[Spada-32] いじりれき 2010/12-3

内装が。。。:


以前、こちらの記事で紹介したテレビのフィルムアンテナを設置したときにサードシート助手席側の内張りを外したのだが、それ以来元に戻らなくなってしまった。

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写真のとおり数mmほど浮いてしまっている。気にしなければ気にならない程度の浮きではあるが気になりだしたら気になってしょうがない。
このパネルはいくつかのボルトとプラスチックのビス、あと窓のゴムでボディに固定されているのだが、この浮いている辺りはプラスチックビスと窓のゴムのみで固定されている。内張りを押し込むとボディ側の所定のホールにプラスチックビスが刺さる際のポコポコという音がして一旦は嵌まるのだが、数秒で抜けて元通りになってしまう。

ということはプラスチックビスが変形して保持力が無くなってしまったのだろう。という事でディーラーから新品のビスを取り寄せたのだが、これを外してプラスチックビスを交換するのはかなり手間がかかるので、そのまま店ざらしになってしまっていた。

詳細は以降のエントリで改めて紹介するが、サードシートを外す必要のある作業をやることにしたので、ついでにここも直してしまうことにした。ということでまずはサードシートの取り外しから。

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サードシートは床面のロッカーとボディ側の上記写真の位置にあるナット(後ろ側にもある)の3カ所で固定されている。ロッカー側はサードシート格納時の手順でロックを外すだけだが、シートを脱着する場合は先に上記ナットを外してからロッカーのロックを解除する必要がある。

助手席側シート取外し時の写真は上の1枚しか撮っていなかった。後は運転席側シートの取り外しの写真ばかりである。内張りが浮いているのは助手席側なので全く同じではないが大体同じなので以降は運転席側の手順を掲載する。

運転席側はカップホルダーが設置されているのでコンソール部分がやや大きい。上述のシートを車体に固定しているナットを隠しているカバーもそのカップホルダーと一体になっているので、先にコンソールから外す。

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コンソールはカップホルダーの底にあるねじ2箇所と、

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背後から見てこの場所にあるプラスチックのビスと、

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リクライニングレバーの下に付いているビスを外したうえで、上方向に引き抜くと外せる。。。筈なのだが何かが引っかかって完全に外せなかった。なので運転席側のナットは浮き上がったコンソールの隙間からレンチを入れて外した。

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シートを撤去するとこんな感じになる。こうして見ると意外と広い。
サードシートは撤去したままにして、ベッドとか棚とかを設置したら快適なキャンピングカーに化けそうだが、外したシートをしまっておく場所がないのでそれは叶わぬ望み。。。

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で、次は内張りを外す。まずはトランクとスライドドアのステップ部分に付いているプラスチックカバーを外し、次にそれぞれのゴムモールを外す。

プラスチックカバーは上方向に引っ張れば外れる。基本的に変な所に力はかからないが割らないように注意。またゴムモールは手前に引っ張れば簡単に外れる。ただし全部外してしまうと後で取り付けるときに面倒になるので必要な部分だけでOK・・・なのだが中途半端に外した状態だと作業しているうちにどんどん外れてしまう。

気になる場合はガムテープかなんかで貼っておくと安心かもしれない。

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続いてトランクサイドにある車載工具を入れておく場所のフタ(上の写真だと左端のジャッキが収まっている場所)と、写真中央タイヤハウス上部に見えるネジ、タイヤハウスの付け根にある床に固定するためのプラスチックビス、スピーカーカバーと中のスピーカー、スライドドア後端にあるセカンドシート用のシートベルトのキャッチャーのケースナットをそれぞれ片っ端から外す。

ここまで外すと窓下で内張りを固定しているものがすべて外れるので、あとは手前方向に引っ張ると外せるのだが、もしうまくいかない場合はDピラー部分の内張りも外した方が簡単かもしれない。

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Dピラーにはサードシート用のシートベルトがナットで固定されているので、これを外したうえで内張りを手前に引っ張れば外れる。

ここまでやってようやく窓下の内張りが取り外せるようになる。別作業のついでにやったのでここから先は写真がない。なので以降は文章での説明になるが、まぁ内張りが浮いて困っている人はそんなにいないと思うので、さらっと書いておく。

結果的にはうまくいかなかった。内張りが浮いてしまうのはビスが変形して本体と固定するための保持力がなくなっているか、ビスのホールに何らかの異物が挟まっているか、パネル自体が歪んでいるかのどれかだと思い、それぞれ試してみたのだが、ビスは新品だし異物も特には見当たらないのにやっぱりちゃんと嵌まってくれない。

残るはパネルの歪みの可能性しか考えられない。内張りに力をかけて少し曲げ伸ばししてみたりもしたがそれもダメだった。
小1時間ほど格闘したが、他の作業が遅れてしまうのでここでギブアップ。結局直せなかった。

ちなみに次回以降のエントリは、車両の防音・断熱加工について格闘した記事を書く予定だ。
各パネルのホール部分をデッドニングで塞ぐことで、音質向上のみならずいくばくかの断熱効果も得られると思うので、今回内張りを外したついでにこの部分のサービスホールの形状などもチェックしたのだが、ここはパワースライドドアのモーターなど格納されていて大きな開口部になっていた。デッドニングシートは高価なので予算的にここを埋められるだけの量を調達するのが難しい。。。

まぁ、デッドニングシートに限定しなくともビニールなどを貼るだけでも効果があるかもしれない。その辺はまた改めて検討したい。

Posted by gen_charly