[Spada-34] いじりれき 2010/12-5
車内静音化について考える・2 [ドアパッキンの補強]:
という事でまずはドアパッキンを補強する作業から。
走行中にドアとボディの隙間に手を差し込んでみたら、想像以上にドアが派手に動いていることが分かった。派手にと言っても1mm程度のぐらつきだが、道路の振動などに合わせて発生する車体のねじれが思っていた以上に大きいらしい。体感的にそれが分かるほどなのでそれなりにドアの建付などにも影響しているかもしれない。
少し前にドアの開け閉めの時の音が大きいような気がしてディーラーでドアのストライカーの位置を調整してもらったことがある。それ以来開閉時のドアの節度感は改善したのだが、それでもまだ開閉の時の音に一昔前の外車のようなガチャンというノイズが混じる。
そうした状況から判断して、ドアのパッキンやウェザーストリップのゴムだけでは充分に防音材としての機能を果たしていないのではないかと考えた。それがエーモンの小冊子にもソリューションとして掲載されていたので、この加工は割と効果が高いのではないかと期待している。
この作業に難しい所は一切ない。作業のあらましとしては、ドア内側のボディ側、ドアゴムパッキンが当たる位置に合わせてこの隙間テープを貼り付けるだけだ。接着剤付きなので本当に貼るだけで終わる。
貼る前に汚れを落とし、ホワイトガソリンなどで脱脂しておくとより貼り付きがよくなるだろう。
1巻2mなのでドアを一周させるためには2袋位必要になる筈。まぁ、予備も買ってるのでそれを使えば賄えるはずだ。
ところが、いざ貼ってみたら一周するのに僅か5cmばかり足りなかった。5センチのために新しい1巻を開封するべきか少し悩み、様子を見てから対応を考えることにした。
加工が終わってこんな感じに仕上がった。貼った位置が分かるだろうか。
カーブの処理などが若干雑な仕上がりになってしまったが、やはり色が同色なので違和感がない。
位置決め的に軽く貼って、位置が定まったら強く押し付けておいた。ドアがほぼ常時当たっている場所なので容易に剥がれることはないと思う。まぁ予備も買ってあるので剥がれたらまた貼り直そう。
ちょっと失敗したのが貼り付けを始める場所。雨に当たったり服などでこすれやすい所にテープの先端が来ると剥がれやすくなると思って、ドアの前方、ヒンジのある側から貼り始めた。その結果バックル側の最も雨やこすれが発生しやすい場所に終端が来てしまい、そのうえ5センチ足りない状態になってしまったのでちょっとみっともなくなってしまった。
隙間テープの粘着テープは一度剥がしたら粘着力が弱まってしまいそうな感じだったのでこれは諦めることにした。これも剥がれることが有ったらその時に綺麗にやり直すことにする。
助手席側は同じ轍を踏まないよう慎重に対応した。なので助手席側の方が綺麗にできた。更に、後部スライドドアの周囲にも貼ってみたのだが、これは蛇足だった。スライドドアはその名のとおりスライドするので開閉時にパッキンがボディに擦れる。そのため貼ってすぐに隙間テープが剥がれてしまった。
さて、加工が終わったのでちょっと近所を一周してみた。わずかに室内が静かになったような気がするが、気のせいかもしれない。
騒音計など持っていないので数値化できないのがもどかしい。自分の感覚頼りの作業だが、所詮自分が満足できれば良いのでどんどん進めよう。
ちなみに違いが明確に分かった点もある。ドアの開閉動作だ。ドアを閉じる際にいつもよりも少し力を強めにして操作しないと半ドアになってしまうようになった。つまり隙間テープの厚み相当の仕事はちゃんとできているということだ。加工後はドアを閉める時のガチャンというガサツな音が鳴らなくなって、ひときわ上品な感じになった。もうこれだけで満足であるw