[Spacia-05] いじりれき 2017/08-3
インプレッション・3
ということで、最後にナビについて少し書いておきたい。このナビがなかなかの曲者なのじゃ。
カーナビは純正品だが、メーカーはハーマンという聞きなれないメーカーのものだ。購入前にネットで情報収集していた時に、GPSの精度が悪すぎてしょっちゅう道をロストするという記事を目にしているので、使い物にならなかったら嫌なだなぁと思って、全方位モニターに対応した他社のナビも検討したが、メーカーで正式に対応しているのはカロッツェリアのものしかなく、割と高額でカミさんの了承が下りなかったので結局そのままだ。
まぁ実際に使ってみたら、特に道をロストするようなこともなく、というかむしろちょっとロストするとすぐ現在地を再測定して戻ってくれるので、前に使っていたイクリプスのものよりも精度が良いくらいに感じた。クレームによって、ファームの更新をしたような話が出ていたので、その辺で改善されたのかもしれない。
道路案内時の経路選択は、有料優先か一般優先しか選択肢がなく、経路設定の自由度は少ないのだが、検索される経路は割と大通りにこだわらない柔軟な経路を選択しているので、その辺はまぁまぁ優秀かと思う。
地点登録の機能がないので、今まで使っていたナビに入れておいた登録情報を移行することができなかった。最初は使えねーなと思ったが、無いなら無いなりで使っているので、思ったよりは困らなかった。
全方位モニター付きなので、シフトをRに入れると表示が車を上空から見下ろしたような画像に切り替わる。前方、左右ミラー下、後部の4つのカメラの画像を合成することで、仮想的に上空から見下ろしているかのよう映像なのだが、案外上手く合成できていてリアリティがある。もともとバック時にカメラにはあまり頼らない派だったが、使ってみると何気に便利。ただ頼り切るとカメラの視野外にある障害物を見落とす可能性があるようなので、目視も併用で。
まぁ、そんな感じで思いのほか優秀なナビなのだが、ひとつだけ圧倒的にイケていない仕様がある。それは走行中に細街路が一切表示されないことだ。完全に停車して数秒経つと表示されるのだが、これがどうしようもなく使いづらい。
というのも、渋滞時など抜け道をチェックしたいときに、車がノロノロでも動いていると細街路が画面から消えてしまい、そのチェックができないのだ。一番使いたい時にその機能が使えないのはとても不便である。
その他、運転中でもナビの右上のボタンを押すと、前方カメラと左サイドのカメラを切り替えて表示させることができる。幅寄せや、見通しの悪い交差点などをチェックする時に便利ということだが、自動的に切り替わるわけではなく、切り替えても一定時間で元に戻ってしまうので、あまり使っていない。
あと、現在地マークが画面隅に小さくあるだけなので、運転中に押しづらいのが難点。音量やソース切替、ハンズフリーはハンドルについているリモコンで操作できるので、ついでに現在地表示と拡大縮小くらいまで操作できると完璧なのに。もっとも、右側の★マークは任意の機能へのショートカットを設定しておくことができ、ここに現在地表示を登録しておけば対応できる。できるのだが、唯一のショートカットにそれを割り当てるのがなんかもったいない。
今時のナビだけにスマホ連動機能は充実している。Bluetooth接続もサポートしているので、スマホに音楽を入れて持っていけばワイヤレスで接続できるのが便利。Bluetoothに対応していないスマホなどでも、コンソール下にあるUSBポートから繋げれば同様に曲の再生とナビ画面からのコントロールが可能となる。
Androidスマホの場合、Android Autoに対応している。スマホにAndroid Autoをインストールしておくと、USBで接続した際にスマホがAndroid Autoモードに切り替わる。このアプリでGoogle Mapに経路を設定すると、その画面をナビ画面上に表示させることができたり、音楽プレーヤなどの画面を表示・操作ができたりする。ただし、ナビ画面上に出すアプリはアプリがAndroid Autoに対応している必要があり、対応していないアプリを操作することはできない。
自分がもっぱら使っているPowerAmpは対応していないので使えないのと、別にGoogle Mapで経路案内させる必要も感じなかったのとで、あまり使い道がなかった。それと、これは自分のスマホ側の問題かもしれないが、スマホ側のモード切り替えがうまくいかないことが多い。カーナビとの接続を切っても、Android Autoモードのまま戻らなくなってしまうことがある。
ちなみにAppleの場合はCarPlayという類似アプリがあるようだが、端末がないので未確認である。
あと、外部出力が一切できないのも残念。後席や天井にモニタを増設することができない。まぁ、ポータブルDVDプレイヤーとかでもよいのだが、子供だと見始めたら止まらないので、見る見ないはある程度運転席側でコントロールしたい。その辺も安価な理由なんだろうが、せめてRCA出力だけでもついていてくれたらうれしかった。
例によってだいぶ長くなったが、購入後暫く乗ってみてのレビューとしてはこんなところだ。一番最初に乗った時、イマドキの軽自動車ってすごいんだなぁと浦島太郎になったような気持ちになった。
最近は不景気の影響で、ファーストカーを軽自動車にする人が増えているらしい。軽自動車だからといってしみったれた気分で乗りたくないという声があるので、メーカーも多種多様な先進装備を付けて満足度を上げることに腐心している感がある。ベースグレードならそれほどの価格でもないのだろうが、全部入りで200万オーバーと聞くと、そこまで出して軽自動車を買うのがベストバイなのかという気がしなくもない。
まぁ、それはオーナーそれぞれの事情なのだろうから、自分が何か言っても詮無いことだが。
次回以降、ちょっとずついじっていきます。まぁできあがってる車なので、それほどあちこちいじる場所もない気がするのだが・・・。なんて、ステップワゴンの時の振りっぽい気がするがw