2011/10/15
この車のカーナビはかなり前から不調で、ナビのＤＶＤが読み込めなくなっていて、オーディオとしてしか使えない片手落ちも大概な状態で使われていました。
それでは外回りに不便だからと、ポータブルナビを別途取り付けて使っていたのですが。。。
ある日営業が室内灯をつけっぱなしにしたまま車庫入れをして一晩放置してしまい、バッテリを上げてしまいました。
バッテリはとりあえず交換したらしいのですが、そこで問題が発生しました。
件のカーナビは初回起動時にイニシャル処理を行うようになっているのですが、その処理には地図ディスクを使うらしく、画面に「ディスクを挿入してください」とメッセージが表示されました。
ところが困ったことに肝心のＤＶＤドライブは先般から読み込み不良状態なので、指示通りに何度ディスクを入れてもリードエラーとなって先に進まなくなってしまいました。
しかもイニシャル処理をが完了しないと、オーディオ機能も使えないようになっていて、進退窮まってしまいました。。。
仕方ないので暫くはそのまま使っていたのですが、流石に移動中にラジオも聞けないのでは、退屈極まりないということで、営業が知人からＣＤデッキを貰ってきたそうです。
クラウンのナビ取り付けもやった関係で、原付に白羽の矢が当たったので、引き受けることにしました。
まず、ナビを改めて確認してみると、エクリプスの社外品で、車種別取り付けキットはそのまま流用できそうです。
カーナビは２ＤＩＮタイプなのですが、オーディオは１ＤＩＮタイプなので、そのまま取り付けると、１ＤＩＮ分の隙間ができてしまうので、そこを隠すコンソールは必要になりそうです。
で、そういえばステップワゴン用に買って結局使わなかったのが余っていることを思い出し、折角だからそれを使おうと思ったのですが、いくら家を探しても、どこへ置き忘れたか見当たりませんでした。
必要なときに限って見つからないというマーフィーの法則（って古いか。。。）発動状態でイライラしましたが、結局見つからなかったので、諦めて買いに行くことにしました。
どうせ要らないからと、誰かの家に押し付けてきちゃったかな。。。
ということで、近所のカー用品店に行って見た所、そっけないボックスタイプの物が１２００円で、カップホルダーと小物入れがついているタイプは２５００円くらいしていました。
かかった費用は経費清算ＯＫということで引き受けたのですが、むやみに高いものを買っても使わないかもしれないので、結局安い方を購入しました。
で、部材を揃えた所で、早速作業開始、と行きたいところですが、都内に住んでいると作業場所の確保が厄介だったりします。
すでに夕方になろうかという時間で、ホームセンターなどの駐車場では早々に追い出されそうです。
コインパーキングで作業しようかとも思ったのですが、全力でコンソールを分解している姿はどう見ても不審ですし、何かあっても自分の車でないので、言い訳しづらい気もします。。。
ということで、結局高速のサービスエリアを借りて作業することにしました。
サービスエリアの建物から遠い空いている場所を陣取り作業開始。
まずは構造の調査から。
ナビ周りのエアコン吹き出し口のカバーを兼ねたカバーはそこから両方向へ伸びる細い飾りの下になっているので、まずはそれを外すところから。
というか、ナビ周りのカバー自体が爪で留まっているだけで、手前に引っ張り出せば外せるので、それを引っ張り出した勢いで浮いた飾りを外すような横着な方法で外しました。
カバーが取れたところで中を見ると、ユニットの下のほうで車体に固定されているのが見えたのですが、プラスねじではなく六角ねじになっています。
プラスねじならドライバーが差し込めるのですが、手持ちの六角レンチでは、隙間が小さくて入っていきません。
仕方ないので、エアコンのパネルも外すことに。
ＡＴのシフトの周りのカバーを外し、エアコンの風量調整のノブを外すと見えるねじを外すと、カバー自体は手前に外せます。
背面にいくつかのコネクターが接続されているので、これらを外すと完全に取り外すことができました。
トヨタの車はナビが外しやすい、ということで車上あらしのターゲットになりやすいというニュースを以前見たことがあったのですが、確かに分かるような気がします。。。
それはさておき、ナビの枠を固定しているねじを外し、ユニットを手前に引き出すと、ナビの取り外しはほぼ完了。
原付の読みどおり、背面のコネクターは車種別取り付けキットのコネクターを介して接続されていたので、これらをすべて外していきます。
ＧＰＳアンテナやＶＩＣＳの類は面倒なので、そのまま残置させることに。
本体から枠部分を外して、新しいオーディオとダミーのカバーを取り付けます。
ねじ位置もぴったり同じで取り付けに苦労する部分は特にありません。
一旦簡単に配線して動作確認し、無事に再生できたので、後は取り外しと逆の順序で組みつけて完成。
ご覧のとおり、そこそこうまく行ったのではないかと思います。