[Spada-30] いじりれき 2010/12-1

ブレーキパッドの交換:


このところブレーキ時にキーキーという金属音が出るようになってきた。既に3月の点検の時点でブレーキパッドの減りを指摘されていたので近いうちに交換しないとかなとは思っていたのだが、いよいよ限界らしい。

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ということでディーラーに持ち込んで再度チェックしてもらったら、案の定フロントのブレーキパッドがもう限界に達しているとのことだった。

ブレーキパッドが減った時に出るキーキー音は、金属がこすれて生じる音という意味ではそのとおりなのだが、キャリパーなどが当たって生じている訳ではないそうだ。パッドが完全に摩耗してしまうとブレーキが利かなくなるばかりか、ブレーキ装置自体を破壊してしまう事にもなりかねないので、そうなる前に交換時期が分かるようパッドの中に金属が埋め込んであって、摩耗に伴ってそれが露出するとこすれて音が出るように設計されているのだそうだ。

 

最近、ネットの通販サイトを見ているとブレーキパッドも部品単位で多種多様なものが売られている。交換手順なんかが書かれたサイトもあって、セルフで交換ができないこともないらしい。簡単にできるものなら自動車の構造への理解を深めるためにもチャレンジしてみたい所だが、その辺どんなものか従弟にも助言を求めたところ、ブレーキパッド交換は調整が難しいからディーラーに任せた方がよい、という回答だった。そうか、やっぱり素人が気軽に手を出すものじゃないのか。

あと、競技用パッドなる物も売られていて車検非対応とか書かれているが、ブレーキの効きは車検対応品以上なんて謳われている。それでいて価格はそこそこだったりする。車いじりする人ってそう言うの買ったりするの?とついでに聞いてみたら、あれはある程度走行してパッドが温まるまでは純正より効きが悪いから公道で使うならなんだかんだ言っても純正が一番、だそうだ。

 

というわけでメンテナンスはディーラーにお願いすることにした。費用は2万1千円とのこと。翌週の週末に入庫し、店内で待つこと2時間程度で作業完了。

返却の際、次回パッドの交換時に一緒にローターも交換したほうがよいとオススメされた。この手の車はローターが波打ち状態になりやすいのだとか。今のところは大丈夫だが、その状態になるとブレーキ時にガクガクという振動が来るので気づくことが出来るらしい。

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こちらが交換後のパッド。こうしてみると明らかに厚みが違う。作業前に撮影した写真と比べると如何に摩耗していたかがよく分かる。

走行してみて特にフィーリングの違いはなく、単にブレーキ時にキーキー音が出なくなっただけだった。そういう意味では交換したことの実感が得にくいメンテナンスではあるが、いつも同じコンディションを維持することがメンテナンスの目的なのだから、それで正しいと言うことになる。

Posted by gen_charly