何度も整形をしながら長期間逃亡した末に逮捕され、移送時にはマスコミが大挙して大騒ぎとなった市橋被告ですが、逃亡生活の最中に久米島の近くの離島に潜伏していたということでニュースにでていました。
千葉県市川市で2007年3月、英会話学校講師の英国人女性リンゼイ・アン・ホーカーさん(当時22歳)が遺体で見つかった事件で、殺人、強姦致死、死体遺棄罪で起訴された市橋達也被告(32)が「逃走中、沖縄県久米島近くの離島で生活していた」と供述していることが24日、捜査関係者への取材でわかった。
市橋被告は「逃亡生活や心境を本に書きたい」とも供述しているといい、千葉県警はすでに離島に捜査員を派遣、衣類などを押収し、裏付け捜査を進めている。
捜査関係者によると、市橋被告が潜伏していたとみられる島は、久米島の東約1・2キロにあるオーハ島。久米島町総務課によると、同島には70歳代男性1人が住んでいるだけという。市橋被告は魚を取るなどして生活していたとみられる。
(2011年1月24日10時27分 読売新聞)
その離島というのがオーハ島。
この島は上の記事にもあるとおり、人が殆ど住んでいない島なので、当然橋も架かっていなければ、定期船もないような島です。
ということは、島へ渡るには、
1.島の住民が使う漁船に便乗させてもらう
2.近くにあるはての浜へ向かうツアーのうち、オーハ島に立ち寄ってくれるものを利用する
3.島まで泳いで渡る(干潮時には辛うじて歩いて渡れるという話もあるらしいです・・・)
のどれかしかないということになるのですが、1.は当然「お前誰だ?」という状態になると思うし、2.でもツアーで上陸している以上、迎えに来たときに乗船しなければ行方不明、という事で大騒ぎになるでしょうから、必然的に3.ということになるのでしょうが、かつてはひざ下くらいまでの深さしかなかった海も、以前漁船が通れるように浚渫していて、そこそこの水深があるうえ、潮の流れが速いらしいので、なかなか命がけの渡渉ということになりそうです。
原付もあの島へは上陸したことがあり、その辺はこちらに記載しましたが、港の近くの集落に数軒の民家がある以外は藪になっていて、ハブもいるということでなかなか藪を分け入る気にもならないような場所です。
人目に付かないといえばその通りですが、ハブから身を守りつつどうやって生活をしていたのか興味があるところです。。。
それよりも気になったのは島の住民。
以前原付が訪ねたときは、少なくとも二人のおばあを見かけていて、原付夫妻を部屋に招いてくれたおばあもご主人と二人暮らしという事で少なくとも3人、おばあの話すところでは6人が暮らしていたはずなのですが、上の新聞記事を見ると、70代の男性一人ということで、あのおばあ達が今も元気にしているのか気になるところです。。。
もっとも、
英国人女性殺害:市橋被告、逃走中沖縄の離島にも潜伏か
送検のため千葉県警行徳署を出る市橋達也容疑者=千葉県市川市で2009年11月12日、三浦博之撮影 千葉県市川市で07年3月に英国人女性が遺体で見つかった事件で、殺人罪などで起訴された市橋達也被告(32)が、09年11月に逮捕されるまでの2年7カ月間の逃走中、沖縄の離島に一時潜伏していた可能性があることが、捜査関係者への取材で分かった。千葉県警は離島へ捜査員十数人を派遣し、ポリ袋などの遺留物を押収。足取りの裏付けを進めている。捜査関係者によると、市橋被告は久米島の東約1.2キロのオーハ島で、小屋に野宿しながら魚を釣って食べるなどの生活をしていたとみられる。沖縄県のホームページなどによると、島の周囲は2.7キロで住民は4世帯。
市橋被告は事件後、現場マンションを職務質問で訪れた警察官を振り切り逃走。大阪や名古屋、福岡などを転々としていたことが分かっている。【駒木智一】
毎日新聞 2011年1月23日 22時47分(最終更新 1月24日 10時44分)
こちらの記事だと4世帯と書かれているので、もしかしたら久米島や本土の病院などにいるのかもしれません。。。