Vodafone SHARP V602SH
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V601SHの後継機種としてリリースされたモデルです。
V601SHと機能的に大きく異なるところはモバイルカメラに光学2倍ズームが付いたことと、液晶部分を反転する機能が付いたことです。
ちょうど前後して他社の携帯でも液晶部分を回転させてよりデジカメライクな使い方が出来るよう進化したモデルが出始めた頃で、中にはデジカメの中に電話機能が付いているかのようなモデルすらありました。
V601SHの記事にも書きましたが、原付もデジカメの代わりとして使いたいという希望があったことから、この機種を購入することにしました。
とは言ってもまだV601SHを手に入れてから余り時間が経っておらず、カミさんに買い換えたいと言い出しづらかったのですが、ちょうどカミさんがJ-SH08をだいぶ長いこと使っていたので、原付のV601SHをカミさんに譲って更新させることで、原付が新たに購入するという手法を採りました。
もっとも、それぞれ機種変更したのでは費用がべらぼうになってしまうことから、共に新規契約としたので番号が変わってしまいました。
デザイン的にはV601SHの携帯電話らしいデザインから一転、かなりデジカメを意識したデザインになり、レンズ周りには円形の大きなメッキが施されるようになりました。
これは自分撮り用の鏡を兼ねていたと思われ、そう言った意味ではJ-SH04に先祖返りした感じです。
鏡を設けることでサブディスプレイを自分撮り用のモニターとして使う必要がなくなったせいか、サブディスプレイは文字のみ表示されるシンプルな白黒液晶に戻ってしまいました。
全体的なシルエットとしては、無駄な部分をそぎ落とした直線的なデザインで、若干シンプルすぎる嫌いもあります。
液晶は上述の通りシャープがスウィーベルスタイルと名づけた、画面を背面側に反転させる機構が付いていました。
この状態でカメラを起動すると液晶を見ながら撮影することが出来、ボディサイドに設けられたいくつかのサブキーがシャッターボタンやズームボタンとして割り当てられているので、デジカメライクなスタイルで写真を撮ることが出来ます。
と、ここまでは正常進化的で好ましいのですが、肝心の画質がV601SHと比較してかなり後退してしまった印象で、フォーカスは全体的により甘くなり、周囲は殆どピンボケ状態となってしまうのが非常に残念でした。
またこの機種の売りでもある光学ズームについては、さすがにデジタルズームと比較してキメの細かい写真が撮影できるのですが、それでも周囲のフォーカスの甘さはいかんともしがたく、余り使い物になりませんでした。
他方、もう一つの売りであるスウィーベルスタイルについては、運転時などに画面を注視できない時でも、軽く目線を送るだけで誰からの着信か知ることができ、ハンズフリーで通話する時に重宝しました。
そのほかの機能で特に目立ったものは無かったのですが、メールなどの入力の際に日本語を入力した最初の文字から候補を探してくれる機能はなかなか便利でした。
ボディは全体的にツヤのある塗装になっていて、それゆえ指紋がベタベタと付いてみっともなかったのが原付的にマイナスポイントでした。
もっともそれは他機種でも似たり寄ったりで、本体をデコレーションで飾リつけたりしている人も多かったのですが、原付はそういうのに興味が無かったので当時流行したマジョーラカラーのコーティングフィルムを貼ってみました。
割とウマく貼れたのでそれなりに気に入っていたのですが、結局光沢面に指紋が付くという意味では一緒だったので暫くしてまた剥がしてしまいました。。。
上述の事情で購入したこともあり、カミさんからは今度こそ長く使うよう釘を刺されていたのですが、ある日不注意で携帯をトイレに水没させてしまい、やむなく機種変更することになりました。
カミさんからはワザとやったんじゃないの?と白い目で見られましたが、これは本当です、って誰に言ってるんだ?w