0142 – Toshiba Dynabook SS2100 – 3

前回の懸命の復旧作業により、無事復活したダイナブックですが、ネットで分解方法の検索をしていた時に内蔵無線LANを802.11aから802.11gに変えるという記事を見つけました。

確かにこのSS2100は802.11aの無線LANカードが付いているのですが、これが最大で11Mまでしか速度が出ない(802.11gは最大54M)ものなので、もったいないなー、と思っていた所でした。

記事によると、無線LANカードは内蔵のminiPCIスロットに装着されているだけらしく、これを交換するだけで802.11gに変更できるそうです。

更に調べてみると、この機種にはインテルのWM3B2200BGというのが適合しそうなので、ネットで検索してみると1800円くらいで売っている所がありました。

ついでにメモリも256MBでxpを動かすのはちょっと重たいので、512MBくらい追加しようと思っていたのですが、これも同じ所で5000円で売っていました。

このところ問題なく動いているようなので、少し投資してみる事にしました。

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という事で、無事にモノが到着したので開けてみたのが、↑の写真。

(メモリの追加は次の記事で。)

チップ類は全てラベルで覆い被さっています。

早速、PCを分解してみましょう。

分解手順についてはこちらをどうぞ。

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※念のため。。。ケースを分解すると一般的に保証が受けられなくなるので分解はご自身の責任でお願いします。作業を行った結果いかなる不具合が発生したとしても原付は一切の責任を負えませんのでご了承の上でお願いします。

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という事で、ばらした状態になりました。

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上の写真の左上の濃い水色というか青いカードがminiPCIのアダプタです。

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拡大したところ。

このカードはコネクタにさしてあるだけなので、ゆっくり上に持ち上げると簡単に外れます。

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外して裏返しにしたところです。写真左下部分から延びているコードがアンテナ線です。

まず、miniPCIスロットから無線LANカードを外します。

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アンテナ線は養生テープのようなテープで巻きつけて固定されているので、これを剥がして、アンテナ線をコネクタから外します。

ボタン風に固定されているだけなので、これもゆっくり引っ張れば外れます。

アンテナ線のMAINとAUXを間違えないように新しいカードに接続してさっき剥がした養生テープでまた固定しておきます。

(養生テープが剥がした時に駄目になってしまったら、別に普通のセロテープでも、絶縁テープでも大丈夫だと思います。)

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で取り付けた所が上の写真です。

後は逆順に戻していきます。

が、万が一認識しなかったりした時にまた分解するのは容易ではないのと、部屋の構造によっては802.11gでは速度が全然でない可能性も有り(802.11gの方が障害物などの影響を受けやすいものだったはずです。)その場合は計画中止になる可能性もあったので、仮組みのままで電源を入れます。

Intel PROSetのドライバーを削除して、代わりにインテルからダウンロードしたドライバをインストールしてあげると、カードはすんなり認識しました。

次にワイヤレスの接続設定を行うわけですが、うちはマンションのせいかあちこちに無線LANの電波が飛びまくっていて、検索させると、10個ぐらい出てきます。

その中のどれがウチの物なのかメモを取っていなかったので分からなくなってしまい、再度当たりをつけて幾つかつなげてみると、2つ目に選んだアクセスポイントで接続できました。

接続できた事が確認できたので、一旦電源を切ってケースを元通りに戻します。

早速、スピードチェックを行ってみましょう。

今回はBNRスピードテストのサイトで検速してみました。

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上は802.11aの時にテストしたものです。

およそ4.6Mbps程度ですね。

new

で上の写真が802.11gに変えてからテストしたものです。

なんと33Mbpsオーバー出ました!!

交換に要した時間は30分程度でしたが、時間帯による回線の混雑は割と無視できるくらいの速度の改善っぷりです。

幾つかのサイトを開いてみてもレスポンスの違いがはっきりと感じられました。

という事で、今回も、大、大成功~ ^-^)v

Posted by gen_charly