[DIY-12] 三菱洗濯機 MAW-D9YPの分解清掃
我が家で使っている洗濯機は、三菱MAW-D9YPというものだ。2007年に購入したものなので、もう17年(2024年時点)も稼働し続けている。これまで排水ホースに穴が開いて修理したくらいで、目立ったトラブルもなく、実に長持ちしている。
とはいえ、最近は洗濯をした後に洗濯物に匂いが残ったりすることが増えてきた。一応、たまに洗濯槽クリーナーを入れて清掃しているのだが、パッケージのイメージ写真のように、水垢がボロボロと浮いてきたりすることはほとんどない。とはいえこれだけ長期間使っていて全く汚れが付いていないとは考えにくいので、恐らく洗濯槽の外側の汚れが取り切れていないのだろう。
この辺を本格的に清掃しようと思ったら、洗濯機を分解しなければならない。とはいっても流石に洗濯機の分解はちょっと精神的なハードルが高い。もし分解に失敗して壊してしまったら、家族から何を言われるか分からない。買い替えともなれば予定外の出費になる。
だが、最近はハウスクリーニング業者や電気屋の人が、DIYチャレンジャー向けにこうした家電製品の分解方法をWebで公開している。自身の仕事を奪うことになりやしないのかと傍目に心配になるが、まぁそれなりに勝算あってのことなのだろう。で、そんなサイトのひとつに、我が家と同機種の分解動画を公開している人がいた。いるところにいるものだ。
それを見てみたら、なんか自分でもできそうだったので、チャレンジしてみることにした。作業日は2024年の元日。新年早々洗濯機を分解するのってどうなのかな、という気がしなくもないが、ともかくこれが今年のDIY運を占うDIY初めとなる。首尾よく成功させたい。
なおこの後、ちょっと見苦しい写真が続くので、お食事中の方はご注意のほど。

まずは全体像から。
この洗濯機をバラすには、まず上部の蓋および操作パネル部分を外す必要がある。その前準備として給水ホース(上水とふろ水の2本)を抜く。老婆心ながら給水栓を閉じるのを忘れずに。
あと、排水パイプの方は、洗濯機を大きく移動しないのであれば、排水管につなげたままにしておいたほうが良い。洗濯槽を洗浄した後の排水を流す必要があるからだ。

次に前面のカバーを外す。ネジの場所はここ。 前面パネルの下部分に蓋になっている場所があるので、それを外して中のネジにアクセスする。左右2つあるのでどちらも外す。
ネジを外したら前面カバーを持ち上げるようにしてから手前に引っ張るとパネルが取り外せる。

次に蓋部分のネジを外す。場所は背面側のここ(写真右側に見えるネジ、奥の電源コード側にもある)と、

前面側のここ(操作パネルの下部に見えるネジ、もちろん左側にもある)、

そして、外ぶたを開けると見える、前方左右端にあるカバーを外した内側にあるネジの計6か所である。

本体と操作パネルを接続している配線類や、洗濯槽に接続している給水ゴム管があるのでそれらも外して、上に持ちあげると上蓋ごと外すことができる。
続けて内蓋を外す。これは内蓋上面にあるネジを全て外し、上に持ちあげれば外せる。

それから、いよいよ洗濯槽の取り外しである。洗濯槽は外槽と内槽がセットになっており、両者は底部中央のネジでパルセーター(撹拌翼)と共締めになっている。まずはネジを外して、先にパルセーターを取り外す。なお、パルセーターには手をかけるところが一切ないので、ネジを外してもそのままでは持ち上げることができない。自分は穴の部分にキリを差し込んで、てこの原理で持ち上げたが、もしかしたらガムテープなどを貼って持ち上げることもできるかもしれない。

外したパルセーター。写真はパルセーターの裏側を写したもの。あちこち赤カビや水垢がこびりついている。いつもの洗濯がこの汚れに触れた水で洗われていたのかと思うと、ちょっとぞっとした・・・が、これはまだ序の口だった。

続いて内槽を取り外す。中心に取り付けられているナットをレンチを使って外したあと、内槽を上に持ち上げて取り外す。重いので注意。
こちらもなかなかの汚れっぷりだ。

外された内槽。とりあえず風呂場に持ち込んだ。その外周はこの世のものとは思えないおどろおどろしい色になっていた。こんなえげつない汚れ、果たしてちゃんと落とせるだろうか・・・。

そして外槽。こちらも大変なことになっている。汚れている部分に手が届くので、外槽は外さずに清掃することにした。とはいえ、洗濯機の場所までホースを引くことができないので、バケツに水を汲んで、ブラシとスポンジで念入りにこそぎ落とした。17年分の汚れが蓄積されているだけあって、簡単には綺麗にならなかったが、根気よく洗い続けた結果、

ここまで綺麗になった。綺麗になるものだね。
続けて内槽の掃除。こちらは風呂場で水をかけながら清掃した。外槽と面している部分だけあって、こちらも同じくらい手強い。一面ずつ根気強く格闘していたら、緊急地震速報が鳴り出した。え、このタイミングで大地震はちょっと困る・・・。
とりあえず、リビングにいる家族に安全確保して!と大声で声かけをして地震に備える。まぁ、風呂場なら落ちてくるものもないので、大丈夫だろう。
で、身構えて待機していたら少し揺れて、1分程度で収まった。震度3くらいか。これで緊急地震速報が発報されるなんて変だ。まぁ誤報のケースもあるが。気になったので作業の手を止めてスマホで情報収集したら、石川県で震度7と出ている。金沢の弟一家は大丈夫か!
慌てて弟にLineでメッセージを送る。暫くして返信がきた。弟は釣りに出ていたらしいが、返信があるということは生きているということ。とりあえず津波には巻き込まれなかったようだ。そして程なく弟家族の無事も確認され一安心。金沢の辺りは震度4程度だったらしく、弟の倅は揺れに動揺することもなく、宿題の書き初めを書き上げたとのこと。胆座ってるなー。
とりあえず弟一家に被害がなかったことに安堵した。しかしこれが凄惨を極める被害が出た能登半島地震であった。
落ち着いたところで作業再開。引き続き念入りに洗い上げた結果・・・、

内槽もここまで綺麗になった!ステンレスが輝きを取り戻し、綺麗に鏡面反射している。この仕上がりを見るために頑張ったのだ。

ちなみに内槽がパルセーターと接している部分はアルミフレームになっていて、ここも頑張ってこすってみたが、こちらは素材が変質しているのか、ある程度以上綺麗にならなかったので妥協することにした。ヤスリで研磨したらもう少し綺麗にできたかもしれない。
最後に内蓋や給水ゴム管なども掃除して、分解と逆順で組み上げれば完了。途中で中断があったが、作業時間は概ね2時間程度。狭い場所での作業だったので若干手際が悪くなってしまったが、このくらいで一式作業完了できるなら、たまにやっておくと益々愛着が湧きそうだ。
この分解清掃以降、洗濯物に匂いがつくことがなくなった。首尾は良好である。
ただ、写真を載せながら分解方法を解説してみたものの、今更な気がする。今時こんな洗濯機をメンテナンスして使い続けようと考えている人がどれだけいるだろうか。
・・・ともかく、17年目にして初の分解清掃となったわけだが、経年を考えると、もはやいつ故障してもおかしくない状態ではある。実は我が家には、冷蔵庫とリビングのエアコンという同い年の家電製品がある。どれも壊れたらリプレースにお金がかかるものだが、それがいつ力尽きてもおかしくない状態で稼働中である。時期をずらして壊れてくれるならまだ良いが、普段の行いが悪いと、懲罰的にいっぺんに壊れる可能性もある。そうなると家計へのインパクトが過大となるので、ぼちぼち計画的にリプレースしていった方が良いかもしれない。
