[DIY-07] スーツケースのキャスター修理

旅行や出張の時に持ち歩いているスーツケースがあるのだが、先日出張先でゴロゴロ引きずっていたら、タイル張りのところを歩いているわけでもないのに、手に周期的なガタガタという振動を感じた。
ガムでも踏んでしまったかな、と思いつつ車輪をチェックしてみたら見事にボロボロになっていた・・・。
これは10年くらい前に入手した安物のスーツケースなのだが、使い勝手がよくて割と頻繁に使っていたので、そろそろ寿命を迎えてもおかしくはない。ただ安物とはいえ、壊れたのは車輪だけなので、ケース側にはどこも不調がない。なので、このまま捨てるのはちょっと忍びない。要はキャスター交換ができれば良いのだが、車輪の軸もキャスターを本体に固定しているところも、ネジ山が切られていないので、外すことができない。どうにか交換できないものだろうか。
ネットで調べると、スーツケースのキャスターは大抵交換不能な作りになっているので、廃棄するしかないらしいのだが、中にはDIYで交換したという人の記事もいくつか見つけた。それによるとやはりドライバなどの工具では分解不可であり、金のこで車軸をぶった切って交換するらしい。金のこで切るのは時間こそかかるが、作業の難易度そのものは低めで、車軸さえ壊せればあとは簡単だそうだ。
それだと思い、アマゾンで調べてみると交換用車輪も売られていた。需要あるのかね。売価は概ね4個で1,000円前後。DIYで直せればしめたもの。さっそく入手してみた。
キャスターの寸法はいくつか種類があるようなので、購入前に寸法を調べる。車輪サイズが40×6×18mm、車軸長さが30~35mmという寸法のものが適合するようなので、それを入手。安いもので900円くらいからあるが、なんか見た目がしょぼかったので、1,400円程度で売られていたものを購入した。
で、ものが届いたのでさっそく作業開始。

金のこをキャスターの軸に当てて、ゴリゴリと押し引きしてみたが、金のこの動きに合わせて車軸を保護しているカバーが回転してしまう。
カバーは車軸に固定されていないので、車輪を押さえてもカバーだけが回ってしまって、一向に削り進んでいかない・・・。誰だよ、簡単に交換できるとかいった奴は。

そこで、ドナルド・ダックばりにムキになって電動のこぎりを引っ張り出してきた。電ノコを当てがってスイッチを入れると、手にものすごい振動が伝わってくる。きっとドナルドばりに頭がブルブルしていた気がするw
というのも、軽く押さえただけでは金のこの時同様、カバーが回ってしまうだけなので、体重をかけて半ば押し切りのような感じで切断したからである。5分ほど近所に爆音を轟かせながら格闘してやっと切断できた。
ようやく外れたキャスター。長年のホコリと今回の切断で出たカスにまみれて無残な姿になってしまった。写真でも車輪のゴムがボロボロになっているのが分かると思う。
これ、あと3つあるのかとうんざりするが、ここまで来たら中断はありえないので、とりあえず対策前進。
後半戦はいくらか手慣れてきたこともあって、15分くらいの格闘にて、ようやく4輪全部壊すことができた。電ノコに付けた刃は刃こぼれして使いものにならなくなってしまった。
とはいえ大変なのはここまで。あとは簡単である。

まず、キャスター側に溜まった10年分のホコリと汚れを清掃。
交換用車輪はこんな感じ。車軸が六角ボルトになっていて、両側から締めこんで固定する仕組みだ。

で、取り付けたところ。いい感じに仕上がった。車軸が六角ボルト固定になったので、もしまた車輪がぼろくなっても、簡単に交換できるのがうれしい。これで末永く使える。
とはいえ、次回車輪を交換する必要に迫られた時にはケースの方もだいぶ傷んでるだろうから、ケース自体をリプレースすることになるのかもしれない。

最後に、老婆心というか、蛇足というか、キャスターとねじをマジックで黒く塗っておいた。
当DIYコーナーのエントリとしては久しぶりの成功事例となったw