- 床に遮音シートを置いて床下からのノイズを防止
- ドアパッキンの密着性を高めてサイドからのノイズを防止
- ドアの縁に取り付けるモールで風切り音を防止
- エンジンフードに貼り付ける遮音材でエンジンからのノイズを防止
[Spada-33] いじりれき 2010/12-4
車内静音化について考える・1:
自分が所有するステップワゴンは2.4リッターのスパーダというグレードである。ステップワゴンには2.0リッターのモデルもあるのだが、よりエンジンに余裕のある2.4リッターの方が回転数が低めになっているらしく、特に車内の静粛性については2.0リッターモデルよりも良好であるという評判だ。
だが、それは比較したらの話で、決して乗っていて静かな車だなという感じはしない。アイドリング中に丁度良いくらいのボリュームに設定した音楽が80キロ走行くらいになると聞こえづらくなるくらいの騒音は発生している。まぁ、20インチの巨大ホイールを装着したハリアーに乗る知人に言わせるとこれでも静かだと言われるが。。。
それはさておき、気になりはじめるとどうにも気になってしょうがない。と言っても車の構造によるところもあるので出来ることは限られている気がするが、出来る所だけでも対策したい。ということで音の発生源を調べてみることにした。
ひとつ意外だったのは、カミさんに運転を任せて助手席側に乗った時に、助手席側の方が運転席以上に静かだと感じたことだ。となるともっぱらノイズは運転席側から入り込んできているのかもしれない。聞き耳を立てて音の出どころを探ってみたところ、どうやらロードノイズが多く入り込んでいるらしいことが分かってきた。
それらのノイズは車両の床下、フロントの両ドア、Aピラーの辺りから入り込んでいるようだ。
ということで対策のターゲットが分かってきたので、そこに対して防音対策を行ってみたいと思う。防音と言えばエーモン工業のデッドニングキットが有名である。情報収集をしにカー用品店のデッドニングのコーナーに行ってみたら、知らぬ間に車内静音化計画と銘打ったシリーズが売られていた。更にパンフレット的な小冊子があったので見てみると静音加工のポイントが書かれていた。それによれば、
といったような加工がオススメらしい。ただそれらの加工をコンプリートしようとするとかなりの費用が掛かる。そこをDIYでどうにかするのが弊サイトの神髄である。あるいは安物買いの何とか。
ということで、より安価に同様の効果が期待できるような物がないかチェックするため、今度はホームセンターに向かった。
上記の加工ポイントのうち真っ先にイメージが固まったのがドアの防音。防音と言えばアレ、隙間テープである。隙間テープとは扉の戸当たりの部分などに張り付けて隙間を塞ぐ発泡ウレタンなどの素材で作られたテープだ。
防水タイプの隙間テープ。@\348
隙間テープの一般的な色であるグレーの物なら100円ショップにも売られているが、車体が黒なので出来れば黒の物を使いたかったのと、貼り付ける場所がドアの間で雨なども多少入ると思われるので黒の防水タイプにしてみた。これが一巻2mなのでフロント両ドア分+予備で5セット購入。
次に床からの防音は何か敷物系の物が使えるのではないかと考えた。いわゆる銀マットも活用できそうだったが、厚みがあるものだとフロアマットの収まりが悪くなりそうな気がしたので薄手の物を探してみた。
で、じゅうたん売り場で見つけたのがこれ。
ひびかん象。四畳半のサイズでお値段は\2980。ビニール素材でラグなどの敷物の下に敷くことで防音、断熱効果が期待できるらしい。厚みも2mm程度と薄いのでこれをまんべんなく敷き詰めてみようと思う。
最後に風切り音。これは傷防止のためのドアエッジモールあたりが使えないかなぁと思ったのだが、売られているのは銀色のタイプのものばかり。。。あまり銀色の部分を増やすとアメリカンビレッドみたいになってしまうのでできればこれも黒がいい。
エーモンが発売している風切り音防止のモールは色が黒で値段も\998と案外お手頃価格だったので、これだけは素直にエーモンの物を活用することにした。
気がかりなのは購入後パッケージを読んでいて見つけた以下の一文。
「2ドア車には使えません」
ステップワゴンは運転席側にスライドドアが付いていないので実質2ドアである。もしや、これ使えないのか!?
・・・まぁ、どうにかなると信じよう。
ちなみに、上述のとおりエンジン音そのものは今の所さほど気にならない感じなので、エンジンフードの防音はひとまず後回し。想定どおりに車内が静かになったら気になり始める可能性もなくはなさそうだが、それはまた改めて検討したいと思う。
という事で次のエントリから作業の様子をお届けする。