[Spada-27] いじりれき 2010/08-4
窓の目隠しの製作:
車中泊をするときに気になるのが外からの視線。プライバシーガラスになっているので丸見えという訳ではないが、覗き込めば中の様子が見えてしまうので視線を遮れるものが欲しい。
視線を遮るといえばカーテンかシェードになるのだが、夏場は太陽からの日差しによって車内は温室よろしく地獄の様相を呈してくるし、冬場は冬場で窓から冷気が入って車内は冷蔵庫よろしく地獄の様相を呈してくるので断熱のことも考慮する必要がある。その点も含めて考えるとカーテンよりはシェードの方がより効果的だ。
ということでスパイクに乗っていた頃にもフロントガラス用のサンシェードを加工して作ったシェードを使っていたのだが、ステップワゴンに流用できなかったので改めて作ることにした。
まずは部材の調達。各窓ごとに1個必要なので100円ショップで6個購入。だがこれをまとめ買いする人は余りいないのか、レジで店員から怪訝な顔をされてしまった。。。w
これを切った張ったするだけだから他の材料費は不要。税別600円で出来るのだからヤスイネー!
ということで各ウィンドウのサイズを計って切り取る位置を決める。
スパイクのリアウィンドウはフラップ式だったので、適当な大きさに切って後は窓に挟んで固定するという雑なやり方でお茶を濁していたのだが、ステップワゴンは助手席側が上下式のパワーウィンドウになっていたり固定窓になっていたりするのでその手が使えない。だからしっかりと寸法を測ってジャストに切り取る必要がある。だがカーブしている窓を採寸するのは殊の外大変だった。
商品には窓に貼り付けるための吸盤が付いているのでそれを使って窓に装着する。なので吸盤取り付け用のハトメを残しておく必要がある。だが元々がフロントウィンドウ用なのでそのままだとハトメが活用できない。
そこで、センター部分を切り取って貼り合わせることにした。更に言うとフロントウィンドウは大抵台形になっているのでサンシェードもダイ形状になっている。そのまままっすぐ切り取ってしまうと左右の上の隅が隠せなくなってしまうので、Vの字形に切り取る。
ちなみに運転席のサイドウィンドウは長方形を辺の途中で斜めにカットしたような形状になっている。だからまず半分に切って片割れを扇形というかイチョウ型というかそんな感じに切り取ることで形状を合わせた。
切り取ったあと梱包用の透明テープで貼り付ける。ガムテープにしなかったのは熱で溶けてベタベタになるのを避けるためだ。
そこまで作り終えたら上下方向の長さを合わせるために下部の余ってしまう部分も切り落とす。すると縁に縫い付けてある綴じ布がなくなってしまうので見栄えも含めて色々検討した結果、
製本テープで貼り合わせることにした。これも100円ショップで入手。
貼ってみたらまぁまぁ違和感なく仕上がった。
ぱっと見でどの窓用のものか分からなくなるので隅に取り付ける位置を書いておいた。こうすることで取り付けの際に時短になる。
で、完成したので車へ持って行って仮合わせしてみたら思わぬ見落としに気が付いた。
日光遮れてない。。。まぁ目隠しとしてならこれで充分だが流石に断熱効果は期待できそうにない。裏地が白かったので買った時からいやな予感はしていたのだが、まさに不安的中。
おまけに生地が薄いので吸盤の吸い付く強さに負けて剥がすときに破けてしまった。。。駄目だこりゃ。
スパイクで使っていたモノはエアクッション(プチプチ)を銀色のアルミ蒸着シートで挟んであるタイプのもので、これは今まで一度も破れたことがない。そのくらいの強度が必要ということか。イチからやり直しである。。。
というわけで、別の店でプチプチタイプの物を購入してきた。こちらも100円なので計600円。よく見ると商品イラストのモデルになっている車は明らかにスパイクだよなw
ただ、こちらはこちらで吸盤がシェードの隙間に雑に挟んであってひしゃげてしまっている。これじゃ貼り付かないではないか。。。
前回買った方の吸盤を宛がってみたら問題なく使えたので吸盤はそれを流用することにした。
で、前回と同じ段取りで加工。1度やっている作業なので手際よく作業が進められた。
ただ、きっちり寸法をとるのが面倒になってしまったので、フラップ式の窓(運転席側の真ん中と後ろ)はスパイク方式にして窓に挟み込んで固定するように設計を変えた。この方が多少だが密着度合が上がるというメリットもある。
ちなみに収納時は畳んで商品に付いているゴム紐で束ねるのだが、下側をカットしてしまったので2個あるうちの1個が無くなってしまった。それだと束ねた時にハリセンみたいになってしまうので、切り取ったやつを回収してホチキスで固定しておくことに。
ということで2度目のチャレンジでようやくいい具合になった。
フロントの両サイドは窓を開ける可能性があるので、下に少しはみ出すような形にした。窓を下げるときに引っかからないようにするためだ。いびつにつなぎ合わせているので一見畳みにくそうだが、案外そこそこ小さく畳むことができた。
総額で1300円で作ることができた。アフターパーツメーカーの車種専用品などからすれば圧倒的に低コストである。これなら宿泊時に視線を気にすることなく眠れると思うし断熱効果もそれなりに期待できるだろう。
もっとも失敗しなければ700円で済んだわけなので諸手をあげて喜ぶことはできないのだがw