奄美大島上陸【14】(2007/09/22)

土盛海岸:


さて出発。道の駅からは国道58号をひたすら北上。ぼちぼちレンタカーの返車時間が近づいてきている。この先は名瀬の市街までこれといった見どころもないので一気に進んでそのままレンタカーを返却しておくことにした。

車を借りるときに、返車前に空港近くの所定のガソリンスタンドで満タン給油して、レシートにハンコを押してもらってきてください、と言われている。だが、はあそうですか。と素直に従う自分ではない。店から給油先を指定されるときは大抵そのスタンドとレンタカー屋が提携していて、その辺のガソリンスタンドよりも単価が高いことが多いのだ。観光客なら地元の平均単価などわかりゃしない、ということなんだろう。

もちろん自分も島のスタンドの平均単価など知る由もないが、少なくとも指定されたスタンドがヨソより高いんだろうな、ということくらいは想像がつく。なのでスタンドが多く存在する名瀬の辺りで給油した方が安く給油できる筈だ。

つまり一度名瀬で満タンにしておいて、指定の店で最後に給油すれば高いガソリンは少量で済むので多少の節約になる。果たして、名瀬の市街地まで戻ってきた所で見つけたスタンドで満タン給油してみたらリッター145円だった。本土と比べたらそれでも高いが島の平均はこのくらいなのだろう。

 

それからレンタカー屋のある奄美空港の近くまで移動。時計を見ると当初の想定より1時間ほど早く着いてしまった。
そこで少し時間を潰そうということになった。この付近の見どころを探したら、奄美で一番綺麗なビーチといわれる土盛(ともり)海岸が近くにあるようなのでそこに行ってみることに。

カミさんのスノーケリングがちゃんと出来てないフラストレーションがだいぶ蓄積されてきていて、どこか潜れそうなところはないかなぁ、と助手席でしきりにつぶやいている。土盛海岸がスノーケリングに適していそうな場所であることを期待しつつやってきたのだが、

20070922_070_161638

ま、一番綺麗と言っても空が曇っていればこんなもんだ。。。波もちょっと白波が立っていて決して穏やかな状況ではない。水温も相変わらず低くてあまり海に入るのに適していない状況であることは一目瞭然だが、それでもちょっとやってみたいというので、少し時間をとることにした。

だが、やっぱりちょっと水が冷たい。しかも魚もいない。結局10分ばかりで終了であった。なんか今回はスノーケリングの神様が降りてこない。。。

自分らが車に戻った時に丁度若者のグループが駐車場に入って来た。車を降りるなり早々に着替えてはしゃぎながら海岸へと向かって行った。が、自分らが着替えを済ませる頃には早くも戻ってきて着替え始めていたので、彼らもここでの海水浴は無理と判断したようだ。だよね。

 

それから空港の方に戻り、レンタカー屋最寄りの指定スタンドで給油。

20070922_082_173200

会計を済ませてレシートをチェックして驚いた。なんとリッター169円と書かれている。名瀬のスタンドより24円も高い。予想どおりである。いくら何でもぼったくりすぎだろう。。。

事前対策のおかげでここでの給油量は2.5リットル弱で済んだので、被害は軽微だった。

 

鳥しん再訪:


それからレンタカーを返却して、その足で別のレンタカー屋に行き、今晩から明日にかけて借りる車を受け取って宿に戻ってきた。
シャワーで汗と塩気を流したら夕食の時間になった。

まだ名瀬の街中を散策ができていない。せっかくなのでちょっと町中をぶらつきながらどこかで夕食を食べようということで街へと繰り出した。宿泊先は繁華街の目と鼻の先なのでアクセスは楽ちん。

名瀬は奄美大島で一番大きな町だけあって、ほかの地域と比べると随分と賑やかだ。といってもほかの地区を見てきたからそう感じるだけで、関東でいえば銚子とか三島くらいの地方の衛星都市くらいの規模感である。だがこれでも鹿児島で2番目の繁華街だそうだ。

 

ガイドブックを見て、島唄が聞けるというかずみという居酒屋に行ってみることにしたのだが、暖簾をくぐったら店員から満席だと告げられてしまいアテが外れた。
じゃあどこに行こうかなとウロウロしていたら2日目のカヌーツアーの昼食を食べた鳥しんがあった。ツアーの時は車で乗り付けたので所在地がよく分からないままだったのだが、まさかこんな宿の近所だったとは。
一昨日訪問した際には鶏飯を食べたのだが、その際店頭に掲げられていたメニューがなんとも美味そうだった。そのことを思い出してここで食べることにした。なので、今回はこの店の鶏飯以外の料理をいただく。

20070922_088_201715

メインは鶏きじ丼。おかずばかりだとご飯が食べたくなるのでご飯ものとして注文。しかし鶏きじってニワトリなのかキジなのか。

20070922_085_201629

2品目は奄美名物の油ぞーめん。素麺を炒めたもので焼きビーフンのソーメン版みたいな味だった。

20070922_084_201624

焼き鳥各種。鳥を名乗る店だけに焼き加減も絶妙で大層美味かった。しれっと隅のほうに豚足が映り込んでいるが、これはカミさんからのリクエスト。

20070922_087_201706

で、これはヤギ汁。ヤギ肉は臭みが強いと聞いていたのでこれまで食べる機会がなかった、というか避けていたのだが、おススメとなっていたので思い切って注文してみた。

恐る恐る口にしてみたら確かに独特な風味は口に広がったが思ったほどでもない。これなら全然食べられるどころかむしろうまい。

20070922_086_201640

グアバジュース。種がそのまま入っていてタピオカみたいだ。ちょっとピンボケだし飲みかけだが。。。

かようにあれこれ注文してみた訳だが、カミさんはあまり好き嫌いがないので自分が食べたいといった物はなんでも食べたがる。ただその割に小食なので、大抵ちょっとつまんだら後は食べてとなる。
で、それを自分が片付けるので3人前くらいの量を注文すると2人前分くらいを自分が食べることになる。なので腹も膨れるのだが、自分は食べ物を残したらアフリカの恵まれない子供たちが可哀そうだ、と親から何百回も聞かされて育ったので食べ物を残すのが苦手である。よくよく考えたら自分が食べ物を残そうが残すまいがアフリカの子供たちには何の影響もないのだが、まぁ習い性というやつである。

そんなわけで流石に若干過剰摂取となってしまったが、どうにかすべてをきれいに平らげた。もはやおなかが重たい。。。頼む量を考えろ、と言う者はいないね。

腹ごなしを兼ねてその辺を小1時間ぶらついてから宿に戻り、布団に入ったらほどなく眠ってしまった。

Posted by gen_charly