990302 – タバコやめました【5】

薬は、つどつど体調と相談して半分に割ったりするのは面倒だったので、あらかじめ数日分を半分に割って用意しておき、体調が悪いときは半分を1つ、普通のときは2つ(従来の1つ分)で飲むことにしました。

最初は様子を見ながら飲む量を調節していたのですが、朝方が辛いことが多かったので、いつの間にか朝半錠、夜一錠のペースで飲むようになりました。

それから久々に体重計に乗ってみた所、4キロくらい太っていることに気が付きました。

一般にタバコをやめると食事がおいしく感じられるようになって、結果的に太るという話を良く聞きます。

原付の場合、味覚の変化は特に感じられなかったのですが、振り返って考えると食欲は確実に増していました。

思い返せば、例えば店で食べるときに普通に考えれば食べ切れない位の量を注文してしまい、料理が出てきて後悔してしまうのですが、もともと料理を残すことができない性分なので、無理して食べてしまう、ということが何度かありました。

当たり前といえば当たり前な、ショッキングといえばショッキングな結果が出てきたので、食事の量を意識するようにして、毎日体重計に乗り日記に書き込むようにしました。

日記を見ると、前日と比べて食べ過ぎたよなぁ、とかそういうことが一目で分かるので案外便利です。

体重が減ることはなくても、現状維持ぐらいはできるようになりました。

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相変わらず、薬は朝半錠、夜一錠のペースで飲んでいて、特に不都合はなく、胃痛も起こらないようになってきましたが、眠気だけはいかんともしがたい感じで迎えた二ヶ月目。

先生にその辺のことを話すと、禁煙を始めて以来、ぜんぜん吸わずに済んでいるようですし、そういう状況なら半分のままでも大丈夫そうなので、終日0.5mgでやってみましょうか、ということになりました。

もう禁煙を始めて二月も経つと、タバコを吸っていない生活にもだいぶ慣れてきて、もはや我慢しているという感覚はなくなりました。

何かの拍子に、「ああ、そういえばこういう時にタバコ吸ってたんだよなぁ」とリフレインすることが有って、それがきっかけになってタバコを吸いたくてしょうがなくなるんじゃないかという恐怖心が頭をもたげてくるときがあるのですが、極力考えないように意識していると、たいていの場合は1分くらい経った頃には違うことを考えて忘れてしまう、というやり過ごし方ができるようになってきました。

そうなってくるとだんだんと横着になってくるもので。。。

暫くは貰った0.5mgの薬を飲んでいたのですが、休みの日は元々吸う本数が少なかったので、多分飲まなくても大丈夫だろうと、数日飲むのをやめてみたのですが、特に体調や意識に変化は現れなかったので、逆に吸いたくてしょうがなくなったら、また薬を飲み始めようと思っていたら、ひと月近く薬を飲んでいないことに気が付きました。

その頃からふと気が付くと、人が吸ったタバコの煙がものすごく不快に感じるようになっていました。

かつて自分もそうだったくせに現金なものですが。。。

もっとも、気心知っている人だったら、同席でタバコを吸われても、大して何とも思わないのですが、赤の他人が吸ったものだと猛烈な不快感を覚えるので、気分の問題のような気もしますが。。。

これはもう完全に依存状態から脱したと思ってよさそうです。

医者の処方を守らず自分でコントロールするのはまずいような気もしますが、振り返って見ると、薬の処方のアドバイスを貰うことと、一酸化炭素濃度を測ること以外に、医療行為らしい行為もなく、殆ど近況報告になっていることを考えると、暫く様子を見るようにしても大丈夫かな、と思った次第。

できれば、完全に吸っていた自分を忘れ去ってしまいたいものですが、記憶まではどうすることもできず、時々思い出しては 「ああ、あの時のタバコはうまいんだよなぁ。。。」とか思うこともない訳ではないので、そのときに一瞬我慢をする事だけは一生意識していかなければならないのかもしれません。

あと、一人のときにいかに意思を強く持てるかですね。。。

とりあえず、心境に変化が生じたら、また報告するかもしれません。

Posted by gen_charly