[DigiItem-62] ASUS Transformer Book T101HA

(Spec : [CPU]Atom x5-Z8350 1.44GHz / [eMMC]64GB / [MEM]4GB)

2017年購入:


当時勤めていた職場でACERの2in1ノートPCを持ち込んでいた同僚がいて、物珍しかったので聞いてみると3万円くらいで買ったと言っていた。

そのころ、業務多忙で残業が多く帰宅が遅くなりがちだったのと、子供が生まれたばかりで夜中にPCをいじるのが憚れたのとで、帰宅後にあまりPCを触る気分になれなかった。とはいえ報告書作成などもこなさなければならないので、窮余の策として、まだ気力の残っている通勤中の時間にやってしまおうと考えたのだが、DynaBookはバッテリーが死んでいるので持ち出せないし、4310Sは筐体が大きくて持ち運びがだるい。新しいものを買おうにも用途が用途なだけにあまり積極的な投資もできず・・・かといってスマホで長文を書くのはさすがに嫌だ。

軽量コンパクトで、そこそこ動いて持ち運びが苦にならない、安いノートPCかタブレットがあればなぁと考えていた矢先だったので、見た瞬間これだ!と思った。

2in1PCというのは、いわゆるタブレットにキーボードが付いたようなPCで、タブレットとして使うこともできれば、ノートPCとしても使えるという、いいとこ取りのPCである。どちらにも中途半端ともいえるがw

報告書などのテキスト作成がメインの用途となるなので、やはり物理キーボードが着いたノートPCが欲しいところだが、機能を充実させると重くなるし、逆に薄型軽量高性能のものはかなり高い。一方、タブレットならサイズが手頃で、価格は比較的安価。動画やWebを見たりするだけならこれで十分なのだが、文字入力はしづらい。そこを2in1PCは叶えてくれるわけである。PCとタブレットを使い分けできて、OSはアプリの豊富なWindowsがインストールされている。そしてそんな面白PCが3万円だというのだ。無駄遣いになっても諦めもつくから、衝動買いするのに最適であるw

ということで早速アマゾンで調べてみると、同僚の持っていたACERの他にASUSも同じようなスペックのPCを販売していた。ASUSの方がスペックが若干高く、見た感じの質感もよさそうな感じだがACERより1万円くらい高い。でもまぁ、見た目で満足しがちな自分の性分を考えると、きっとASUSの方が後悔しない気がする。そんなわけで、若干予算オーバーだが、ASUSのT101HAを買うことにした。

ちなみに、当時はT100HAという1つ前のモデルも併売されていて、なぜかT101HAより前のモデルなのに、CPUスペックは高性能という不思議なラインナップとなっていた。CPUスペックを重視してTA100HAの方にしようか悩んだが、高性能といってもまぁ五十歩百歩の世界だし、新しいものを買っておいた方が後々無難だろうということで、最終的にT101HAを入手したわけである。

当時はアマゾン限定モデルとして、メモリを4GB積んだモデルが売られていた。標準仕様の2GBでも最低限のことはこなせると思うが、後から増設不可ということなので、余裕を持たせておいた方がいいだろうと思い4GBのモデルを選んだ。

20201014_173348

まず外観だが、なんといっても特徴的なのは2in1構造だ。キーボードと本体はマグネット付きのコネクタで接続されていて、簡単にドッキングさせたり外したりが可能である。キーボードを取り外せばタブレットPCとなり、単体でもすべての操作が可能なようにタブレット側にすべてのデバイスが収まっている。

何も繋げず単品で使うとスタイリッシュだが、通常のノートPCと異なり画面側に本体機能が収まっているので、外部コネクタ類がすべて画面の左側についている。充電したり、USB機器をつなげたりすると画面の横から線がピンピン伸びている感じになってしまい、ノートPCとして使うとことさら不格好になる。

ただしその見た目に目をつぶれば、MicroSDカードスロット、Type-A USBコネクタ、Type-B USBコネクタ(充電兼用)、Micro HDMI、ヘッドフォンなど拡張端子類は充実していて、我慢させられるものがないのはGood。なお、外部モニターを繋ぐ場合は、HDMIの変換コネクタが必要になるので、これは別途手配した。また、インカメラ、スピーカー、ボリューム調整ボタンなども同様に本体側についている。

20201014_173437

他方、キーボード側は入力デバイス(キーボードとタッチパッド)のみで、おまけの位置づけなのか、本体の質感からするとプラスチック感が強くちょっとおもちゃっぽい。遠くから見れば高級感ある感じなのだが、触ると安っぽい。まぁ、このコストで作ろうと思ったら頑張っている方かもしれないが。

電源ボタンは画面側についていて、長押しでスイッチが入るようになっているが、ボタンのクリック感に乏しく押しづらい。押す時間が短いとバッテリー状態を表示するだけで消えてしまう。


電源を入れるとOSが立ち上がってくる。OSはWindows10が64GBの内蔵SSDにインストールされている。

SSDの半分弱ほどがOSとプリインストールアプリで消費されてしまっている。メモリも潤沢ではないので、ドライバやBIOSのアップデートのためのアプリ以外はOS標準アプリも含めバッサリ削除。それでも動画類を置くには空き領域が心もとなかったので、別途64GBのmicroSDを入手してそちらをデータ領域とした。ただし、SDカードはリードライトが遅いのでパフォーマンスが悪くなってしまうのが玉に瑕。

OSの挙動は起動時やディスクアクセスがあるときにモタつく感じがあり、お世辞にも快適とは言えない。ただ、起動時のデータロードがあらかた済んだあとは、さほど気にならないレベルに落ち着いている。こんなものかなと思って使えば納得できる範囲である。


バッテリーの持ちはこのサイズにしては意外に、というか案外よく持つ方だと思う。5~6時間くらいは使えている感じだ。今まで使っていたものが中古品とかでバッテリーが劣化していたからか、バッテリー駆動はせいぜい1時間程度という認識だったのが、いつの間にだいぶ進歩しているな、と思った。

20201014_173501

キーボードを外してタブレット状態にすると、OSもタブレットモードに切り替わる。が、Windowsのタブレットモードは洗練されていない。というか、複数ウィンドウを開いてあれこれいじれるのがWindowsの美点なので、アプリごとに画面を切り替えて使うタブレットモードはもはや、WindowsのWindowsたるところを全力で否定している感じすらある。

Windowsらしさ、というか良いところがスポイルされてしまうので、WindowsOSであるメリットが感じられず、AndroidやiPadで充分という当たり前の結論になってしまう・・・。

ちなみにタブレットモードに切り替わらないようにすることもできる。その場合は普通にデスクトップ画面をタッチパネルで操作することになるのだが、マウスオペレーション前提の操作方法になってしまうので、コピペ動作だけでもかなり野暮ったい感じになってしまう。

もっとも、タブレットモード自体はAndroidなどとあまり変わらないレベルの操作感は実現できている。Androidならそういうもので納得できてしまう操作が、Windowsだと不満に感じてしまうということなので、Windowsからしてみたらとばっちりもいいところなんだとは思うが・・・。


続いてノートPCモードだが、キーボードを装着するとその操作感はノートPCそのものである。これだと文字入力は非常に捗るが、キーボードもタッチパッドも作りが安っぽく、キータイプ音やタッチパッドを触った時の音がガタガタとうるさい。見た目はそれほど安っぽくないのにこの音が全てを台無しにしてしまっている。恐らく全体的な重量を軽くするために、重たい画面側とバランスを取ってキーボード側を軽くせざるを得なかったのだろうが、せめてメンブレンタイプのキーボードが採用できたら、かなり品が良い感じになるのに惜しい部分だ。

また、そのせいで、画面をある角度以上に開くことができないようになっている(自立できず後ろに倒れちゃうから)。ところが、ラップトップで使おうとすると、角度が立ちすぎてて見づらい。あと2センチ後ろに倒れればだいぶ違うと思うのだが。これも惜しい部分である。

というか、100歩譲ってキーボードの安っぽさは我慢するとして、我慢ならないのがタッチパット。センサーの反応が敏感なのか、文字入力中にしょっちゅうポインタが別の場所に飛んで行ってしまう。これはOSのセンサー感度設定を一番弱く設定しても改善しない。とりあえず文字入力時にはfn+F9でOff/Onを切り替えて使っているが、なんか微妙・・・。

ついでに言うと、使っている外付けマウスがBlueToothのもので、これを繋げた時にタッチパッドが無効となるよう設定してあるのだが、切り替えがうまくいかないことが多い。外付けマウスが有効化されなかったり、タッチパッドが無効化されなかったり、一度切り替わったら今度は元に戻ってくれなかったり・・・という感じで、毎回使う時に悶々とさせられる。まぁ、いざとなれば画面がタッチパネルなので、画面を直接触って操作してもいいんだけど、なんかコレジャナイ感が半端ない・・・。


さて、喜び勇んで電車内でこれ見よがしに使い始めたのもつかの間、数か月後に職場の異動があった。今度の職場は通勤に2時間くらいかかる場所で、いよいよフル活用のチャンスと思ったが、その職場は私物のノートPCの持ち込みが一切NGであった。といっても鞄の中を見られなければバレない世界ではあるのだが、万一見つかるといいわけに苦労しそうなので、持っていくのをやめてしまった。そのせいであまり有効に活用できていない。そのうえコロナ禍でテレワークになってしまったので、ますます使い道がなくなってしまった・・・。

が、意外なところに活路を見いだそうとしているところだ。バンド活動である。キーボードが転勤で離れたところに行ってしまったので、スタジオと彼の家でオンラインセッションをやるために、オーディオインターフェースなるものを入手した。で、オーディオインターフェースとインターネットの仲立ちにこのPCを使っているのだ。

かつて入手したノートPCは本格的に使いこなせないまま手放してしまうことが多かった中で、このPCは思った以上に使い道が与えられていて、自分でも意外な感じだ。

ただ、初めてのWindows10マシンで、設定とか手さぐりでいじってしまっているせいか、なんか動きが中途半端になっている。そろそろ一度クリーンインストールし直して、もっと動作が軽いPCを目指してみるか。

そのうち・・・。

Posted by gen_charly