[Bluebird-03] いじりれき 1999/07

19990702_122832

たまたま、もう一枚この車の写真を撮っていたので、エントリを分けてみた。
この車は丸2年乗った。車検のタイミングで買い替えようと思い、下取りに出してRVRを買った。多分、この写真は手放す直前に撮影したものだと思う。

で、このエントリで何を書くかというと、冒頭記事で前フリしていた、手放すときのひと悶着の話である。


車を保有していると、1年に1度納税通知書が届く。この車も手放す直前に納税通知書が届いていたのだが、丁度下取りの話を販売店としていたところだったので、店と相談してみることにした。

店曰く、買い取り代金から相殺で払っておきますよ、という話だったので、納税通知書と一緒に車を引き渡した。
RVRも納車されて、納税通知の処理の事なんかすっかり忘れたころ、滞納通知が届いた。なんでよ。

どうなっているのかと店に連絡したところ、廃業してトンズラ。本当にありがとうございました。
いや、この納税通知が払えない程度で廃業ってことはないだろうから、元々資金繰りがやばい店だったのだろう。そこを見抜けなかったのが、ウチらの間抜けなところだ。。。


こういう時、常識的な判断をしないことが多い父親ではあるのだが、あわよくば代わりに払ってもらおうと思って、父親に相談してみた。その答えは、

「ちゃんと店が払うって話になっているんだからほっとけ!」

だった。店連絡つかないのに?という不安もあったが、そんなもんかと思って放置した。
その後も折に触れて滞納通知が届くようになる。何回目かの滞納通知に、

「払わないと、財産を差し押さえます。」

という内容がケバケバしいフォントで書かれた警告書が入っていた。流石にこれはやばいんじゃなかろうかと思って慌てて税務署に連絡。
事情を説明してこういう場合どうしたら良いですか?と質問すると、

「まぁ、そういうビラを一応入れていますが、その程度の滞納ならコストを考えたら、差押えを実際にやる事はまずありませんので、放置しておいても大丈夫ですよ。」

という回答だった。これがこの後に起こるドタバタの伏線なのだが、先のことまで考えての発言だとしたら、この職員の発言は随分と罪作りである。


税務署からお墨付きを貰って完全に安心しきって全力で放置していたら、数年経って突然税務署から家に電話がかかって来た。
電話口で、以前から何度も督促しているのに何で払わんねん!といっている。

そこで、ここまでの経緯を話す。前に税務署の職員が言っていた、放置OKと言われた話も漏れなく。
だが、税務署の職員がそんなことを言うはずはない。と取り合ってくれない。まぁ、確かにそんなこと普通言わないよな。。。録音しておけばよかった。

放置して数年たつので、利息も結構な額になっている。まとめてお支払いするにはちょっと負担を感じる程度の額だ。
ダメ元とは思ったが、前にそういわれているんだから、今更払えと言われても払う金もない!と訴えてみた。

すると、

「でしたら、利子分だけでもいいので払ってもらえませんか?」

最初割と高圧的な態度だったが、ここまで押し問答を続けているうちになんだか相手の腰が低くなってきた。
こっちは、車の下取りと相殺されているので、馬鹿正直に税金を払ったら二重取りされたようなものである。まして利息をや。
承服できかねる気持ちもあったが、本来自分が納税するべきものであり、下取り店とのモメごとはそっちでやってくれ、という税務署の主張も理解できない訳ではない。


ということで、利子分だけ払ったらチャラになるなら、そのくらいは払っておくかという気持ちになった。
利息分だけは払うからあとは本当に勘弁ね、と回答すると、

「それでは、振込用紙を送りますので、よろしくお願いします。」

「分かりました」と言わないところが、罠だったんだろうな。。。

数日後、利息分だけの払込票が届いた。これで終わりや!と思いながら支払いを済ませる。

でも終わらないんだよね。。。これが。暫くしたらまた本体分の納税通知が送られてきた。話し違うじゃん!!
もうこの辺りで面倒くさくなってきて、結局言われるがまま完済した。


税務署との押し問答のお話は以上である。
このサイトの善良な読者には全く関係ない話だと思うが、税金はちゃんと自分で責任をもって払いましょう、というお話でした。。。


後日談。
この頭にきた話を、職場で上司に話したら、そりゃ当たり前だよ! って笑われた。つまり、

・そのまま放っておいたら時効を迎えてしまう。
・一部だけでも払わせようとした場合、先に本体分を払わせたら、利息分が時効になってしまう。
・逆に利息分だけを先に払わせれば、支払った事実によって時効が伸びるので、改めて本体分に利息を付けた請求ができる。

なので、先に利息分から払ってくれと要求するという常套手段らしい。
そういう意味では、最初の税務署の職員が話していたことは本当だったのだ。こっちが動揺せずに無視し続けていたら時効になっていたはずなのだ。

信じてあげられなくてごめん(棒)
まぁ、いい勉強になったよ。というか、それが悪意のない善良な納税者に対する態度かね。こっちも無理筋に意地張っている訳じゃないのだから、ちゃんと事情を説明してくれたら素直に払うのに。。。

Posted by gen_charly