オーディオプリアンプを取り付ける実験・3
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前回まで、色々と紆余曲折を経て、いくつかのトラブルにも巻き込まれ、何度も心が折れそうになりましたが、ようやくどうにか完成にこぎつけました。
今回はいよいよ車両への設置です。
ということで、まずはエアコンダクトに取り付けたLED照明を撤去するために上部パネルを外して照明を撤去。
設置した当初は、もっとダクト内を明るく照らしてくれるのかな、と思っていたのですが、実際にはさほどでもなく、いい方法が無いか考えたまま忘れていたものだったので、やっと有効活用の道が開けましたw
続いて配線の繋ぎ替え。
このプリアンプは入力がRCAとピンジャックの2系統付いているので、セレクターを使わずに2系統の入力を捌く事が出来ます。
グローブボックスの中がセレクターとオーディオケーブルでごちゃごちゃになっていたので、まさに渡りに船。
という事で、線を繋ぎ替えたところで、念のため動作確認。
よしよし、ちゃんと鳴っているな。。。ん?あれ??
なんか音が片方のスピーカーからしか鳴っていない気がする。。。
接触不良を疑ってあちこち配線をいじくってみるもののどうも原因が分かりません。
コントロールノブの一つに左右のバランスを調整するものがあるのですが、右に回すと右のスピーカーから音が出るのですが、左に回すと音が消えてしまいます。
まぁ、所詮安物だし自分側のスピーカーが聞こえればステレオにならなくてもまぁいいか、という気がしなくも無いのですが、何だかスッキリしません。。。
なんだか悔しいので色々繋いだり外したりしてチェックしているうちに、RCAジャックにテレビ、ピンジャックにMP3を繋げて同時につけると、テレビが左のスピーカーから、MP3が右のスピーカーから出ている事がわかりました。
更に、ピンジャックを抜くとテレビの音声が両方から出力され、逆にRCAを抜くとその逆の挙動を示し、その場合はバランサーも正常に機能している事も判明。
何だ、このへんてこな仕様は!?
件のBTL接続が影響しているのかもしれません。
上記の仕様を踏まえると、使わない方のデバイスをいちいち抜いておけば普通に使える訳ですが、MP3は使わないときは抜いておけるのですが、テレビの音声は直結しているので抜き差しが出来ません。。。
どちらかというとMP3を使う事が多い事を考えるとちょっと片手落ちな感じが否めません。。。
結局間にAVセレクターを挟むしかないのかなぁ。。。
日も暮れて時間切れとなってしまい、色々実験する時間がなくなってしまったので、今回はひとまずこのままで行く事にしました。
また時間が有る時に、改めてBTL接続の特長とか配線の組み合わせの工夫とかの対策を考えてみたいと思います。
一通り設置を済ませてLEDライトをステーに取り付けます。
LEDライトと本体スイッチを同じソケットから取って、電源を一元化しようと思ったのですが忘れてしまったので、それもゆくゆく対策したいと思います。
ということで小物入れを取り付け。
音声ケーブル類がみんな1m以上の長さが有って、小物入れの裏に束ねて押し込んだのですが、いかんせんこれだけ本数が多くなるとかさばって仕方がありません。。。
これも宿題です。。。
最後にあちこち外したパネルを元に戻そうとした時に、チャリン、という何かが落下する軽い音がしたのですが、特に落下する金属類に心当たりがなく、念のため落ちた先の足元を探したのですが、それっぽい物も見つからず、ま、いいかと放置してパネルも全て元に戻し終わって、小物入れの蓋を開け閉めした時に変な違和感を感じました。
良く見ると、小物入れの蓋のヒンジ部分が脱臼してる。。。
ヒンジ部分を細い金属のピンで留めているらしく、それが脱落した模様。
おーう、なんてこった。。。
暗い車内で懐中電灯を頼りに探してみたのですが、そんな小さな金属が容易に見つかるわけもなく。。。
とりあえず開け閉めは出来そうなので、いずれ代用品を宛がうか、落とした金属片を探してみる事にします。
(宿題が増えすぎて半分投げやりになってきています。。。w)
ま、そんな訳でどうにか設置完了。
蓋を開けると、ボリュームノブを照らすLEDがなかなかよい雰囲気を醸し出しています。
エンジンをかけていてもナビのボリュームを上げることなく音楽を聴くことが出来る程度に音量の調節ができてなかなか上出来です。
まぁ、細かいことを言えば、音質にクリアさは無く、ちょっと雑な感じなのが残念ですが、所詮元のソースがワンセグだったりMP3だったりなので、余り気にしても仕方ありません。
音質についてはベースとトレブルでごまかす程度には調節が効くので値段を考えたら及第点、と言ったところ。
まー正直言うと、本体は安かったけど、ケーブルだのステーだのの値段が結構馬鹿にならず、総額で言うと5000円くらいかかったりしているので、安物なのか高級品なのか微妙な所になってしまったのが残念な所ですw