPDC携帯電話しか対応していないので、自分が使っているソフトバンクの3G携帯は接続することができなかった。もう少し幅広いキャリアに対応してくれたらよかったのに。
灰皿とカップホルダー。カップホルダーは引き出すと広がる仕組みになっていて、コンパクトに収納されている。
その下に、ふた無しのセンタートレイと、ふた付きのセンターポケットも設置されている。
ドアポケットはごく一般的。ただし、ポケット上段の小物入れは、タバコや携帯などちょっとしたものが置けるので便利。
ちなみに肘置き部分が黒木目調のガーニッシュになっているが、これもディーラーオプション品だった。前オーナーは結構こだわってこの車を購入したようだが、その割にこれほど低走行で手放したのはなぜだろう。
なお、小物入れは過不足ない程度には用意されているが、スパイクと比較すると貧弱である。スパイクの時に車内に置いていた小物を移動したときにその格納場所にやや困ってしまった。オプションのセンターコンソールを付けたら多少改善しそうだが、ウォークスルーが制限されてしまうので考え物である。。。
ハンドル脇のスイッチボックスにはこれでもかとボタンが設置されている。
上段の左から、後席のパワースライドドア、フロントサンルーフ、リアサンルーフ、下段の左から、コーナーセンサー、目隠し板を挟んで、AFS、電動ドアミラー、の順だ。
目隠しになっているところは、多分オプションのパワーテールゲート用と思われる。
オデッセイの室内ランプコントロール用スイッチを移植して、ここで制御したいな、と画策中。
ちなみにAFS(アダブティブ・フロント・ライティングシステム)とは、走行中にハンドルの動きに合わせてヘッドライトの向きを左右に動かす仕組みだ。夜間に運転してみたところ、ライトの光軸が動いている様子が確認できた。まぁそれほど感動するものでもないが、ハンドルを戻すときに光軸がぐりぐり動く様はちょっと不思議だった。
このスイッチはエンジン始動時に自動的にONになる。使わないときにボタンを押してOFFにする仕組みだ。動いてても動いてなくても大した違いじゃないので、わざわざキャンセルさせる必要のある場面が思い浮かばないが。。。
やっぱりいいね、サンルーフ。付いているとテンションが上がる。
さて、今度はシート周りを見て行こう。
まずはフロントシート。特に変わったところもない普通のシートだが、回転対座タイプなので下に回転台が付いている。そこに操作方法の説明シールが貼られている。シートアレンジは別にまとめるので、そちらを参照されたし。
センターはウォークスルーが出来るようになっているのでコンソール等がない。カミさんは便利がっていたが、自分の体格だと足元が少し窮屈で歩きやすい感じではない。
まぁ、でもやっぱり室内経由で後席に移動できるのは便利だな。
座席背面のシートバックポケットがある場所に、手提げ袋が取り付けられている。一応、これがシートバックポケットということのようだ。
手提げ袋なのでもちろん取り外すことが出来る。外したらトートバックとして使うことが出来ます、というのがウリなのだが、普通ここって地図とか取説とか入れておく場所だよな。急に手提げが必要になったら、、、ってそんなシチュエーションめったにない気がするし、取り外せるようになっている必要はない気がする。
しかも、書類を沢山入れると手前に膨らんできて後席のレッグスペースが狭くなってしまう。普通のポケットでよかったんだけどなw
次にセカンドシート。バタフライシート仕様なので座面はまっ平ら。まぁ、それ用だからな。補助席はサードシートへのアクセスのため、普段は折り畳んでおける。
写真でもわかるとおり、3点式のシートベルトは運転席側の1席分だけで、それ以外は2点式になっている。今時2点式で我慢しろ、はちょっとどうかと思う。まぁ、後席の連中はシートベルトしないことが多いから、大して困らないのかもしれないが。
ちなみに補助席を展開するとこんな感じ。補助席という名前だけあって、ヘッドレストはないし背もたれのリクライニングもできない。自分がこの席に座ったらたぶん酔う。。。w
ところが、この補助席の横の窓が後部座席で唯一パワーウィンドウで開閉できる窓なのである。窓際で風に当たりたかったら、おのずとこの席しか選択肢がない。
乗車人数が少なければ補助席に座らなければいいだけなのだが、6人とかで乗車するとセカンドに座る2人は肩を寄せ合って座ることになるのでちょっと狭苦しい。
カタログでは、セカンドシートを畳んでサードシートに座れば広々快適、という提案がされていたが、そうするとフロントと離れてしまうので、ドライブ時の一体感がなくなってしまう。ちょっとこれではおもてなしが足りないと思われてしまうかもしれない。
ま、ウチらはあまり後ろに人を乗せて移動することもないので、どっちでもいいんだけど。
運転席側はスライドドアが付いていないので、そこにちょっとしたコンソールが設けられている。コンソールのふたの下は冷蔵庫として使えるボックスになっている。冷蔵庫として使うには、リアのクーラーのスイッチを入れて、奥に見えるレバーを切り替えて使う。
とは言っても、所詮エンジンがかかっている間しか冷気を送り込むことが出来ないので、炎天下で車を離れるときは、要冷蔵の物を入れておくことが出来ない。せいぜい多少温まっても問題がない飲み物を入れておくくらいか。
というか、リアのクーラーはフロントのエアコンの補助的に使うような作りになっているので、大抵能力が低い。そんな風を送り込んでも大して冷えないのではないかという気もするが、使ったことがないので不明。
ちなみに足元にはオプションのサイドガーニッシュが付いていた。なんか、自分が付けたいな、と思うオプションが大体ついている。前オーナーは趣向性が似ている人だったのだろうか?w
そしてサードシート。一応、この席も3人がけということになっている。が、見てわかるとおり、真ん中になったら罰ゲームだw
基本的には2人で乗る前提だろう。
エマージェンシーとしては最大8人乗れるが、普段は6人くらいまでにしておいてね、ということなんだろうな。
最後にトランク部分。まぁ、3列ミニバンとしては一般的なサイズだ。フル乗車だと、全員分の荷物が納まらないかもしれない。
サードシートを格納すればそれなりに広大なスペースが生まれる。この大きさなら楽器も十分運べる。
ただ、シートを格納するのはなかなか大変だ。シートを最前部まで移動して、それからヘッドレストを外し、シートを目いっぱい倒して、それから足元のレバーを引いて、シートを起してアシストグリップに固定する。。。とても気軽にできるものじゃない。
もちろん、ラゲッジに荷物を置いていたらそれらをどけないとシートが倒せない。そのうえ、セカンドシートは前方に寄せるだけだし、補助席も邪魔である。
商用バンじゃないので、多くを期待する方が間違っているのかもしれないが、折角のギミックが宝の持ち腐れになっているような気がする。。。
(さらにその3に続く。。。)