[Spada-22] いじりれき 2010/07-1

久々の本格お手入れ:

 


 

我がステップワゴンも納車されて10ヶ月ほど経った。買ったばかりの車なので出来るだけ綺麗に乗りたいところだが、いかんせん駐車場が雨ざらしなので放っておくとだんだんと汚れてくる。

初代ステップワゴンアトレーに乗っていた頃はとにかく車をきれいに使いたい一心で、もっぱら手洗いでマメに洗車を行っていたが、このところは面倒くささが先に立つようになり専ら洗車機に突っ込んでおしまいになってしまっている。

だが洗車機だと細かいところまできれいにすることが出来ない。そのうえ洗っても何となくくすんだ感じが残ってしまいすっきりと綺麗になった感じが得られない。

 

この車は前オーナーがペイントシーラント加工をしていたようで、窓ガラスに「No Wax」のステッカーが貼られているのだが、既に製造から5年を経過しているので、もはやコーティングも劣化してしまっていることだろう。塗装の傷み具合を見るに前オーナーはペイントシーラント加工したことで安心してあまり手入れをしなかったようだ。

こういう劣化している部分はいくら洗車機で頑張ってもきれいにはならないと思うので、重い腰を上げて手洗いでメンテナンスしておくことにした。

 

ボディのくすみもそうなのだが、それ以上に気になるのが窓ガラス。常に視界に入るフロントウィンドウは油膜だらけだし、サイドウィンドウもウォータースポットだらけである。まずはこいつらを綺麗にしていこう。

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ガラスのお手入れといえば油膜取りが定番だったが、ガラスに付着した水垢も削り取れるというカーメイトのウォータースポットクリーナーなるものを見つけたので試してみることにした。

使い方はまずガラスを軽く水で洗い流して表面の汚れを落とし、ガラスの水分が完全に乾燥する前にウォータースポットクリーナーの液体を付属のスポンジに垂らしてガラス面をやや力を入れながら磨いていく。

最初は手ごたえなく水がはじかれてしまうが、徐々に液体が馴染んではじかれなくなる。まぁこれは油膜取りのやり方と一緒だ。ただこの液体はガラスの水分が多くても少なくても効率よく馴染ませることができない。最初はその加減が難しかったが、徐々にスポンジの湿らせ方のようなものが分かって、少しずつ効率よく研磨できるようになった。

全体的に液体をはじかないようになったら、水で洗い流す。

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最初はフロントウィンドウの半分だけ処理してみた。助手席側がクリーナーで処理したほうである。水がはじかず馴染んでいるのが分かるだろうか。
使い方が分かったのであとは全ての窓に対して同じ処理を行う。やったことがある人は分かると思うがこの作業はなかなかきつい。全ての窓の作業が終わったら休憩である。。。

だが水が綺麗に馴染んでいる様子を見ると、汚れが落ちたなーという感じが気持ち良い。

見た目の点からするとこのままの状態で使えればベストなのだが、水が馴染んだままだと今度はワイパー使用時に拭きムラが出てしまうので、水玉状に水をはじくガラコ的なものも塗っておく必要がある。ただしこのあとボディを洗車したりコーティングを行ったりするのでガラコはその後にする。

 

次にシャンプーでボディ全体を洗って、すすぎまで済ませたあとコーティングを行う。
ペイントシーラント加工している車はワックスがけNGと言うことなので、最近流行っているコーティング剤で手入れしてみることにした。

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今回購入したのはシュアラスターのクリスタルシールドというもの。値段は2000円ほど。この量で2000円だとワックスと比べたら随分高い。ただワックスって大抵買っても使い切る前に車を買い換えてしまうので、今まで使い切ったことがない。だからこのくらい少量で使い切ってしまった方が精神的には安らかでいられるかもしれない。それにワックスよりも効果が長期間持続するらしく、そのうえ洗車後に水気が残っている状態でも作業ができるので施工が手軽そうな気がしたので入手してみた次第。

説明によるとボディがぬれた状態で付属のスポンジを使ってそのまま塗布し、乾いたらふき取るだけで完了だそうだ。
作業してみると液体はワックスと比べてだいぶサラサラとしたもので、しかも塗ったそばからボディの湿り気と馴染んでくれるのでとても楽ちんだった。馴染んでしまうのでどのくらいの量が塗布できているのか分かりづらいのはちょっと心配だったが。

全体的に塗り終わる頃には最初に塗った辺りが乾いていたのですぐに拭き取りも済ませた。ワックスのように細かい粉末が出ないので拭き取りも簡単だった。

加工後に改めて見て見るとだいぶツヤが復活した気がする。ただし近くで良く見るとまだ細かなウロコが残ったままになっている。まぁコーティングで塗装面を削っている訳ではないのでそこは仕方ないか。ちゃんとやろうと思ったら洗車後にコンパウンドで下処理してからコーティングすればきれいに仕上がると思うが、ペイントシーラント加工されているのでコンパウンド処理をして問題ないのかよく分からない。次回以降の課題としたい。

 

続いてさっき後でやると言っていたガラス面のコーティングを行う。コーティング剤は各社発売しているが性能的にはどれも似たり寄ったりな感じがする(あまり高級なものは試していないが)。

なので大抵店で一番安く売られているものを使っている。

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ワゴン車は窓の面積が大きいので塗布するためのフェルトの面積が大きいと作業がはかどる。家に買い置いていたやつが丁度切れてしまったので新しく買ってきたのがクリンビューのガラスコートというもの。
サンルーフのガラスにも忘れずに塗っておく。あまり風が直接当たる所ではないので水はじき効果は期待できなさそうだが。。。

これも塗布したら、濡れたタオルでふき取って完了。

ここまでの作業でボディ周りのお手入れはあらかた完了した。この時点で既に遠目でも随分とツヤツヤになった。だが折角なのでもうひと頑張り。樹脂パーツもお手入れしておこう。といっても窓のコーティングが終わった段階で日が暮れてしまったので続きは翌日。

樹脂パーツのお手入れ、まずはバイザーから。
バイザーは大抵スモークがかった透明なプラスチックになっているが、紫外線の影響でだんだん曇ってくる。これを綺麗にしようという訳である。

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スパイクの時から愛用している99工房のボデーコンパウンドを使う。
通常なら中細から細目、極細の順に処理するのがセオリーだが、表面をわずかに削るだけなので中細は省略。
ティッシュペーパーに適量を出して少し力を入れながら塗り広めていく。あまり力を入れすぎてしまうと極細で消しきれない傷が残ってしまうかもしれないので力加減は適切に。

その後綺麗なクロスでふき取って今度は極細で同じ手順を繰り返す。極細は仕上げ用なので拭き取りの際に一方向に動かした方がうまくいくと思う。

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作業前。向こうのマンションの映り方に注目。

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作業後。透明感が出たのが分かるだろうか。外側から見てもバイザーがクリアだとそれだけでしゃっきりした感じになる。

ただこのお手入れは半年くらいで元通りになってしまうので時々やらないとならないのが面倒なところだ。
ついでにヘッドライトのカバーも同様にメンテナンス。幸いウチのステップワゴンのライトカバーはまだあまり劣化が進んでいないので、まぁ気分的な問題だが。

 

で、次がプラスチックパーツのお手入れ。プラスチックパーツはワックスなどが付くと途端に白っぽくなってみっともなくなる。
洗車機でワックス洗車などをやった日には覿面に白くなってしまうので、脱脂してからコーティングしておくのが良いのだと思うが、面倒なので恥の上塗りでごまかす。

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恥の上塗りの共犯者はクレポリメイトだ。もちろんアーマオールでもよい。

ターゲットはBピラーのガーニッシュとミラー周りのガーニッシュである。

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作業前。これでも一応洗車直後の状態である。何となくくすんでいる。

クレポリメイトをティッシュに適量吹き付けて塗布してふき取る。上塗りしているだけなのだが、油+油で劣化したワックスなどが溶けるらしくティッシュがあっという間に真っ黒になる。

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で、作業後。綺麗になったでしょ?

ミラー周りの樹脂パーツは、

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コレが、

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こうなる。
フロントグリル周りやウィンドウ下のゴムのストリップ、フォグランプ周りなど、あらゆるプラスチックパーツで同様に処理すると見違えるようになるのでおススメである。ただしクレポリメイトは樹脂に定着してくれないので、割と早々に元どおりになってしまうのが弱点。見栄をはりたいここぞと言うタイミングでやるのがいいかもしれないw

実はボディを綺麗してもこういうプラスチックパーツがくすんだままだとイマイチスッキリした感じにならない。なのでここを綺麗にすると、お前まだまだイケるな、と愛着が沸くこと請け合いである。

 

最後はホイール周りの掃除。
アルミホイールに着いたブレーキダストは洗車用のシャンプーなどでは落としにくいので、専用のクリーナーを使うとよいと思う。

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値段が高いのが玉に瑕だが笑っちゃうほど簡単に綺麗になる。
この車の前のオーナーはお手入れにはとにかく無頓着で、納車された時はアルミにもブレーキダストがびっちりこびりついていた。今回の清掃であらかた綺麗にはなったが、ムダに細かい造形が施されているホイールなのでブラシが届きにくい所もあって最後まで綺麗にすることができなかった。

まぁ既に傷だらけだし、そもそもあまり好きなデザインでないのでタイヤ交換のタイミングでアルミごと交換してしまおうと思っている。なのでここは目をつぶって欲しい。

 

オーラスは、タイヤコート剤の吹き付けだ。

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写真のWetタイプのスプレーを吹き付けるとうっとりするような艶が出て達成感と愛着が段違いなのだが、なんかツヤツヤしすぎてやりすぎのような気もしなくもない。

これもまた所詮一時の自己満足なので、やってもやらなくてもいいのかもしれない。

 

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という事でできあがり。写真では伝わり切らないこの満足感w まぁ見違えるようにと言って差し支えない位には綺麗になった。だが花の命は短いので数日後にはどこかしらが汚れ始める。この一瞬の満足感を得るための作業は2日がかりだ。

まぁ、次回からまた暫く洗車機送りだろうなw

Posted by gen_charly