ELメーターパネル取付(もちろん苦難の道)
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オークションを漁っていたらスパイク用のELメーターパネルが出品されていました。
暫く前に一度ブルーメーター化したのですが、あまりよくなくて元に戻したりしているのですが、その時にも書いているのですが、赤いメーターパネルはやはり目が疲れるので、いつかは取り付けようと思っていたものです。
以前デルソルに取り付けた事もあるので、気楽に考えてマップランプと合わせて落札してみました。
まずは、届いたものを開梱して並べて一枚。
3眼メーター分のELパネルと、コントローラーです。
以前のELメーターといえばメーター全面が光るようなものが多かったのですが、最近のものは上手くデザインされていますね。
これを取り付けていくわけですが、さすがはアフターパーツ、一筋縄では行きませんでした(>o<)
今回は珍しく全工程の写真を撮ったので、長いですがお付き合いの程、お願いしますm(__)m
まずは、これが標準のスパイクのメーター。
バックライトが赤い電球(LEDかも。。。)になっています。
なかなかに闘争心をかき立てる色で、ホワイトメーターとレッド照明の組み合わせは当初なかなか気に入っていたのですが、明るさの調整が出来ない上、夜間に長時間運転すると視野の下の方に赤いメーターが光っているのが結構気になります。
モビリオやFitはアンバーの照明になっていて、なんだかんだ言ってもこっちの方が落ち着くような気がします。。。
という事でメーターを外していきたいと思います。
まずはハンドルのコラムカバーの上半分を外します。
マイナスドライバーなどで隙間からこじってあげると割と簡単に開くと思います。
次にメーターフードの上のほうのネジを外します(2ヶ所)。
メーターフードを手前に引っ張るようにして外します。
このとき、運転席側のカップフォルダーは手前に引き出して置いた方が外しやすいと思います。
左の写真はここまでの作業が終わった時点の写真です。
この後メータの下左右とてっぺんのネジを外します(3ヶ所)。
全てのネジを外すとメーターが手前に引っ張り出せるようになります。
裏側にコネクターが3ヶ所ついているので、これも外します。裏の方にコネクターを引っ掛けているツメがあるので、押しながら上に引き抜くようにして外します。
(ちなみにどの車でもそうですが、これも例外に漏れず固いです。)
上記コネクターを外すと完全にメーターが外れます。
まずは一番手前についているアクリルのカバーを外します。
このカバーは7ヶ所のツメで止まっています。
更に黒いフードも外します。
アクリルカバー同様にツメで止まっているだけです。
フードを全て外すとこのようになります。
メーターフードの裏はごらんの通り空洞になっているので、配線はここに収めることにします。
明るさ調整用のコントローラー部分はここに取り付けたいと思います。付近は取り付けられそうなスペースが他にもあるのですが、原付の場合フォグライトのスイッチやコインフォルダー等をすでに設置済みのためここしか空いていませんでした。。。
線はメーターの裏からコラムの横へ引き回し、隙間から外に出しています。
ちなみに原付の手ではそのまま通すことが出来なかったので、一旦メーター裏から下のほうまで引っ張ってから、今度ハンドル下部から手を回して上に持っていきました。
この時各種配線やブレーキペダル等に線が絡まないように注意が必要です。
ちなみこのコントローラーはメーター点灯時に光るようになっていました。
デルソルの頃のコントローラーと比べてだいぶ商品らしくなってきていますね。
次に電源を取ります。
プラス側は検電テスターを使い、一つ一つコネクターに差し込んでチェックしていきます。
ライトのスイッチをONにしたときのみテスターが光る端子を探します。他に常時通電の電源がありますが、これにつなぐとELが常に点灯したままになってしまいます。。。
原付は引きが弱いので、目的の端子にたどり着いたのは全ての端子のチェックが終わる5本前でした。。。orz
マイナス側は端子を探すのが面倒だったので、オーディオの裏のマイナス端子を使うことにしました。
(そのせいでセンターコンソールも全て取り外す羽目になったのですが・・・ここでは割愛します。。。)
接続する配線が見つかったら、クリップ型の圧着端子を使って固定します。
さて。。。
いよいよメーター本体の取り付けです。
メーター自体は、針を通す穴が大きく作られているので、針を外さなくてもそのまま通すことが出来ました。
んが、、、
メーターの周囲に出っ張っているプラスチックがELメーターに干渉してぴったりと収まりません。
プラスチックを削ってしまおうかと思ったのですが、よくよく考えたらELパネルはどの部分を切っても通電している限りちゃんと点灯するナマコ(爆)のような性質を持っています。
という事で容赦なくメーターに切り込みを入れていきます。
あまりぴったりに切ると微調整が面倒なので、大胆に大きめに切っていきます。
容赦なく、と書きましたが、内心心臓バクバク言っています・・・(泣)
ちょっと切っては点灯試験をやって。。。の繰り返しでした。
(配線を先に済ませておいてよかった。。。)
という事であちこち切込みを入れて無残な姿になってしまったメーターです。。。
これで無事に収まるか、と思いきや。。。
2個上の写真でも分かる通り、コネクタの部分にプラスチックが思い切り重なっています・・・。しかも3ヶ所とも。。。(泣)
ここばっかりはメーターを切るといよいよ点灯しなくなってしまうので、やむを得ずプラスチック部分をカッターで削ぎ落としました。
という事でどうにかこうにかメーターを取り付けることが出来ました。
メーターは裏面に薄い両面テープを貼って本体に固定します。
しかしながらメーターを通しやすくする為に真中の穴が大きく開いているせいで、地の白い部分が見えてしまい、ちょっと微妙にみっともない感じです。。。
今回は時間が無かったので(理由は後述します)、このまま組み付けます。
そのうち黒い紙でも挟んでカモフラージュしてみたいと思います。
組み付けは取り外しと逆の順番にやっていきます。
注意点としては配線がメーターのふちに噛むような形になる為、線に無理がかからないように気をつける必要があります。断線したら一巻の終わりなので。。。
ということで点灯してみました。
今までとは印象ががらりと変わりました!
過去にも何度かELメーター加工をやってますが今回もなかなか満足度の高い結果が得られました。
例によって色は青と緑に変えらるようになっていますが、写真では違いがあまり分からないですね。。。
ちなみに上の写真が緑で点灯した時で、下が青で点灯した時の写真です。
実は写真を良くご覧頂くとお分かりかもしれませんが、パネルを被せる時にスピードメータの針が抜けてしまい、一応0キロに合わせて差し直したのですが、エンジンキーをアクセサリーに回すと針が30キロの辺りを差しています。
これ、組みつけが終わってエンジンを掛けた時に気がつきました。。。
当然このままでは走らせられないので、自分の感覚を頼りに何度かトライ・アンド・エラーを繰り返していい感じになるまで調整しました。
ちなみに後日、知人二人に頼んで、二車線の道路を並んで走ってもらい、そのときの知人の車のスピードをメーター読みして貰ったのですが、どちらともぴったり一致していました!
原付のスピード感覚が意外と正確なのは驚きでした(^^;)
実はこの取り付け作業をやるに当たって原付の住まいの駐車場が立体駐車場で場所が確保できなかったので、近所の建設中のマンションの前の道路に路駐をして作業を行ったのですが、案の定というか、巡回中のおまわりさんに声を掛けられてしまいました。。。
ちょうどメーターの切込みを入れている最中で、状況としてはかなり怪しい人になっているさなかだったので、冷や汗が出ました。
警察の人いわく「最近近所で車上荒らしが多発しているので、一応確認させて下さい」とのこと。
やっている事は怪しいですが、別に疚しいことは何もしていないので、快く対応させて頂きました。
穏やかな口調で世間話を交えながらあちこちトランクだのグローブボックスだの調べられましたが、当然怪しいものが出て来る筈も無く、そのまま立ち去っていきました。。。
しかしながら原付もあまり疑われるのも困るので、早々に撤収することにしました(案外チキン。。。)
うーん、これからのいじりれき、どこでやろうかしら。。。