[Spike-07] いじりれき 2004/05
ああ、買いましたとも!:
前回のいじりれきでデルソルから外したアルミを試着してみたのだが、予想以上に具合が良く見た目も乗り心地も引き締まった。俺が求めていたものはこれだったんだよ!ってな具合で、暫く付けたまま乗り回していたのだが、I氏から返却を催促されてしまった。
まぁ、元々デルソル用に購入したアルミな訳で、早々に返却しなければならないのは承知している。だがここまでしっくり来てしまうと、今更14インチのアレに戻す気にはならなくなってしまった。少し逡巡したが、思い切ってスパイク用のアルミを新調することにした。
前回試着したデルソルのアルミはブリジストンのBeoという製品だ。同じ物にすれば全く同じ仕上がりになるが、デルソルと同じ足回りというのもなんか芸がない。ということで、基本的なコンセプトは変えずに他社が販売しているものがないか探してみた。具体的には17インチ、7本スポークの物である。なおかつスポークがホイール外周までしっかり伸びているものだとホイールが大きく見えてカッコいい。もちろん価格も重要。
近所のタイヤ屋に行って店員にその旨を伝えたら、17インチもいいけどこの車なら18インチがカッコいいですよ、と言われた。唆すんじゃないw
確かに18インチにしたら更にカッコよくなるだろう。だが、この車はカミさんもたまに運転するのだ。乗り心地が悪いと怒られてしまう。さらに言えばカミさんはタイヤのために走行する場所を気にすることが出来るほど運転に慣れていない。
あっという間にタイヤをダメにしてしまう懸念があるので17インチにしておく方が無難だろう。
そういう訳でキープコンセプトは変えずに色々調べてみた結果、ITCセブリングというホイールが候補に残った。デザインはBeoにかなり近いものだが、もちろんそれなりに違う部分もある。これはこれで悪くないのだが、Beoと比べると微妙な違いが気になる。
やはりBeoの印象が強すぎる。あれが自分にとってベストな選択であることは間違いないのだが、やっぱり雰囲気を変えた方が良いだろうと思い、最終的にセブリングを購入することにした。
と言うことで前回、CMのあと、というベタな前振りをしたその答えはアルミホイールの新調であった。
色はガンメタリックと言うか濃いグレーの物にした。アルミの地の色が出ているホイールも見た目がパッとして良いのだが、これはこれでシックな雰囲気で悪くない。
この車のタイヤのオフセット値は前後で違うものになっている。ツライチにするためには前後でオフセット値の異なるホイールにするのがベストだが、それだと前後のローテーションが出来なくなる。そこでリアにスペーサーをかますことでツライチを実現した。厚みのあるスペーサーを装着するとハブボルトが短くなってしまうので安全性に懸念が生じるが、この車のスペーサーは5mmでよかったのでその位なら大丈夫だろう。
実はアルミを新調して程なくサスペンションも交換してローダウンも実施した。上の写真はサスペンションも交換した後の物である。その話も少し触れておきたい。
アルミを購入して少ししてオークションを眺めていたら、スパイク用のモデューロのローダウンサス(Blackey)が格安で出品されているのを見つけ思わず入札。意外にも競りが起こることなく、最初の入札価格のまま落札できてしまった。
程なくモノが届いたのだが、サス交換なんてやったことがない。落札できると思っていなかったのでI氏にも相談していない。
落札してからI氏に連絡を取って何の前振りもなくサス交換したいから助言してほしい、と話を振ったら例によって呆れられてしまった。
だがそれでもやってくれるのがI氏である。とりあえずやってみようとなった。
先に謝っておくがこのサス交換については一切写真を撮っていない。もうそれどころじゃなかったのだ。
エンジンルームおよびラゲッジルームから、サスペンションのアッパー側に付けられているナットを外して、下方向に引き抜いて交換する、と言う手順だが、文書でかくほど簡単ではなかった。
芯棒に六角レンチを挿した状態で固定させて、ボディに固定されているナットを外すのだが、ナットを回すとサスの方も一緒に回ってしまうので芯棒が動かないように固定しなければならないのだが、レンチを必死に固定してもナットが一向に動いてくれず、何度かギコギコやっていたらリア左側の六角の穴が舐めてしまった。大ピンチ。
もう既に中途半端にサスペンションが外れている状態なので、このままでと言う訳にも行かない。だが、対策前進しようにも六角が舐めてしまっているので空回りしてしまう。。。もちろんI氏からは大いに呆れられる。
だが、こういう時にウルトラCを繰り出すのがI氏である。と言っても力業くらいしかできることはないらしい。2名体制で協力しながらサスの芯棒をペンチで挟んで、少しずつナットを緩めてどうにか外すことが出来た。
一時はどうなることかと思ったがI氏のおかげで命拾いした。外せなかったらレッカー移動になる所だった。
そんな訳で純正サスは再利用不可となり、もうノーマルに戻すことは出来なくなってしまったのだが、もう一向にかまわない。
装着の方は概ね問題なく完了し、結果2センチほど車高が下がった。
運転席に座った状態での視線は交換前との違いが明確に分かるほどの差はなかった。だが走らせてみたらカーブ時のロールがしっかりと押さえられ、車体の上の方が外に振られる感じがだいぶ軽減された。
あくまでメーカー系のアフターパーツなのでセッティングもそれほど尖っておらず、乗り心地もさほど硬くならなかったので。いい感じに落ち着いたと思う。