[Delsol-03] いじりれき 2002/08-1

そして納車!:


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契約してからひと月ほど経った頃、店から納車準備が出来たという連絡が入った。その2週間ほど前にはLCWが納車されたばかりだ。
なんか盆と正月が一遍に来てしまったかのような慌ただしさだった。

デルソルの納車にはI氏と2名で我がLCWに乗りこんで向かった。納車が済んだら分乗して帰ってくるという寸法だ。
デルソルの保管先はI氏の自宅となり、暫くの間I氏が占有することになっている。それまで暫く乗れないから、と言うことでI氏自宅までの経路は自分がデルソルのハンドルを握ることになった。

受け取りの際に、購入時に指摘した箇所を確認したが、全て新品に交換されていた。
改めてハンドルを握ってアクセルを吹かすと、少しトルクが細いような感覚があったが、それでも挙動は軽快で、運転していてとにかく楽しい。

帰路の途中で腹が減ったので大井PAに立ち寄った。そこで2台並べて写してみた。ようこそ我がマイカーたち。

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ここで屋根を開けてみた。
写真で見ると、ルーフ部分は前後方向に70cmほどしかない。いわゆる幌トップのオープンカーなどと比べたら、見た目ではそれほどオープンエリアが広くなさそうに見えるが、運転席に座ると後ろが見えないので、この程度でも全面オープンしているような感じがする。

後ろのセティアと比べてフロントシートの位置がだいぶ後だ。その分伸びやかなエンジンフードが前方で形作られている。
一方、2シーターなので後ろ側3分の1はラゲッジスペースである。このスペースにルーフを格納することになるので、フロントシート後方はリアエンジン車みたいな広いフードで覆われている。

そのままだとリアが間延びしてしまうからか、フロントシートとリアセクションを区切るピラーはロールバー風の骨太な感じがする太いものとなっている。このピラーが三角形にデザインされているので、サイドビューで見るとトランクフードの半分ほどがやんわりと隠された感じになって、前後のバランスが悪くならないように配慮されている。

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前オーナーからの形見であるカーナビはスミトモエレクトロニクス社製SNV-5000というモデルであった。スミトモエレクトロニクスという会社自体初耳だが、I氏によればこのモデルはカーナビ黎明期の名機として知られていたものらしい。

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▲写真は取り外した際に撮影したもの。

折角なのでI氏の自宅を設定してみた。
モニターはタッチパネルではないので、リモコンで操作するのだが、そのリモコンの電池が少ないのか、ボタンを押下しても反応したりしなかったりで、イマイチ思ったとおりに操作が出来なかった。

まぁ、基本I氏の後ろについて走っていくだけなので、ナビゲーションはなくても問題ないのだが。

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もひとつ。取り付けられていたCDチェンジャーはJVCのCH-Z80DAというものだった。これは音声をFMの特定の周波数に飛ばす、FMトランスミッタータイプのCDチェンジャーだ。
当時は専用バスケーブルで接続されたコンポーネントのCDチェンジャーは高額だったので、安価に売られているこうしたFMに飛ばすタイプのものも多数売られていた。

FMで送信して、それをカーステレオ側のラジオで受信して再生する方式なので、電波ノイズの多いようなところでは雑音が入ったり、外部を飛んでいる無線が混信したりという欠点があったが、まぁそういう場所を通らない限りは普通のCDプレーヤーとして遜色のない音質を得ることが出来たので、結構よく売れていた。


さて、デルソルを運転して、横浜から埼玉までのロングドライブを敢行した訳だが、デルソルに入っていたガソリンの残量は納車時点でエンプティに張り付いていた。

走行中にガス欠になったら目も当てられないので、途中で給油することを提案したが、I氏は、まだ給油ランプついていないから大丈夫。家の近所に安く入れられるガソリンスタンドがあるので、そこで入れよう、と言って首を縦に振らなかった。

いくらI氏がそんな風に言ったとしても、運転するのは自分である。もし高速運転中にガス欠に見舞われたらと思うと不安で仕方なかったが、I氏の発言を信じて無給油で走行した。

結果、無事に埼玉のI氏自宅まで到着することが出来たのだった。いやー、ハラハラしたぜ。

Posted by gen_charly