[飼育-02] イネの生育観察日記【2】
2022/07/21
水抜きをして一週間が過ぎた。天気が不順で一気に乾かなかったので、少し長めに乾燥の期間を取ったが、そろそろ水を戻した方がよさそうだ。
と言うことで、水を5cm程度に張る。
水は庭の散水栓からの水道水を入れているが、水道なので水道代がかかる。
この長雨でそこいらじゅうに雨水があるのに、利用できないもどかしさよ。
水を貯めておけばよいのだが、水たまりにはボウフラが湧いて蚊が発生するからと、カミさんから禁止されている。
2022/08/04
再び水田に水を張って以降、背丈はぐんぐんと伸びて高めに張った防鳥ネットの高さをしのぐようになってきた。
まぁ、これ以上は伸びないと思うので、このまま様子を見ることにする。
ちなみに、前回設置した回転ジョイントは保持力が弱くて、ちょっとした衝撃ですぐ脱落してしまうので、ちょっと改良。横梁をトンネルパッカーの隙間に通すようにした。
トンネルパッカーは保持力が強く、強力にポールに繋がってくれるので、こちらの方が安定感が高いことが分かった。
2022/08/09
茎の節のところにぽわぽわと毛が生えているのが分かるだろうか。葉耳(ようじ)と言うらしい。
なぜ葉耳ができるのかはよく分かっていないそうだ。
2022/08/11
成長MAX。ちょっと窮屈そうだが、このまま様子見。
2022/08/27
株の周囲に生えている葉のうち5%位が枯れてきた。萎びて水の中に入ると腐ってしまうので、取り除くことにした。
根元まで茶色くなってしまっている茎は根元から、大部分が茶色いような茎は茶色くなっている場所から上の方だけカット。
見た目は元気に生育している風になった。ガイドにこの手順はなかったので自分の判断だが、これを除去することが生育に悪い影響を与えないことを祈る。。。
葉耳の輪っかが他の茎にも見られるようになってきた。中から葉舌と言うものが延びている様子も分かる。
これが伸びるとその中に穂ができるようになる。
2022/09/09
穂が伸びて籾がむき出しになった。
ちゃんと籾が付いたのでとりあえず収穫はできそうだ。あとはこの籾が順調に成熟していくことを祈るばかりだ。
ちなみに、穂は写真左側の株に多く着いていて、右側の株からは全く出てきていない。
方角的には右が南になるので、株を作る時に最初に分けつを始めた苗をより日の当たる右から順に植えていたのだが、分けつすらしていなかった苗をまとめた左側の補欠の方が生育が早い。なぜだろう。
それはさておき、防鳥ネットのせいでかなり窮屈そうだ。一部防鳥ネットの隙間から穂や葉がはみ出してしまっている。8月の時点の自分の見通しが大いに甘かったことを痛感する。
この調子で穂がはみ出してしまったら防鳥ネットを付けている意味がなくなってしまうので、かさ上げ工事をすることにした。
これまで試行錯誤して防鳥ネットを張っていたが、結果的に横梁を使わなくてもトンネルパッカーにネットをかませるだけで充分ネットを張れることが分かったので、横梁は外した。
その余った支柱を流用して、連結支柱を延長して高さを稼ぐことにした。
ネットは垂れ下がっているだけになってしまうが、まぁ、鳥は下から進入しないだろう。でも他の生き物が進入する可能性も否定できないので、下に縫物の要領で支柱を通してネットの重し代わりにしてみた。
ちなみに後ろの銀色のネットも昔かった防鳥ネットだ。100円ショップで買った今回の防鳥ネットは長さが2mしかなく、後ろ側までカバーできなくなってしまったので、急遽出動となったものだ。
まぁ、いずれにしても、これで頭上空間の余裕がだいぶできたと思うので、再びのびのびと育ってくれることを期待したい。
2022/09/19
更に数cmほど伸びたようだ。やはり頭上空間を広く取ったのは正解だったようだ。初めからこうしておけば。。。
写真の真ん中に支柱が追加されているが、後ろ側の株の穂が前方にしなだれて防鳥ネットに触れてしまうので、空間を作るために急遽付け足したものだ。
籾は順調に育ち、幾分首をかしげるようになってきた。
一方右半分の株には未だ穂が付かない。まさか、半分が不作で終わる?
そうだとしたら悲しすぎる。。。
2022/09/27
左側の株の籾が色づき始めてきた。もう少しだろうか。
みぎがわー!
2022/10/15
ようやく中央と右側の一部に穂が付いてきた。だが、一番右の株は相変わらずである。
一方、左の方はもうかなり色が濃くなって、首を大きくかしげている。
ガイドによると、穂の90%が黄金色になる10日前くらいに水を抜いて乾燥させる、とある。左側はもう間もなくその90%のラインに到達しそうだが、右はまだまだである。
こういう時、どうすればよいのだろうか。