[Spike-18] いじりれき 2007/02-2
タイヤをノーマルに戻した話:
この傷も、この傷もまだ直せていない・・・。
昨年の11月に親戚の結婚式に参列するために、この傷だらけの状態でその親戚がいる神戸まで乗っていったことがあった。カミさん側の親戚の息子の結婚式ということで、その親戚の家にいったん集合となったのだが、家に到着するなりその親戚のひとり(もちろん初対面)から、その車の傷どうしたん?と聞かれた。見りゃ分かるだろうと思ったが、角を立ててもしょうがないので、いやちょっとぶつけてしまって・・・と濁しながら答えたら、あら~おりこうさんやねぇ~!とからかわれた。初対面にそんなからかわれ方したことがなかったので面食らった。関西ではこれが普通なのか。つうかお前誰やねん!
もうそんな風にからかわれたら心が折れまくる。早々に直そうと決意したのだが、結局、直しに行く日程も決められないまま年を越した。そんなある日、弟から連絡があった。弟の父親(ややこしい話で恐縮だが、自分の両親は離婚した後、それぞれ再婚している)が、数か月前に病に倒れ病院で臥せっているという。あまり見通しが明るくないので一度顔を見せに来てくれとのことだった。
詳細はこちらを参照いただきたいが、自分がお父さんと呼ばせてもらっている、お袋のその再婚相手にはひとかたならぬお世話になっている。
昨年会った時には全く元気そうだったのに、いつの間に病床に臥せっていたなんて・・・。いても立ってもいられず、すぐに見舞いに行きたかったが、今週末は義姉の結婚式が控えていて行くに行けない。そこで弟に再来週に行くよと答えて電話を置いたのだが、よくよく考えたら今は2月である。2月の北陸といったら雪にまみれているはずだ。そこへノーマルタイヤで突撃をかませるほど命知らずではない。
だが、チェーンの持ち合わせもない。自分のスパイクは17インチホイールにインチアップしていて、そういうタイヤ用のチェーンはものすごく高価で、雪道を走る頻度を考えると買うに買えないのだ。電車で行くと現地の移動に弟の手を煩わせることになるのでそれも避けたい。
はて、どうしたものか・・・。あるじゃないか、いいタイヤが!
そのタイヤはこの週末に結婚する義姉の旦那(になる人)が乗っているスパイクについている。彼のスパイクは純正タイヤなので、それを借りればいざというときも安価なチェーン購入で凌ぐことができる。
そこで、結婚式直前の忙しいタイミングであるにもかかわらず、単刀直入に理由を説明して、一時的にタイヤを交換させてほしい旨頼み込んでみた。結果快く応じてくれたので、その結婚式の前日、義姉の家に押しかけて交換させてもらった。

結果、こうなった。なんか妙に落ち着いてしまったw
乗り心地も比較にならないほどソフトになって、ものすごく安らかな気持ちで運転することができた。これはこれで安楽で良い。

一方、自分のアルミを移植された義兄のスパイク。車高がノーマルなせいかちょっと腰高な印象だ。
よし、これで満を持して金沢入りができる。というわけで翌週末に勇んで金沢へと向かったのだが、上の写真にもあるとおり、チェーンは装着していない。この年は例年にない暖冬で金沢市街は全く雪が積もっていなかったのだ。
というわけで取り越し苦労に終わったのだが、まぁともかくお父さんのお見舞いができて少し安心した。