(Spec : [CPU]Pentium 90MHz / [HDD]540MB / [MEM]7.6MB)
2000年入手:
これは会社で使われていたものを譲り受けたものである。このPCは元々社内のユーザーが使っていたが、リプレースで回収してきた際にTVチューナーが内蔵されている事に気づいてそのまま休憩室に置いてTVとして使っていた。
のちに休憩室でTVを映すことがNGとなってしまったため廃棄することになり、自分に話が回ってきたのだ。ぶっちゃけ、今更こんなモデルもらっても使い道がないのだが、最終的には引き取ることにした。
当時、初めてPCを買う人向けの初心者入門機的なモデルがよく売られていた。PC本体とモニタをケーブルで繋ぐことすらロクにできない人や、見た目の一体感を重視するような人にそこそこ売れたようだ。だが、本体がダメになっても、モニタがダメになっても一式交換しなければならないというデメリットがあり、最近ではあまり見かけなくなった。
このPCも一見一体型っぽく見えるが、実はモニタと本体は別々になっている。そういう要望に応えたのかもしれないが、乗っかっているだけなのでちょっとモニタにぶつかったりするとすぐにずれてしまい、一体感のキープという意味ではいまいちな感じだ。というか一般的なセパレートタイプで良かった気がする。ただ、9821シリーズでCを冠するモデルはCanBeと言う愛称が付けられたオールインワンのエントリモデル、という位置づけだったので、そのラインナップに乗せる以上一体感の演出が不可欠だったのかもしれない。
当時、Pentiumの90MHzCPUにバグがあるということが一部で話題になっていて、通称「バグペン」 などと呼ばれていた。実はこのPCにはそのCPUが搭載されている。それは一体どんなバグなのだろうかと試してみたくなったのが、使い道がないくせに引き取ってきた経緯だったりする。
だが結局、仕事が多忙でそんな無駄なことに時間を割くことができず、そのままほとんど触らずに倉庫送りになってしまった。