[Spada-26] いじりれき 2010/08-3
網戸その2:
車の網戸問題はなかなか悩ましいものがある。夏場の車中泊で窓を閉め切って寝るのは自殺行為だが、かといって窓を開けると虫の侵入との戦いになる。もちろんエンジンをかけてエアコンをつけっぱなしにするのはマナー違反なうえにガソリンが無駄になる。キャンピングカーとかならバッテリー駆動のエアコンを取り付ける方法もなくはないがイニシャルコストが高すぎる。
という訳で軟弱な車中泊ツアラーは窓を開けて外気を取り入れつつ寝るしかない。我々はスパイクに乗っていた頃に入手したドア全体にかぶせて使うタイプの網戸を活用している。他の製品の多くは窓枠に貼り付けるタイプでマジックテープで固定するのだがどうにも見栄えが悪い。その点所有しているモノはかぶせた状態の見栄えはイマイチだが未使用時はスッキリとする。
ただし、網戸の性能という点では今一歩でボディと網戸の隙間から侵入してくる虫を防ぎ切れていない。まぁそれでもとりあえずはベストプラクティスだと思っているのだが、問題はリア用のモノがラインアップにないことだ。
自分らはもっぱらリアシートで仮眠するのでフロントの窓が開いている位では十分な外気が入ってこず、寝苦しさの緩和に繋がらないのだ。
そんなある日、二つ前の記事の件でドイトを訪れた際にリアのスライドドア用の網戸が売られていた。ついに見つけた!
こちらがその商品。フロント同様ドアパネルにかぶせるタイプの網戸である。同じ仕組みならフロント用のやつで代用できなかったの?と思われるかもしれないが、スライドドアはドア上部にガイドへと繋がるアームが伸びているので上から被せることが出来ないのだ。
だから外見的には同じような見た目の商品なのだが、この商品はドア上端部分に引っ掛けるように設置したあと、内側でストラップを使って締め上げる設計になっている。これでそのアーム部分をかわしているのでスライドドア専用という訳だ。
取り付けるとこんな感じだ。ステップワゴンの場合、しわにならないように下まで引っ張るとドアのバックルに噛んでしまうので写真のように多少たわんだ状態での装着となる。一応ストラップで締め付けているのでボディと接する部分の浮きは殆どない。これなら虫は容易には入ってこないだろう。
室内側から見るとこのようになっている。
こうして窓を全開にすると外から良い風が入ってくる。これなら充分快眠できそうだが実際には全開にはできない。何故かというとセキュリティの不安があるからだ。何せ網戸なのでカッターなどで切り裂かれたりしたら容易に中に手が入れられるし、ドアの鍵などを開けることも出来る。だから仮に窓の隙間から手を入れられたとしてもドアロックやドアノブのところまで入り込めない程度、数値でいると5~7センチくらいしか開けられないのだ。
それでも完全に閉じているよりはマシだが。というかオートキャンプ場とかで寝泊まりしろ、ってことだよな。。。