三都物語【4】(2004/05/02)
六甲山:
六甲山へはケーブルカーに乗って向かおうと思っている。六甲山へ登るケーブルカーの駅は阪急の六甲駅からバスに乗ったところにある。
と言うことで山陽電鉄と阪急を乗り継いで六甲駅で下車。六甲ケーブル下駅へ向かうバスに乗ろうとしたら我々が到着する数分前に出発してしまった後だった。
時刻表を見ると次のバスはだいぶ先になるようだ。六甲ケーブルで山頂に行き、山頂から今度はロープウェイで山の裏にある有馬温泉に降りそこでお風呂、と言うプランを考えているのだが、接続の問題だったかロープウェーの終電の問題だったか忘れたが、次のバスを待っていたら先の計画が破綻するので困惑してしまった。
バス停の前で途方に暮れていたら近くに停まっていたタクシーの運ちゃんから、
「お客さんたち、六甲ケーブル行くん?急いでるならタクシーで連れてったるよ。2人やったら料金もバス代とあんまり変わらへんから。」
と声をかけられた。そっか、タクシーで登るっていう方法もあるのか。タクシーって料金が高いイメージだが、よくよく計算してみると確かに複数名ならそう大きな金額の差にはならない。ちょっと考えれば分かりそうなものだが盲点だった。
ということでそのタクシーに運んで貰うことにした。六甲駅から六甲ケーブル下駅までの間は住宅街の坂道をひたすら登っていく感じだった。次のケーブルカーの便に間に合うよう気にしてくれたのか分からないが、運ちゃんはエンジンをふかし、トロトロ前を走っている車に悪態をついてかなりのハイペースで走ってくれた。運転は荒めだったが。。。で、ケーブルカーの発車時刻に無事間に合った。運転は荒めだったが間に合って良かった。
神戸は日本でも有数の坂の街だ。街を守る天然の要塞のごとく背後に六甲山地が険しくそそり立っていて、鉄道や道路が東西方向に輻輳する海岸沿い以外は殆どが傾斜地である。それがまた神戸を象徴する街の風情ともなっている訳だが、その昔初めて神戸を訪れた時に、道々の傾斜具合に度肝を抜かれたことを思い出す。
そんな場所なので山の上に行くためにはケーブルカーのような乗り物が必要になる。
写真では分かりづらいと思うが、地面に立つのも大変そうな急傾斜をケーブルカーは登っていく。
そして数分の乗車で六甲山上駅に到着。駅のすぐ近くに天覧台と言うビュースポットがあったのでそこへ行ってみた。
まぁ、いい感じにモヤっててロクな景色は見れなかった。やっぱりこういう所へ来るのは冬がベストだよな。。。
2人で記念写真を撮ったりしていたら有馬温泉へ降りるロープウェーの時間になったので再び駅に移動。
ここから六甲有馬ロープウェーの表六甲線と裏六甲線を乗り継いで有馬温泉に向かう。
表六甲線は我々が乗車後半年ほどで休止となってしまった。施設の老朽化によるものらしいがその時のロープウェーの写真を撮っていない。惜しいことをした。
裏六甲線に乗り継いで山を一気に下ると有馬温泉駅。
有馬温泉・南京町:
有馬温泉は日本三古湯のひとつとされ日本を代表する名湯である。折角だからそんな温泉に入りたい。
ロープウェーの有馬温泉駅は温泉街の山手にあり、ここから坂道を暫く下った先に温泉街が広がっている。
温泉街は細い道の両脇に名物の炭酸煎餅を売る店が軒を連ね、古き良き温泉街の風情を残している。有馬温泉の中で気軽に入れる共同浴場は、金の湯、銀の湯の2か所がある。
今回入浴したの金の湯の方だった。理由は忘れてしまったが軒先の雰囲気をみて決めたんだったかな。日本三古湯を名乗るだけあって、赤銅色に濁ったお湯は少し入っただけでぽかぽかになった。看板偽りなしの名湯である。
カミさんは中華街の類が好きらしい。神戸には南京町と言う中華街があり、もちろん行きたいと言っている。
そこで夕食は南京町に繰り出して食べることにした。
有馬温泉には神戸電鉄が乗り入れており神戸市内方面へ行くことが出来る。途中の谷上から北神急行に乗れば三宮駅までそんなに時間はかからないのだが、ローカル線の旅情を味わいたくてそのまま終点の新開地駅まで乗り通した。
それから南京町最寄りの元町駅まで乗って下車。南京町に付いた時には既に20時を回っていた。南京町のメインストリートは夕飯時の混雑もひと段落した後で、いくらかまったりとした空気が漂っていた。
だが、まだ軒を出している屋台も点々とあったのでそれらを冷やかしながら、めいめい食べたいものを食べた。
これで神戸観光は全て終了。このあと宿へ直行する。
今回は鉄旅なので宿を確保している。まぁビジネスホテルなんだが。場所は大阪市内、西中島南方駅の近くにあるホテルミツフという宿だ。ここを2泊押さえており今回の旅の拠点とすることにしている。
と言うのも今回の旅はあまり細かい計画を立てておらず、その場のノリで予定変更もアリの旅程なので散策の終わりが何時になるか分からない。なのでそれぞれのエリアで宿を押さえるよりは1か所に集中させた方が何かと便利だろう判断したからである。邪魔な荷物は宿に置いて行けるしね。ただ今からそこまで移動しなければならないので、それが面倒と言えば面倒だ。
深夜の東海道線で大阪まで移動し宿に着いた時には23時を回っていた。そのままシャワーを浴びてすぐに就寝。