宮古島社員旅行【7】(2003/07/21)
再び伊良部島へ:
2003/07/21
ということで宮古島3日目。最終日である。当初の予定では今日1日かけて宮古島の観光をするつもりだったのだが、昨日のエントリのとおり同僚の女子3人を連れて再度伊良部島へ渡ることとなった。
で、昨日回ったところもいくつか再訪することになったため、今日見て回った場所として取り上げることにした。昨日までのエントリで触れるのみで詳細を書いていない場所があるのはそうした理由だ。
今日は昨日とは別の店で手配したレンタカーでの行動である。2度目なのでフェリーターミナルへの道のりもバッチリ。危なげなく昨日と同じ時間のフェリーに乗り込んで伊良部島に渡島。
今日は昨日回ったルートとは逆回りで見残したところを中心に見て回ることにした。
まずは島から東へに5分ほど走った所にあるこの巨岩群。ヤマトブー大岩というヘンテコな名前が付いている。
高くそそり立つ岩山は一番根元の部分が波に洗われてくびれてしまっている。何かの衝撃で容易に倒れてしまいそうな不安定な印象だ。
島の周回道路はこの崖地に道を通すことが出来なかったのか、海上の浅瀬の部分を岩を回り込むように橋を架けて通り抜けている。
牧山展望台:
そこから少し進んで右折すると一頻り急勾配を登らされる。登り切った先が島の最高峰である牧山だ。その一画に牧山展望台がある。
伊良部島も宮古島と同様割と平坦な島なので最高峰と言っても標高はわずか90m弱。ただそんな島だけに周囲に遮るものが何も無く展望台からの景色は島を一望する大パノラマである。
陽射しの関係でホワイトバランスがおかしくなってしまっているが、こんな風景である。
展望台の先は一気に50m以上落ち込むほぼ垂直の崖になっていた。
また、反対側の海岸沿いにはさっき見てきたヤマトブー大岩を見下ろすことが出来る。
海の向こうは宮古島だ。写真のとおりこの辺りは両方の島の距離が一番接近している場所である。伊良部島大橋はこの海峡にかけらたので、今この展望台に立ったら視界の先に長い橋が見えることだろう。
女子共は景色を見て一頻り感動したようだが、その合間合間で職場の愚痴に花を咲かせている。まぁ、そんなもの。
曲元の浜:
女子が愚痴に花を咲かせている間は自分は運転手に徹して会話に口を挟まないようにしていた。ロクなことにならないのが目に見えているからだ。
牧山展望台を後にして次に向かったのが昨日も訪れた渡口の浜。写真は渡口の浜から見た曲元の浜である。渡口の浜は島を代表するビーチであるのに遠景を一枚も撮影していない。何やってるんだろうね。。。
綺麗な海と砂浜、ザ・南の島な風景に女子のテンションが上がった。そうか、展望台で島を眺めてもテンション上げづらいか。
さて、きれいなビーチである。なら海に入るのかと思ったら特に用意していないとのこと。残念w
浜には貝殻が沢山落ちている。それらを一頻り集めて回った。きれいな巻貝の殻なんかも落ちていて、拾って持って帰ろうかと思ったのだが、中からヤドカリが顔を出したので持ち帰りは遠慮した。
通り池:
次に向かったのは通り池。ここも昨日も訪ねているが、伊良部・下地島観光において外すことのできない場所なので再訪。
駐車場から通り池まで写真のような遊歩道があるので、迷わずに池まで行くことが出来るが、途中屋根も何もないので陽射しが強烈である。
地面にぽっかりと開いた穴が2つ。その穴になみなみと水を湛えている。
よく見ると湖岸がかなりオーバーハングしていて、万一転落したらまず地上には戻って来られなさそうな恐ろしい形状だ。
ここは元々海蝕洞だったところが、海蝕の進行により天井が崩落して地上に姿を現したものなのだそうだ。つまりこの池の湖底は海と繋がっている。故に通り池という。
上級者向けのダイビングツアーではその洞窟を抜けてここまでダイビングしてくるものがあるそうで、時たま浮上してくる彼らの姿に遭遇することがあるそうだ。彼らの視線でこの池を眺めたら、地上から見るのとはだいぶ違った風景が見えるのだろう。
遊歩道はまだ先に続いていて、さらに歩いていくと突き当りにもうひとつ、通り池より一回り小さいナベ底と呼ばれる池がある。
手前側はオーバーハングしていないので、こちらは万一転落しても助かる可能性がありそうな感じにも見えるが、通り池に比べてはるかに深い所に水面があるので、まぁそう見える気がするだけだろう。
帰宅後、グーグルの航空写真でこの辺りを見てみたら他にも観光地化されていない池が点々とあるようだ。
付近には入り組んだ小さな入り江がいくつも存在している。湾口にがれきのように転がった岩が見えたりするので、これらもかつては通り池のような海蝕洞だったのかもしれない。
海蝕洞が崩れた際、海岸まで崩れたら入り江、一部だけに留まったら池、という感じで生い立ちは同じような物なのかもしれない。
直射日光の下にずっといると頭がボーっとしてくる。傍らのあずまやに逃げ込むようにして小休止。
日陰に入ると折から吹き付ける風によって汗が引いていく。南国における日陰の重要さを改めて認識。
東屋から何気なく写した写真に帯岩が写っていることに帰宅してから気が付いた。
解像度の低い写真なので分かりづらいと思うが、写真右半分に浮かぶ雲が右で途切れる辺りから真下に視線を送るとクジラのような岩がぽつんと見えると思う。
こんな近くにあるとは思いもしなかった。もう少しちゃんとガイドされてたら見に行ったのになぁ。。。