[RentaCar-26] HONDA STREAM
2008/11/22
九州へ旅行に行ったときに借りた車である。旅行中のレンタカーは軽自動車で済ませることがほとんどだが、今回はレンタカーで車中泊をしなければならなかったので、ワンボックスを借りようとしたのだが、借りようと思っていた店で空きがなかったので、次善の策として選んだ車種である。どのようなシートアレンジで就寝したのかも含め、順を追って紹介したい。
今回の旅行は1日あたり200km前後走行する行程だったが、車高の低い乗用車だけあって、ハンドリングも安定そのもので、疲れ知らずだし、運転していて楽しい車だった。出足も悪くないし、高速の追い越しなども難なくこなす。ホンダらしいきびきびした印象の足回りであった。
ATは5速で、巡航時は静かで快適だったが、唯一気になったのは40km/hくらいから60km/hへの加速時だ。5速から4速へキックダウンするタイミングが自分の感覚と異なっていて、運転していて何度か違和感を覚える瞬間があった。
逆にそれ以外の場面は至って快適だった。基本あまりせっかちな運転はしないタイプなので、ECOランプが消灯しないよう、少し気にしながら走っていたら、平均燃費はリッター12kmくらいだった。このクラスでリッター12km走れば結構頑張っている方ではないだろうか。
運転席周りは割とオーソドックスなスタイルである。ATのシフトレバーが最近の流行に則ってインパネに設置されている。可動範囲が小さいのでコラムATよりすっきりとまとまっている。
インパネATと足踏み式のパーキングブレーキにより、センターを塞ぐものが無くなった筈なのに、なぜかカップホルダーが鎮座している。いや、なければないで困るものだが、なぜここに置くことになってしまったのだろうか。これがあるためにフロントとリアのウォークスルーはちょっとやりづらい。もっとも天井高が低いので、ウォークスルーはあまりやりやすくはないのだが。
エアコンの表示部は、飛び出したオーディオコンソールの下に隠れるような位置にある。自分のドライビングポジションでは、コンソールが邪魔になって少し見づらかった。
メーターは自発光式メーターが採用されており、日中も点灯している。外が明るいと光っているかどうか分からないくらいの明るさだが、トンネルに入るなどして室内が暗くなると点灯しているのが分かる。
ヘッドライトスイッチをONにすると、さらにメーターの周囲が青く光るようになっていた。この車が初めて運転する自発光式メーターの車となったが、圧倒的に見やすくなって感動すら覚える。次に乗る車がこれだといいなと思う。ちなみにヘッドライトON時にはカップホルダーの周囲も青く光るようになっていた。
さて、お次はセカンドシート。ステーションワゴンタイプなので、座席もセダンライクな形状になっている。ワンボックス車のシートよりはだいぶ座りやすいと思う。ただ、シート中央部分の腰のあたりに、両シートの背もたれのヒンジが収まるプラスチックがむき出しになっているので、2列目に3人着席した時の真ん中は、あまり座り心地が良くないと思う。試していないので不明だが。
センターアームレストも設置されており、落ち着いて座っていられる。このアームレストに2個分のカップホルダーが内蔵されており、センターアームレストを倒すと、カップ置き場として使える。
なお、サードシートへの乗り降りの際にセカンドシートが前方にスライドするようになっている。両側がスライドドアではないので、乗り降りはちょっと窮屈である。2ドア車のリアシートへの乗り込みと同程度には乗り降りしづらい。
そのサードシートはこんな感じ。座面が薄くエマージェンシーの域を出ない感じだが、座ってみたらそれなりに快適だった。膝回りはあまり余裕がないが、足元はつま先がセカンドシートの下に入れられるように工夫されている。とはいっても大人6人で乗車するような場合はかなり窮屈になりそうだ。
シートを全て格納状態にしてみた。セカンドシートは前方に倒すだけなので、幾分傾きが生じる。前方に倒すだけにしてはだいぶ頑張っている方だと思うが。
サードシートは気持ちの良いくらいのフラットな床になる。これだけフラットになれば荷物を並べてもおさまりが良いと思う。
なお、この車はフロントとセカンドのフルフラットができなかった。フロントの背もたれがセカンドシートの座面にわずかに当たってしまう。なので、車中泊をする場合には、上の写真のようにセカンドとサードを格納して平らにする方法となるだろう。ただし、セカンドとサードの間が10cmくらい離れている。なので、寝方によってはこの溝をどうにかしたいところ。
今回の旅行でどうしたかというと、セカンドシートを前方に目いっぱい引っ張り出した状態で、持参したスーツケースをセカンドとサードの隙間に置いて対処した。偶然、計ったように寸法がぴったりだったので、その上にシーツを敷いて寝たらまぁまぁ快適だった。季節柄少し寒かったが。
ちなみに、そうしてセカンドとサードのシートを格納すると、リアゲートからセカンドシートの最前部まで180cm程度の長さを確保できたので、背の大きな人でもある程度は足を延ばして眠れると思う。その観点では案外車中泊用としてもポテンシャルがありそうな感じだ。