001008 – いじりれき 2017/09-4
ナビのアレをゴニョゴニョした話
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スペーシアに取り付けられている純正ナビは、純正だけあって、走行中はナビの操作ができない(もちろんテレビも映らない)。
一応地図の拡大縮小や位置のスクロールくらいは走行中でも操作できるので、これでも何とかなるっちゃ何とかなるのだが、以前にも書いた通り、走行中には細街路が画面から消えてしまう、というどうしようもない仕様だけはどうにかしたい。
この手の制限はカーナビのパーキングにつながる配線をアースするのが定番の回避方法だが、このナビはその処置だけでは回避できない(テレビは映るようになる)。
というのも、ナビの走行状態の判定を車速パルスの信号で行っているらしく、車速パルス信号が検知できない=停車中=制限解除、という判断をしているということだ。
つまり、走行中に操作できるようにするためには車速パルス信号を止めればよいことになるが、当然、止めたら自車位置を計測しなくなるので、ナビとして使い物にならなくなってしまう。
すなわち、操作をするためには車が必ず停車していなくてはならないという万全の設計なのである。
おのれ、小癪な。。。w
それでも走行中にナビを操作したい、という要望はそれなりにあるようで、ネットで調べてみるとキャンセラーみたいなものが市販されている。
とはいっても上述のとおりキャンセルしてしまうとナビが自車位置を計測しなくなってしまうので、間にスイッチを挟んで、操作したい時だけキャンセルさせるような仕組みになっている。
キャンセル中は自車位置計測が行われなくなるが、そこは我慢するしかない。こればかりはどうしようもないが、使い終わったらONにすれば元通りですよ、という苦肉の策的商品である。
売価はおよそ3000円程度。まぁ、渋滞時の抜け道チェックの時くらいしか使わないからこれでもいいか、と思いつつ商品写真を見ていてハッとなった。
あれ、この商品で使われているスイッチって、おなじみエーモンで売られているメーカー別スイッチそのものじゃね?そう考えると、スイッチ以外は配線のみ。なんだ、自力でできそうじゃん。
ということで、スイッチを入手してきた。線は家にあるもので賄えそうだ。
早速作業開始。
ナビの周りのパネルは引っ張るだけで外せる。
それから、奥に見えるねじ(4個)を外すと、ナビ本体が引き出せるようになる。
で、このハーネスにゴニョゴニョすれば良いわけだ、というか、車速の線(茶)を切断して、そこにギボシを取り付けて、件のスイッチまでの配線をつなげるだけである。
写真に見える圧着端子はディーラーが納車時にゴニョゴニョやってくれたものだ。こちらはパーキングの線なので、テレビが見られるようになっている。ま、めったに見ないが。
ちなみに純正ハーネス、大抵どの車もそうだけど、あと10cmくらい長いと作業性がだいぶ良くなるんだけどな。。。
スイッチは運転席側スイッチボックスの空きにつけることにした。ここは右側電動スライドドア用のスイッチが収まるところだ。幸いというかなんというか、うちのは右側は手動なので、ここがブランクになっているのだ。
スイッチを設置した感じはこんな具合である。プラスチックの質感に若干の違いがあるが、純正に合わせた設計だけに見た目の違和感はほとんどない。
ナビを操作したい時は、このスイッチを押してから操作することになる。
ワンクッション置かなくちゃならないのが悔しいが、背に腹は代えられない。細街路が表示されないウンコな仕様が全部悪いんだ。
上述のとおりここをオフにすると、自車位置が動かなくなるので、実際の位置からだんだんずれていく。
なので、操作が済み次第、速やかにスイッチをオンにする必要がある。
幸い、オンにするとすぐに自車位置を再計測して修正してくれるので、まぁ不満なく使えている。
スライドドアスイッチの隣なので、手さぐりで触ってうっかり押さないようにしないと。。。