ヘッドライトバルブの交換とフルLED化・1
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原付のステップワゴンのヘッドライトは、最初からHIDバルブと言うかディスチャージバルブが付いているのですが、何せ純正品なので、色温度は控えめ。
点灯の瞬間以外はほぼ電球色なのがちょっぴり切ない感じでした。
以前から高輝度バルブへの交換は興味があったのですが、カー用品店で売られている有名ブランド製のバルブは一般にかなり高価だし、かといってネット通販などで売られている中華製の安物バルブはとにかく安いけど、安いだけに品質もそれなりなイメージがあったので、実施をずっと躊躇っていました。
3月に弟の家に行ったときに、弟の車のバルブが切れたので原付が交換作業を行ったのですが、そのときカー用品店で特売で売られていた6000ケルビンのバルブ選んで見たところ、これが安物の割に結構いい感じの白さだったので、自分の車も交換してみたくなりました。
それから暫くして、釣り仲間の友達がフォグランプをディスチャージバルブに変更したといって見せてくれました。
ヘッドライトバルブとフォグランプバルブがどちらもディスチャージの昼白色で明るく照らされているその姿はかなりクールで、弟の車につけたランクのバルブが入手できるなら思い切って交換てみようと思いました。
とはいえ、フォグランプをディスチャージ化するにはバラストも購入しなければならず、バルブなら外れに当たっても交換が出来るからいいのですが、バラストが外れだったらちょっと面倒です。。。
それで、どんなメーカーがお勧めか岩手の従弟に聞いてみたら、
「ディスチャージ入れてもいいけど、あれ、面倒くさいから、俺はLED入れてるよ。」
といって写真を送ってきてくれました。
LEDはまだ明るさの面で実用的ではないのかと思っていたら、いつの間にかこんなにちゃんとしたバルブが出ていたんですね。。。
そもそも原付は明るさを求めている訳ではなく、対向車に迷惑をかけない程度の白さが実現出来ればよいのでこれだけちゃんとしているなら充分です。
聞くと値段は1600円程度とかなりお買い得な感じです。
LEDならバルブを交換するだけで取り付けられるので、従弟の言うとおり加工は楽チンだし外れを引くリスクも納得できる範囲です。
従弟からLEDバルブの話を聞いて、以前は予算が折り合わずに指を咥えて見ているだけだった、フルLED化のことを思い出し、やってみたくなりました。
そこで、ネットで、まずどんなバルブが必要になるのかを調べてみることにしました。
小糸製作所の対応表によると、RF7ステップワゴンのバルブは前から順に、
場所 | 仕様 |
ヘッドランプ | D2R(HID仕様) |
フォグランプ | H1 |
ポジション | T10 |
フロントウィンカー | T20シングル |
サイドウィンカー | T10 |
ブレーキ | T20ダブル |
リアウィンカー | T20ピンチ部違い |
バックランプ | T20シングル |
ライセンス | T10 |
という仕様になっているそうです。
それぞれの規格のバルブにもいくつかの種類が販売されていたのですが、主にLEDのチップ数の多少かSMD式のチップを使っているのかという違いのようです。
原付的には、上にも書いたとおり他の車に迷惑がかかるような明るさにするのは本意ではないので、どのくらいのチップ数でどのくらいの明るさになるのか分からないのですが、安全策をとってチップ数が凡庸な物を選ぶことにしました。
見積もってみたところ、最終的に全部揃えて送料込みで都合2万円くらいになりそうです。
もちろん全て中華製バルブですが、球切れしたらまた買って交換すればいいやと思える程度の価格なので思い切ってチャレンジしてみることにしました。
数日後、注文していたものが一式納品されました。
D2R(HID/6000ケルビン) : 2個 ¥3,129
原付の勤め先が取引している通販会社のもの。
あそこならあまり無茶なものは売らないだろう、という判断です。
6000ケルビンにしたのは車検に対応させたいから、というのはもちろんのこと、あまり白くしすぎて雨の時に見づらくならないようにという理由も有ります。
H1 : 1個 ¥2,980
「左右108連」というキャッチコピーですが、つまり片側は54個という事になります。
T10 : 4個 ¥735 x 2
2.5wアルミヒートシンク4SMDという規格。
T20シングル : 4個 ¥2,480 x 2
1バルブ当たり18個のものです。
T20ダブル : 2個 ¥1,280
こちらは1バルブ当たり21個のものです。
T20ピンチ部違い(アンバー) : 2個 ¥2,780
ステップワゴンのリアのウィンカーケースは透明でバルブがアンバーになっているのですが、バルブが着色されているものは誤装着を防止するために他のバルブとピンチの形状が異なっているそうです。
このバルブが一番入手しづらかったというか選択肢が少ないものでした。
それから、ウィンカーバルブをLEDに変えると消費電流が少なくなってウィンカーの点滅が早くなる現象(ハイフラッシャー)が発生するらしく、それを防止するために純正のリレーを対応品に交換しなければならないというのであわせて手配。
CF13という仕様?のものです。
フラッシュスピードが調整可能なタイプのものを選んでみました。
価格は¥1,580円です。
ということで、一式揃った所で、まずは面倒くさそうなウィンカーリレーの交換を先に済ませてしまうことに。
ウィンカーリレーは、運転席右下側のヒューズボックスについていて、原付は面倒だったので、アンダーカバーを半分だけ外して作業しました。
写真の奥に見える黄色のヒューズが並んでいる場所がヒューズボックスというかMPCSで、その上に見える黒くて四角い物体がウィンカーリレー。
上下の爪で固定されているので爪を引きながら引っこ抜くだけなのですが、旨く爪を開放できなかったので、爪を浮かせた状態でマイナスドライバを挟み込んで固定して抜きました。
で、新しいリレーですが、対応品ということで購入したので、てっきり同サイズだと思っていたら、サイズがぜんぜん違いました。。。
しかたないので、このような線を準備して延長コードとする事にしました。
スピーカー用に使う平形ギボシを使ってみました。
元々のリレーが収まっていたところの端子へオス側の端子を差し込みました。
で、とりあえず動作確認をしたらちゃんと動きました。
当初、裏側のどこかにタイラップかなんかで固定しようと思ったのですが、折角速度調整が可能なタイプなので、調整しやすいようにコインポケットに設置することにしました。
ちなみに、このリレーはウィンカーが戻した後、クリック音だけ1回分くらい余計に鳴ります。
まぁ、その時バルブは光っていないよう(音だけ)なので、放っておくことにしました。