[RentaCar-18] MITSUBISHI eK WAGON
2006/11/25
沖縄旅行最後となる6台目のレンタカーは、久米島の2日目に借りたeKワゴン。
eKワゴンも以前レンタカーで借りたことがあるので特に目新しさはない(写真を撮っていなかったので記事にはしていない)。エンジンはNAのみだが、三菱らしく低速にトルク感があるので思いのほかきびきびと走ってくれる。とはいってもあくまでNAエンジンの域は出ないが。
eKワゴンの出た当時はまだスーパーハイトワゴンが市民権を得ておらず、各社このクラスのモデルで覇を競い合っていた。実際当時のスーパーハイトワゴンは見た目が不安定でバランスの悪さを感じるものだったので、このくらいの車高の車が実用上使いやすいよねと言われていた。
こうしてみると背の高さを感じる部分は全くないが、当時はこのクラスをハイトワゴンと称していた。
奇をてらわず無駄のないデザインで、室内の快適さにも配慮されていたので、結構売れたモデルだった記憶がある。
室内はベンチシートで広々としている。コンソールも足元にはみ出さないデザインになっているので足元広々。
最近の軽自動車では割と当たり前になっているが、ユーザー目線での細やかなユーティリティを多数配置したのはこの車が最初だったような気がする。確か女性ユーザーにヒアリングを行ってアイディア出しをしたんじゃなかったかな。
使い勝手に徹底的にこだわっているだけあって、細かい収納やちょっとしたフックなど、普段使いの時に丁度必要になるようなアイテムが装備されており、置き場所に困ってごちゃっとならないのが優秀である。
シートはよく言えばふかふか、悪く言えばやや落ち着きのない感じで、安楽ではあるのだがホールド性はあまりない。これは好き嫌いが分かれるところだと思う。
ということで、今回の旅行では期せずして異なる車種を一気に6台も乗り比べることが出来た。同じような寸法でエンジンの排気量も同じ、という軽自動車に特有の限られた枠の中で、それぞれのメーカーが何に重点を置いて設計しているのかを存分に比較することができた。
どの車も一長一短あったが、気持ち的にはパジェロminiはまた乗ってみたいなと思った車だった。