005323 – 北本クラシックカーフェスティバル
埼玉県は北本市の河川敷でクラシックカーフェスティバルが開催されるということで、見に行ってみた。
以前どこかで書いたような気もするが、以前から360cc時代の軽自動車に興味がある。なので、フォードT型とかトヨタ2000GTとかが集結しても大して興味を惹かれないのだが、このクラシックカーフェスティバルではそういう360cc軽自動車のオーナーが集結し、しかも体験乗車もできるらしい、ということなので、是非見に行きたいと思った。
車両展示のほかに、工作体験や降雨体験車などもあるということで、カミさんを説得してやってきた。
広場には、あるわあるわ。ホンダライフやバモス、スバルR2などなど。
持っている人は持っているんだなぁ、と眼福の思いだ。
中でもバモスは実物を見たことがなかったので、感涙ものだ。
ちなみに普通車でマツダコスモを展示している人がいた。これまた40年近く前の車だが、メッキの曇り一つなく至ってきれいな状態で維持されていて、大変だなぁと感じるとともに、よくぞここまでグッドコンディションで維持されてきたものだと感動する。
こういう会に参加するのは初めてなので、完全にお上りさんだ。オーナーとその知り合いと思われる人が車の周りで談笑しているのを見ると、話に加わってみたい反面、つい尻込みをしてしまう。
ということで、ブラブラと展示されている車を眺めているだけだったが、昼食を取った後で体験乗車会が始まるということだったので、参加させてもらった。
何人かのオーナーの方が体験乗車に協力してくれるということで、展示エリアを何台かのクラッシックカーがぐるぐる周回し始めた。
列に並んでいるとスタッフの人から何に乗りたいか聞かれた。
ガルウィングのダルマセリカも興味本位で乗ってみたい気もしたが、車列の中にバモスがいるのを目ざとく見つけ、バモスに乗りたいです、と伝えると、バモスが回ってきたところで声がかかった。
おお、ついにあの車に乗れるのか。
運転席に座るオーナーさんによろしくお願いします、と声をかけたあと、見てのとおりドアがないので、どうやって乗ればよいのかちょっと考えてしまった。オーナーさんはすぐに気づいて、そこのバーを外して乗り込んでください、と教えてくれた。
屋根もなければドアもない。こんな車今ではとても販売できないだろう。昔は自由だったんだなぁ、と思いつつ、乗り込む。
さして大きくない敷地なので、せいぜい15キロくらいまでしかスピードが出せない。エンジンの回転数も上がらず、なので車の性格なんかは一切分からなかった。公道を走った時にどれほど爽快(不快)なのか、体験できたらいいなぁ、と思ったが、いきなりそこまでフレンドリーになれるほどのコミュ力は持ち合わせていないので、言い出せなかった。
オーナーは工場を経営されているそうで、この車は18年ほど前に入手したとのこと。取り立てて大事に使っているわけではないが、それでもこの18年間故障一つしてないらしい。
そんなメンテナンスフリーな車だったらぜひとも手に入れてオーナーになってみたいものだが、まぁ、素人が手出しをしたら痛い目に合うんだろうなぁ。。。
それから暫くして、工作体験で別行動をしていたカミさんとチビが合流してきた。折角だから乗ってみたら?と促したら、同じバモスに乗っていた。こんなに小さい車なのに、子供を抱えれば3人乗れるんだな。と変な感心をしてしまった。公道では怖くてこんな乗り方はとてもできないと思うが。
ほかにも乗ってみたい車は山ほどあったが、カミさんたちはそこまで興味を持てなかったらしく、1回体験して満足してしまったので、体験はこの車だけだった。
またイベントの機会があったら参加してみたい。こういうのは足しげく通って顔を覚えてもらうくらいのことはしないとダメなんだろうなぁ。。。