[IT小話-01] WordPressへの引っ越し

サイトを消してしまった!:


きっかけは、さくらのレンタルサーバから「ご利用中データベースのMySQL5.7へ移行のお願い」というメールが来たことだった。

そのメールを見て、昔試しに作った鉄道写真のDBサイトでMySQLを使っていたことを思い出したのだが、そのサイトはPHPの習得ができないまま心が折れて、長いこと棚ざらしのままである。今更PHPを覚える気になれなかったので、サクッとMySQLごと削除してしまった。


それから数分後・・・、


あれ?旅のぞうりやSIMMもMySQL使ってなかったっけ?


と思い至ったのだが、時すでに遅し。慌ててMovableType(MT)の管理コンソールに接続してみたが、当然ログイン不能。サイト自体もキャッシュのクリアとともに、徐々に404になっていく様を指をくわえて眺めていることしかできなかった。その画面を見ながらもう呆然としたね。

まぁ、客観的に見てもどうせ大した記事を載せているわけじゃないし、更新もおぼつかないのだから、もうこのままサイト閉鎖でいいじゃないかと悪魔が囁いた。だが、このサイトは自分自身に対する備忘録でもあるので、過去記事が参照できなくなるのは、それはそれで困ると天使が喚くので、復元できないか模索してみることに。


だったら、WordPressに移行してしまおう!:


さくらのレンタルサーバーは、コントロールパネルから全自動でWordPress(WP)のインストールができるようになっている。一方、MTをインストールする機能は提供されていない。最初はMTを再インストールして復旧させることを考えたのだが、サーバー側が機能を提供していないことを考えると、今後のことも考えてWPに移行した方がよいのかな、と考えた。

というのも、ここ最近MTは一時期のような勢いがなく、CMSとしては圧倒的にWPが優位な状態になっているからだ。自分がこのサイトを開設した頃は、どちらもしのぎを削るくらいの勢いがあったのだが・・・。

半年くらい前にサポート切れに迫られて、MT7.0にバージョンアップした時も、7.0用の無料テンプレートが全然見つからなくて困ったことを思い出した。


そもそも、当時の自分がなぜこのサイトのCMSとしてWPを選ばなかったかというと、スタティックHTMLに対応していなかったからだった。当時は知識不足だったので、万一WPの仕組みが馴染まなくて、また別のCMSに引っ越すことになった時のことを考ると、物理的にHTMLファイルが残らないWPの仕組みに不安があったからである。もっとも今となっては、HTMLを手でゴリゴリ書いた手作りサイトなど立てるつもりはさらさらないし、他のCMSに引っ越すにしてもエクスポートもDBのバックアップも、CMSの機能やプラグインなどで提供されているので、移行にさほどハードルはないらしい。そう考えるともはやスタティックHTMLにこだわる必要もない。

MTのパッケージを配置してDBを設定して、という手間を考えたら、WPでサイトを立てた方が手軽で楽そうだということで、いい機会ととらえてWPに移行してみることに。


・・・したのだが、具体的にどうすればよいのかは全くのノーアイディア。インストール自体は、上述のとおりサーバーのコントロールパネルから簡単にインストールできる。が、インストールしてみたら、まず管理コンソールにログインできない。いきなり躓いた。

サポートに問い合わせたところ、PHPのバージョンが古すぎると指摘され、最新版にバージョンアップしてあげたらこれは無事解決。サイトのテーマはあれこれ選んだが、最終的に「Luxeritas」というテーマを使わせてもらうことにした。このテーマはかなり細かいところまでカスタマイズできるのが特徴で、GUI上から設定をいじるだけでだいぶ今風(でもないかw)のブログになった。


記事のインポートはどうする?:


次に考えたのが、MTで作成した記事のWPへの移行だ。MTの管理コンソールはすでに死んでいるので、記事のエクスポートができないのだ。一応、サーバー上にはMT時代のHTMLファイルが残されているが、これを使うことはできるだろうか。

調べてみるとWPのプラグインで「HTMLImport2」というものを見つけた。その名のとおり、HTMLファイルをWPにインポートしてくれるというものだ。画像などもHTMLに記載されているリンク先ディレクトリに配置してあれば、一括でインポートしてくれるとのこと。ここは結果的にだが、MTで構築していたおかげで救われた格好だ。

WPの管理コンソール上でカテゴリを作ってから、プラグインの設定をちょこちょこいじって実行してみると、特段のエラーもなくインポートは完了できた・・・のだが、ブラウザで開いてみると、余計なタグやMT時代のヘッダー・フッターなどまで取り込まれてしまっている。

余計なタグはかつて記事を作成するときに使ったツールによるお作法の違いが原因だったので、HTMLをテキストエディタで開いて、GREP置換して除去。その作業中に、過去の自分の記事に対するリンクが全部切れしてしまうことにも気が付いたので、これらのリンクタグもついでに除去。

ヘッダー類については、HTMLImport2の設定で、どのタグからインポートするかを指定するところがあったので、いくつか試してみていい感じにインポートできた設定で取り込んだ。他にも気になるところがあったのでちょこちょこ手入れしたが、長くなるので省略。


インポートされた記事を見ると、順番がおかしいところがある。昔の旅行を後から追加したりしたやつがおかしくなっている(記事の公開日が新しいので)。記事の公開日をちょこちょこ修正すればよいのだが、手直ししていると気が狂いそうなので、今度は「CSV Export」というプラグインでデータをCSVにエクスポート。日付情報を全部修正して、今度は「Really Simple CSV Importer」というプラグインで記事をインポート。これで順番は治った。


GPSログが表示されない!:


さらに記事をチェックしていくと、GPSログがうまく表示されていないことに気づいた。

かつては、地理院地図の表示用プラグインをindexに組み込んで、記事内でGPXデータをロードさせていたのだが、それがうまく動いていないようだ。もうここまでくると、まず真っ先に「なにかいい感じのプラグインないかなー」であるw

探してみると「WP GPX Maps」というプラグインがよさそうだ。これはGPSの軌跡データだけでなく、高度データもグラフ表示してくれるというなんともしゃれたツールだ。GPXファイルをインポートして、画面に表示されたショートコードを記事に貼るだけという、スペシャルお手軽ツール。

ただ、地理院地図を使っていると、山登りの時のログはいい感じなのだが、街歩きのログはイマイチ見づらい。地理院地図は建物がオレンジ色で表記されるので、市街地だとオレンジ感が強くなってしまい、GPSの軌跡が負けてしまうのだ。データによって表示させる地図を変えることができればよいのだが、WP GPX Mapsは対応していないようなので、別に「Leaflet Map」というプラグインを入れてみた。

これは地図データをStandardMapという見やすい都市地図で表示してくれるので、街歩きのGPSデータもきれいに表示させることができた。ただ、こちらはこちらで記事への貼り付けがちょいと面倒なのがタマに傷。

まぁ、GPSもこれでOK、と・・・。


1ページが長すぎるとよく言われます・・・。:


過去の記事でずっと気になっていたのがウナギの寝床記事が結構多いことだ。以前は文章構成力が低かった(今でも低いが)ので、ひとつのページに多くの情報を詰め込むことを想定しておらず、旅行1日分の記事を1ページにまとめるというスタイルで記事を作っていたのだ。

旅行記をアップするようになってから、他の旅行記サイトの記事に触発されて、旅をしていても記事にできそうなネタを探しながら散策する癖がついてしまったので、あれこれ書きたいことが増えてしまい、このところ1ページの文章量が非常に多くなっている。

当時から、どうにかせねばという思いは持ち続けていたのだが、記事を分割すると並べ替えをしなければならず、その手間が面倒だったので、ずっと二の足を踏んでいた。

が、んなまどぅバンズ、やるなら今だ。ということで記事の分割もやっちゃうことに。

それなりに手間がかかったが、記事の分割も完了し、見た感じはほぼほぼ以前の状態に復旧できた。ここまで2か月くらいかかったが、気になっているところも直しつつ、まぁまぁいい感じのサイトに仕立て上げることができたので、気分的には満足であるw

まぁ、肝心のアクセス数はレンタルサーバー代をねん出するのがばからしくなるくらい少ないので、自己満足でしかないのだが・・・。


どうせなら画像も差し替えちゃえ!:


Luxeritasは画面をロードする際にアニメーションで表示してくれる機能がある。これを設定したらダイナミックなサイトに生まれ変わった。それを気分よくチェックしているうち、画像ファイルのファイル名が気になり始めた。

このサイトはgooブログに開設したのが最初だが、当時はあまり使い勝手の良いブログエディタがなくて、Wordのような使い勝手の「ubicast Blogger」というツールを使っていた。自分はローカル保存している画像を、EXIF情報をもとにしたファイル名に修正して管理しているのだが、その当時にアップロードした画像は、ツールが勝手にファイル名をリネームしてアップしていた。

また、昔撮影した写真はEXIF情報がなかったので、撮影時のファイル名のままになっていて、アップロードされた画像もそのファイル名になっているものがあるのだが、最近「Exif Tool」というツールで、EXIF規格に則らないメタデータから撮影日を抽出できることが分かり、それを使ってローカル側のファイル名を修正したので、こちらもローカルに保存されているファイル名と、Webにアップしているファイル名に不一致が生じてしまっている。


で、何が問題かというと、たまに画像の差し替えが必要になった時に、元の画像を探すのが大変なのだ。今はツールもOpenLiveWriter(OLW)で落ち着いているので、管理のしやすさを向上させるためにファイル名を一致させておきたくなってきたのだ。時間の無駄遣いのような気もするのだが・・・。

どうせ差し替えるなら、掲載する画像サイズもどうせだからもう少し大きいもの(640*480くらい)にしたいと欲が出てきた。もう、こうなったらできるところまでやってみよう、である。時間の都合で掲載できずにいた記事の公開が、ますます先延ばしになってしまうが。


それは無間地獄・・・:


ということで、全ての記事をチェックして掲載されている画像をローカルから探し出し、再度画像補正とトリミング、画像サイズの縮小を粛々とこなしていく。画像のファイル数は旅のぞうりとSIMMで8000枚くらいあって、なかなか死ねる作業だった。多分(というか絶対)、自己満足のためだけの作業だ。コスパでいえば最悪である自信がある。仕事ではお膳立てが悪すぎて絶対に承認が下りないやつだw

テレワークで時間の余裕が生まれなかったら、絶対にやらない作業だと思うが、逆に言うと今やらなければ、二度とやる時間もとれなさそうなので今しかないとも言える。やる必要がある作業なのか、という根本的な疑問は見えていないことにするw

ちなみに、少し前から画像をクリックすると、拡大画像がポップアップ表示されるサイトを見かけるようになったが、調べてみるとあれもプラグインでやっているということだ。「Easy FancyBox」というプラグインらしい。設定も簡単そうだったのでインストール。


それはさておき、無間地獄のような画像準備をどうにか終え、次は無間地獄のような差し替え。記事をOLWで開いて、ひとつひとつ画像を差し替えてアップロード。

話は逸れるが、OLWは英語版しかないのだが、有志によって日本語化されている。もちろん設定してある。一部日本語が怪しいところがあるが、英語のまま使うよりははるかに精神衛生面で優れている。

で、Luxeritasにしてから、記事の呼び出しや更新はちゃんとできるのだが、サイトのテーマが反映されなくなってしまった。今まではサイトテーマが反映された環境で編集していたので、出来映えなどもチェックしやすかったのだが、まぁ編集ができるのだから問題ないっちゃ問題ないとはいえ、真っ白な画面で記事を書いていると仕事をしているようで気分的に萎えるw

どうにかテーマを反映できないか格闘した結果、Luxeritasテーマの場合、トップページの記事一覧をカード型やタイル型に設定していると反映できないらしいことが判明。一度通常スタイルに変更して、OLW側でテーマを更新してやると無事反映してくれた。これで気持ちよく記事が書けるw

近年はSMSが主流である。斜陽化しつつある媒体であるブログは、今後新しい機能の実装が減っていくのではないかと思う。逆に言えば当面はこの環境で使い続けることができるとはずだ。ぶっちゃけ趣味のサイトごときでメンテナンスに追われるのはダルいので、できるだけノーメンテで維持していきたいところだ。

その最もノーメンテで使えそうなツールといえば、目下OLWくらいしかない。というかそれ以外にない。WPに付属しているブロックエディタはなんか使いにくそうでとっつきづらい。だが、そのOLWはもう開発を終えてしまっており、一向に日本語対応しないところを見ると、今後力を入れていくことは考えづらそうだ。

そうなると心配なのが、OSのバージョンアップ等でOLWが使えなくなることだ。最後の砦なのでこれが陥落してしまうと、もう管理画面のエディタで作業するしかなくなる。必要に迫られたら覚えるのかもしれないが、あまりやる気にならない。そうなったらこのサイトも永久凍結だろうなぁ・・・。


なんだこの余計な画像ファイルは。


さて、何本か記事を更新してから、FTPでアップロードされた画像を見ると、元のファイルのほかにthumbとか、解像度らしき数字が付いた画像が複数アップロードされている。どれが実際に使われているのか調べてみると、元のファイルとthumbが付いたファイル以外は使われていないようで、極力シンプルに管理したい自分としては、使わない画像が勝手に作られないようにしたい。

調べてみると、様々な条件でファイルを作っているらしい。閲覧環境に合わせていろいろ気を利かせているようだが、ちょっとおせっかいに感じる。というこで、下記のサイトを参考に不要な画像が作成されないよう設定を変更(全部アップロードし終わる前に気づいてよかった)。

ZIGSTYLEBLOG

Knowledge Base

TECH LIBRARY

notes by SHARESL


延べ4か月の移行作業完了!でもやりたいことはたくさんあり・・・。:


さてだいぶ長くなったが、これで概ね以前の状態への復旧とちょっとしたリニューアルが完了した。だが、やりたいことがあともうひとつある。記事のリニューアルだ。

全ての記事を読んでいる人は(自分以外にいない気がするが・・・)ご存じだと思うが、2014年頃の記事から「です、ます」調から「だ、である」調に書き方を変えている。ブログを始めたばかりのころは「だ、である」調で書くのはなんか偉そうな気がするし、誰かの気に障って炎上なんてことになったら大変なので、おとなしく「です、ます」調で書いていたのだが、ぶっちゃけ面倒くさい。

2014年の記事で思い切って「だ、である」調に変えてから、文章の取り回しがだいぶ楽になったので、過去の記事についても直していきたいという想いがくすぶっているのだ。

が、やり始めたらとてつもない時間を要することが目に見えている。着手するか自分も迷っているのだが、最初期の記事など、文章が拙すぎて読めたものではないので、早く直してしまいたい。

せっかく余裕のある日々が続いているので、今のうちにできるところまでやってみたい気もする。とりあえず手の付けられそうなところから初めてみるか。といっても、いつ完了するかはさっぱり見当がつかない。コロナの終息に伴うテレワークの終了か、業務または身辺多忙な状況に陥るかしたら完遂できないかもしれない。まぁ、ライフワークのひとつとして、くらいに考えておくのが良いのかもしれない。

考えてみたら、サイトを開設してからもう14年経つのか・・・。そのうち5年くらいは更新をサボっていたが。

Posted by gen_charly